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第二部

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「ああっ!目が目がぁぁ!」

「ほら、見てみろよ!リュウセイ。お前の父親がもうすぐ死ぬぞ!」

「んがっ、お、お前がセイヤなら、お前の父でもあるだろ!俺は兄だぞ!」

「黙れ!毎日の様に俺をサンドバッグみたいに扱ったのも忘れたのか?こういう風に!」

『ゴスッ!』
「ゴホッ!」

『ゴスッ!』
「ゲボォ!た、頼む、もう、止めてゴホォ!」

「おっ!面白い事考えたぞリュウセイ!」

俺は火力を調整し、シャドウフレイムで下半身に着ている物を焼き付くす。

「こ、今度は、な、何をする気なんだ!頼むからもう止めてくれ!俺が悪かったから!」

「おいおい!粗末なモノをぶら下げているな」

鉄の剣を取り出し高温に刀身をあげる。

「感謝しろよ!熱消毒してやったぞ!」

「頼む、止めてくれー!」

構わず男性器を斬り落とす。急所なので痛みも相当だったのだろう気絶。そして斬り落とした部分を焼いて血止め。

「があぁぁぁーああぁぁぁうああぁー!」

「起きたか。ほら、男の証が無くなったぞ。クックッフハハハハハハハハ!」

「…う…あ………ぁ…もう殺し…て」

「まだだぞ!次はもう1つ残っている目を頂こうか」

「おでがいだぁぁあ、もうぃやだぁあ!」

「ほら!今度はこのピックで素早く目を刺して引き抜いてやるさ!行くぞ!」

『ヒュッ!』
『プッ!』
『ブチッ!』

「ガァァアアアアア、目が、俺の目ぐあぁぁ!何も見えない、つぅ、真っ暗だ、誰か!誰かぁぁ!」

俺がキャプチャーを解くと地面を擦りながら俺から距離をとろうとするので右足を剣で膝から下を斬り落としてやる。

『ザシュッ!』

「痛い痛い足があぁぁぁーお、れのあ、しぃぃいあああぁぁ!」

尚も這いずり逃げようとするリュウセイの右腕、左腕をギロチンを落とすかの如く斬り落とす。

「おい、もう逃げないのか?ああ、そんな身体じゃ逃げられないよなぁー!アッハッハ」

意識が遠くなっているのだろう。

「あ…ぅ……あ…」

を繰り返すのみ。終わりだな。

「じゃあな、兄だった者よ、永遠に…」

 頭に剣を突き刺し兄だったものは動かなくなる。俺は剣を引き抜き振って血を払い兄だったモノと父だったモノを燃やした。

魔法を解き自宅に戻った俺は自室に残っていた私物、あいつらが持っていた金をアイテムボックスに入れ自宅に火を着ける。

 自宅が見える近くのマンションの屋上から燃え盛る自宅を燃え尽きる迄眺めていた。
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