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第二十四話
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シャァァ――――――――――
結伊が声を掛けてくれて良かったかもな…。少しだけ寒気を感じていたしな…。俺はそんな事を考えながらシャワーを浴びる。 結伊は俺を家に招き入れると直ぐ様タオルを持ってきてくれたり、風呂を沸かしてくれた。そして俺が濡れてるからと言って先に入る様に言われたんだ。ホント…美少女なうえに気も利いて優しいなんて男は放っておかないだろうな。 そういえば学校でもよくラブレターを貰ってるみたいだし…そのなかに本命はいるのやら……。 もし…いるんだとしたら今とは関係が変わってしまうだろうな…。おっと、いかんいかん。結伊も早く入りたいだろうしさっさっと風呂上がらないとな。シャンプーを手に取り頭から洗う…。
「せ、聖夜!お、お父さんの服ここに置いとくね」
「…ありがとうな、結伊」
着替え迄用意してくれたのか…
「そ、それじゃあ…私も入る…から」
「おう………」
んっ?返事をしたは良いけど……結伊は何て言ったよっ?聞き間違いだよな?タワシはそこにあるから?風呂をあがる時に風呂掃除してきて欲しいって事か?
ガチャ…
ガチャ? ドアが開き空気が素肌を掠める…。
「ああ、頭を洗って…たんだね」
(タ、タオル巻いてないしっ!?お、おしり…聖夜のおしりが丸見えっ!?ひ、引き締まって…あわわっ…)
結伊の声が浴室に響いた…。
「はあーっ!?ぷはっ…結伊、何で入って…」
俺は慌てて泡が付いた頭を洗い流す…
「だ、だってっ!?そ、それは…お、幼い頃は一緒に入ってたし…」
(い、勢いに任せて突入したけど…せ、聖夜を直視出来ないよぉ~)
そんな幼い頃の話するんじゃないよっ!?慌てるな…慌てるな、俺っ!―確か聞いた事がある。兄妹みたいに育った家庭ではこういう事は日常茶飯事だということを(※どこ情報だよっ)。そしてこういう時って大抵のシチュエーションでは水着?水着着てるんだよなっ!? 頭の泡を洗い流し…
ゆっくりと無心で後ろを振り返る…。
すると視界に入ったのは恥ずかしそうにしながら紅葉の様に顔から首元を染め、明らかに素肌にバスタオル一枚だけ巻いた結伊の姿が… 俺はつい…結伊のその姿に釘付けになってしまい…
「…綺麗だ」
―と、思わず口にしてしまう…
「…ふぇっ!?」
(綺麗!?綺麗って言った!?)
そりゃあ…俺にそんな事言われたらビックリするわな…結伊の目線が定まってないしな…あっ、とうとう顔を両手で隠してしまった…
「あ、あにょね…」
「え~と…何?」
「そにょね…こ、こんな格好になった私がわりゅいんだけど…そんなにしぇいやに見られると恥ずかしいし、ままま、前を隠して欲しいのっ!」
前? あっ…ヤバッ…俺は直ぐ様近くにある洗面器に手にしようと…
ツル~ン!
―って、そんな滑る事あるぅぅぅー!?
「聖夜っ!?」
結伊が慌てて俺の方へと駆け寄り… パラリッ… 巻いていたバスタオルは外れながらも俺を掴もうとしてそのままお互いに生まれたままの姿で抱き合う様な形で床へと倒れ込む…。
ガラガラ…ドシャーン!
洗面器やら石鹸箱等が散乱する音…。
「いっつ…結伊…大丈夫……か?」
「せ、聖夜…は?」
これは…本当にヤバいな…。何がヤバいって素っ裸で結伊が俺に乗っかってるんだぜ?柔らかいモノとか直に当たってるし、お互いの息が掛かり合う程、顔の距離が近い…。こうなるとどうしても結伊を女性として意識してしまう…。 そしてそれは…結伊も同じなんだと思う…。お互いの視線が絡み合い…
「せ、聖夜…あ、あのね?」
「な、何っ?」
「にゃんか…当たって…」
「…それは気にしなくていいからっ!」
「で、でも……あっ!? こ、これって…ましゃか…あぅ…あうあう…」
いや、これは健全な男なら仕方ないべやっ!?
と、とにかく…この状況を何とかしないと…
―ガチャ…
「ちょっと、結伊!今の音は……」
浴室のドアが開くと同時に聞こえたその声は聞き馴染みがある声だった…
「お母さん!?」
「おばさん!?」
「あっ…あ、あなた達…そっ、そこまで進んでたなんて…」
「「こ、これはっ!?」」
「…孫の顔を見れるのも早いかもね♪みんなに知らせなくちゃっ!」
「「ちょっ!?ち、違っ!?」」
「あらあら…邪魔者は立ち去るわね!若いって本当に良いわねっ!」
ガチャ…
そして…浴室のドアが閉まり…慌てて2人お風呂から上がり誤解を解こうするものの誤解が解ける訳もなく…家族中に話が知れ渡るのであった…。
結伊が声を掛けてくれて良かったかもな…。少しだけ寒気を感じていたしな…。俺はそんな事を考えながらシャワーを浴びる。 結伊は俺を家に招き入れると直ぐ様タオルを持ってきてくれたり、風呂を沸かしてくれた。そして俺が濡れてるからと言って先に入る様に言われたんだ。ホント…美少女なうえに気も利いて優しいなんて男は放っておかないだろうな。 そういえば学校でもよくラブレターを貰ってるみたいだし…そのなかに本命はいるのやら……。 もし…いるんだとしたら今とは関係が変わってしまうだろうな…。おっと、いかんいかん。結伊も早く入りたいだろうしさっさっと風呂上がらないとな。シャンプーを手に取り頭から洗う…。
「せ、聖夜!お、お父さんの服ここに置いとくね」
「…ありがとうな、結伊」
着替え迄用意してくれたのか…
「そ、それじゃあ…私も入る…から」
「おう………」
んっ?返事をしたは良いけど……結伊は何て言ったよっ?聞き間違いだよな?タワシはそこにあるから?風呂をあがる時に風呂掃除してきて欲しいって事か?
ガチャ…
ガチャ? ドアが開き空気が素肌を掠める…。
「ああ、頭を洗って…たんだね」
(タ、タオル巻いてないしっ!?お、おしり…聖夜のおしりが丸見えっ!?ひ、引き締まって…あわわっ…)
結伊の声が浴室に響いた…。
「はあーっ!?ぷはっ…結伊、何で入って…」
俺は慌てて泡が付いた頭を洗い流す…
「だ、だってっ!?そ、それは…お、幼い頃は一緒に入ってたし…」
(い、勢いに任せて突入したけど…せ、聖夜を直視出来ないよぉ~)
そんな幼い頃の話するんじゃないよっ!?慌てるな…慌てるな、俺っ!―確か聞いた事がある。兄妹みたいに育った家庭ではこういう事は日常茶飯事だということを(※どこ情報だよっ)。そしてこういう時って大抵のシチュエーションでは水着?水着着てるんだよなっ!? 頭の泡を洗い流し…
ゆっくりと無心で後ろを振り返る…。
すると視界に入ったのは恥ずかしそうにしながら紅葉の様に顔から首元を染め、明らかに素肌にバスタオル一枚だけ巻いた結伊の姿が… 俺はつい…結伊のその姿に釘付けになってしまい…
「…綺麗だ」
―と、思わず口にしてしまう…
「…ふぇっ!?」
(綺麗!?綺麗って言った!?)
そりゃあ…俺にそんな事言われたらビックリするわな…結伊の目線が定まってないしな…あっ、とうとう顔を両手で隠してしまった…
「あ、あにょね…」
「え~と…何?」
「そにょね…こ、こんな格好になった私がわりゅいんだけど…そんなにしぇいやに見られると恥ずかしいし、ままま、前を隠して欲しいのっ!」
前? あっ…ヤバッ…俺は直ぐ様近くにある洗面器に手にしようと…
ツル~ン!
―って、そんな滑る事あるぅぅぅー!?
「聖夜っ!?」
結伊が慌てて俺の方へと駆け寄り… パラリッ… 巻いていたバスタオルは外れながらも俺を掴もうとしてそのままお互いに生まれたままの姿で抱き合う様な形で床へと倒れ込む…。
ガラガラ…ドシャーン!
洗面器やら石鹸箱等が散乱する音…。
「いっつ…結伊…大丈夫……か?」
「せ、聖夜…は?」
これは…本当にヤバいな…。何がヤバいって素っ裸で結伊が俺に乗っかってるんだぜ?柔らかいモノとか直に当たってるし、お互いの息が掛かり合う程、顔の距離が近い…。こうなるとどうしても結伊を女性として意識してしまう…。 そしてそれは…結伊も同じなんだと思う…。お互いの視線が絡み合い…
「せ、聖夜…あ、あのね?」
「な、何っ?」
「にゃんか…当たって…」
「…それは気にしなくていいからっ!」
「で、でも……あっ!? こ、これって…ましゃか…あぅ…あうあう…」
いや、これは健全な男なら仕方ないべやっ!?
と、とにかく…この状況を何とかしないと…
―ガチャ…
「ちょっと、結伊!今の音は……」
浴室のドアが開くと同時に聞こえたその声は聞き馴染みがある声だった…
「お母さん!?」
「おばさん!?」
「あっ…あ、あなた達…そっ、そこまで進んでたなんて…」
「「こ、これはっ!?」」
「…孫の顔を見れるのも早いかもね♪みんなに知らせなくちゃっ!」
「「ちょっ!?ち、違っ!?」」
「あらあら…邪魔者は立ち去るわね!若いって本当に良いわねっ!」
ガチャ…
そして…浴室のドアが閉まり…慌てて2人お風呂から上がり誤解を解こうするものの誤解が解ける訳もなく…家族中に話が知れ渡るのであった…。
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