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第三部

貴族狩り

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 イベントをこなす事にした俺は街は外れへと足を運ぶ。『貴族狩り』のイベントをこなす為だ。たしかこの辺を彷徨いているとイベントが起こったはずだが…

「おいおい…こんなところに貴族様が1人で彷徨いていたら危ないぜ…へへへ」

「そうそう」

「悪い事は言わないから金目の物は全て置いていけや」

「「「「「グヘヘヘヘヘ!!!!!」」」」」

「所詮雑魚が群れただけの事。行くぞ」

 俺は剣を構えならず者の1人に向かい駆け出し相手の懐に入ると一閃。

「ぎゃあ…」

まずは1人。

「おい!コイツ強いぞ!気を引き締めて畳み込め!」

「甘い!」

その場から跳躍。空中からシャドウフレイム!

─ゴオオォォ! 「「「「ギャアアア!」」」」

纏めて何人かを焼き殺し、噴煙に紛れて残りを始末する。

「ばか…な…」

 まぁ、レベル差だな。だいたいシャドウフレイム一発で片はつくがそれでは面白くもないしな。それに今の俺は人を斬る感触が気にいってるのでな。

 俺はコイツラのアジトに向かいそこに居た2人を斬り殺し貯めてあった宝は全てアイテムボックスへ。終わって帰ろうかと思っていたら布袋に包まれた何かが動いている。

「なんだ?シャドウフレイム!」

布袋だけを燃やす様に調整。中から出てきたのは10歳位の子供だった。縛られて居たので縄を解き口ぐつわもとってやる。こんなイベントは知らないぞ。

「喋れるか?」

「うん、お兄ちゃんは誰?」

「俺はコイツラを殺しに来た者だ、お前はどうしてここに?」

「分からないの」

「分からない?」

「うん、なんでここにいるのかも知らないの」

「親は?」

「う~ん、分かんない」

「行く宛がないのか?」

「うん」

「チッ、しょうがない、一緒に来て俺の屋敷に住むか?」

「うん」

「分かった。屋敷にはリンという俺の女がいるからリンから色々教えて貰え。それとリンは妊娠しているから手伝いを頼む!出来るか?」

「うん、やる」

「そういえば名前はわかるか?」

「う~ん、知らない」

「んじゃ、今日からそうだなぁ、シズルでどうだ?」

「うん、私シズル」

「じゃあ行くから手を」

「うん」

シズルの手を掴み屋敷へと転移。シズルはリンに預け、俺はまた屋敷を後にした。
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