17 / 82
第一部
妹
しおりを挟む
露店への買い出し。商品を見て回る。ふと視界に入る見慣れた顔。
俺は目を疑った。何度も目を擦りもう一度見る。ソイツは消えない。拳を固く握り締める。爪が肉に食い込み血が垂れて来る。痛みがあるのだ。間違いない。どうやってこの世界に来たのかは分からない。だが奴の顔を見る度、された事に対する憎しみが怒りが次々に沸いてくる。
落ち着け。まずはあいつにもレベルがあるのか確認するのが先決の筈…落ち着け。息を整えろ。俺は復讐の為に生きているんだろ!
「ふぅ、ふぅ…『ステータス』」
───
ジュンコ・オオスギ
level 1
❬職業《ジョブ》❭地球人
───
レベルは1、スキルは無い。ジョブに関してはそのままの姿で来たからだろう。
キャラメイクされていたら分からなかった。神がいるのかは分からないが感謝しよう。悪役らしく悪魔に感謝した方がいいか?
とにかく1人目に復讐する機会をくれてありがとうと…
そして2人の存在が認識されない様になる魔法をジュンコにされた事を思い返しながら解き放つ「『プレベント』!」空間が2人だけを包み込む。
*****
「流星《りゅうせい》兄さんはカッコいいのにあんたは何なのよ!気色悪いったらありゃしない!」
「近くに来ないで臭いから」
「早く死んでくれない!あんたがいると友達も連れて来づらいのよ!」
毎日毎日ジュンコからの罵倒は当たり前だった。俺の家族は俺以外見た目は良かった。
物心ついた時には両親からは名前すら呼ばれた事はない。両親と兄貴からは殴られ妹からは罵倒。食事も酷い物だった…目の前であいつらは美味しい料理、高級な料理を見せびらかす様に食べていた。俺には残り物、腐った物、最後に貰った料理はそこら辺の草。
そんな辛い毎日でも必死に生きた!死ぬ勇気すら前世の俺には無かったからだ。
中学を卒業してからは人に会わないですむバイトを探して金を稼いだ。仕事は探せば色々ある。家から出る為の金が欲しかったからだ!
…思い返してみるとジュンコ以外も必ず出てくる嫌な人生だな。ジュンコにだけ絞ると稼いだお金を勝手に取る事、罵倒、親の金を盗み俺のせいにしたこと。殺されるには十分な理由だろ?
*****
「もー今度は何よ!これゲームの筈でしょ。妙に全てがリアルだし…さっきつまづいて転んだ時本当に痛い気がしたし、挙げ句さっきまでどっかの街の人混みにいた筈なのになんか急に消えたし最悪なんですけど~!」
「おい」
「!?…びっくりするじゃない!何、何かのイベントが始まったの?ログアウト出来ないし、やるんじゃなかったこんなクソゲー!」
「『キャプチャー』!」
「何よ!何よ!何、この変な鎖は…離して、離しなさいよ!もー」
「黙れ!ジュンコ!」
「あれ、私…自分の名前入れたっけ?」
「ここはゲームの世界であって現実だ!」
「ハイハイ!そういう設定なのね。スキップはどこよスキップは!」
「馬鹿には言葉だけでは分からないか?」
俺は弓矢を取り出し左足の甲に向かって放つ
『ピシュっ』
「!?…痛い痛い痛い何でゲームなのに痛いのよー…グスッ」
「分かったか?ジュンコ。現実なんだよココは!」
「ウ、ウッ、現実でも何でもいいから離して!もう私は帰るの!帰りたいの…グズっ」
「帰りたいなら今から言う質問に答えろ!お前はどうやってここに来た?」
「ウ、ウッ、現実でも何でもいいから離して!もう私は帰るの!帰りたいの…グズっ」
「帰りたいなら今から言う質問に答えろ!お前はどうやってここに来た?」
「ううっ、知らないわよ!そんなものこっちが聞きたいわよ!」
「チッ、この世界に来る直前の事を答えろ!答えないなら右足の甲も射貫く!」
「…死んだ馬鹿の部屋に置いてあったのよ!クラスでこのゲームが流行っていたから、グスッ…なのに、頭に装着したとたん急にゲームが始まって街に居たのよ!ついさっきの話よ!ううっ…」
(…やっぱり向こうの俺は死んだんだな…分かってはいたがやはりショックなもんだ…しかしコイツの話では俺のVR機を使ったみたいだが俺のだからこっちに来れたのか?不味いな、向こうに早く行かないと俺みたいに力を持ったら厄介だし、キャラメイクされてたら見付けるのは無理だ)
「ちょっと聞いてるの!言ったんだから帰しなさいよ!ううっ、足が痛むんだから」
「うるさい。相変わらず俺のモノを盗んだお前の自業自得だろうが!」
「俺のモノって何よ!これは…」
「…セイヤ…オオスギセイヤの持ち物だろ!」
「…何でよ、あんたが何で馬鹿の名前を?」
「姿変わってて分からないだろ、俺がセイヤだよ。お前にずっと金取られたり罵倒されてた!」
「嘘よ!何よこのゲーム、あんな糞の話をするゲームなんておかしいわ!…そうよ!あいつが作って私に幻を見せているのよ!」
「まぁ、普通信じられない、か。お前が理解する迄俺が受けた痛みをお前に分けてやるさ!あ~楽しみだ」
俺はジュンコの右手首を掴み、
「何すんのよ!触んないでよ!」
「そうそう。ジュンコ知ってるか?昔何かで見たか聞いたかした事なんだが、お前はこの手で俺のモノを盗んだだろ?だからこんな手はいらないよなぁ~『ニヤッ』」
「えっ?」
アイテムボックスから園芸用のハサミを取り出した。商人が持っていたものだ。俺が有効に使ってやる!
ハサミで小指を挟みゆっくり切っていく…
「嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘『ブシュッ』いやぁー痛い痛い痛い痛い痛い、止めろー止め、『ゴリュッ』指が私の小指がぁぁ痛『バツン』ああわーぁぁ痛いよー」
「おいおいおい、まだ1本目だし、ここはゲームの世界なんだろ?クックックッ」
「もー痛いのは嫌ー信じ、信じるから!もーやめ『バツン』いぎゃーぁぁぁあ『バツン』ぁぁうおでがい、『バツン』う『バツン』」
「ほら、見てごらんよジュンコ、指が無くなって綺麗になったぞ!まだまだ先は長いから血が無くなってしまわないよう焼いてやる」
『ジュー…ジュッ…ジュッジュッ…ジュッ』
「あああぁあぁ──────────っ」
『シャドウフレイム』で焼いて止血。うんうん。完璧だな!
「もー…おでがいですがら止めて、うう」
「金を盗んだお前に俺は言ったよなぁ、止めろと。その時のお前は何て言った?」
「…ううっ…」
「あんたのモノじゃない。あんたのモノはこの家には無いの!私のモノよ!って言ったんだぜ!一字一句俺は覚えているぞ」
「本当にセイヤ、お兄ちゃんなのね?」
「名前もそうだがお兄ちゃんなんて呼ばれた事ないけどな」
「お兄ちゃん、わ、私が悪かったの。ううん、リュウ兄が…リュウ兄から命令されてたの!だから私は…」
「そんな嘘誰が信じるんだ?心配しなくてもちゃんとリュウセイのクソにも報いは受けさせるに決まっているだろうがぁ!」
俺は目を疑った。何度も目を擦りもう一度見る。ソイツは消えない。拳を固く握り締める。爪が肉に食い込み血が垂れて来る。痛みがあるのだ。間違いない。どうやってこの世界に来たのかは分からない。だが奴の顔を見る度、された事に対する憎しみが怒りが次々に沸いてくる。
落ち着け。まずはあいつにもレベルがあるのか確認するのが先決の筈…落ち着け。息を整えろ。俺は復讐の為に生きているんだろ!
「ふぅ、ふぅ…『ステータス』」
───
ジュンコ・オオスギ
level 1
❬職業《ジョブ》❭地球人
───
レベルは1、スキルは無い。ジョブに関してはそのままの姿で来たからだろう。
キャラメイクされていたら分からなかった。神がいるのかは分からないが感謝しよう。悪役らしく悪魔に感謝した方がいいか?
とにかく1人目に復讐する機会をくれてありがとうと…
そして2人の存在が認識されない様になる魔法をジュンコにされた事を思い返しながら解き放つ「『プレベント』!」空間が2人だけを包み込む。
*****
「流星《りゅうせい》兄さんはカッコいいのにあんたは何なのよ!気色悪いったらありゃしない!」
「近くに来ないで臭いから」
「早く死んでくれない!あんたがいると友達も連れて来づらいのよ!」
毎日毎日ジュンコからの罵倒は当たり前だった。俺の家族は俺以外見た目は良かった。
物心ついた時には両親からは名前すら呼ばれた事はない。両親と兄貴からは殴られ妹からは罵倒。食事も酷い物だった…目の前であいつらは美味しい料理、高級な料理を見せびらかす様に食べていた。俺には残り物、腐った物、最後に貰った料理はそこら辺の草。
そんな辛い毎日でも必死に生きた!死ぬ勇気すら前世の俺には無かったからだ。
中学を卒業してからは人に会わないですむバイトを探して金を稼いだ。仕事は探せば色々ある。家から出る為の金が欲しかったからだ!
…思い返してみるとジュンコ以外も必ず出てくる嫌な人生だな。ジュンコにだけ絞ると稼いだお金を勝手に取る事、罵倒、親の金を盗み俺のせいにしたこと。殺されるには十分な理由だろ?
*****
「もー今度は何よ!これゲームの筈でしょ。妙に全てがリアルだし…さっきつまづいて転んだ時本当に痛い気がしたし、挙げ句さっきまでどっかの街の人混みにいた筈なのになんか急に消えたし最悪なんですけど~!」
「おい」
「!?…びっくりするじゃない!何、何かのイベントが始まったの?ログアウト出来ないし、やるんじゃなかったこんなクソゲー!」
「『キャプチャー』!」
「何よ!何よ!何、この変な鎖は…離して、離しなさいよ!もー」
「黙れ!ジュンコ!」
「あれ、私…自分の名前入れたっけ?」
「ここはゲームの世界であって現実だ!」
「ハイハイ!そういう設定なのね。スキップはどこよスキップは!」
「馬鹿には言葉だけでは分からないか?」
俺は弓矢を取り出し左足の甲に向かって放つ
『ピシュっ』
「!?…痛い痛い痛い何でゲームなのに痛いのよー…グスッ」
「分かったか?ジュンコ。現実なんだよココは!」
「ウ、ウッ、現実でも何でもいいから離して!もう私は帰るの!帰りたいの…グズっ」
「帰りたいなら今から言う質問に答えろ!お前はどうやってここに来た?」
「ウ、ウッ、現実でも何でもいいから離して!もう私は帰るの!帰りたいの…グズっ」
「帰りたいなら今から言う質問に答えろ!お前はどうやってここに来た?」
「ううっ、知らないわよ!そんなものこっちが聞きたいわよ!」
「チッ、この世界に来る直前の事を答えろ!答えないなら右足の甲も射貫く!」
「…死んだ馬鹿の部屋に置いてあったのよ!クラスでこのゲームが流行っていたから、グスッ…なのに、頭に装着したとたん急にゲームが始まって街に居たのよ!ついさっきの話よ!ううっ…」
(…やっぱり向こうの俺は死んだんだな…分かってはいたがやはりショックなもんだ…しかしコイツの話では俺のVR機を使ったみたいだが俺のだからこっちに来れたのか?不味いな、向こうに早く行かないと俺みたいに力を持ったら厄介だし、キャラメイクされてたら見付けるのは無理だ)
「ちょっと聞いてるの!言ったんだから帰しなさいよ!ううっ、足が痛むんだから」
「うるさい。相変わらず俺のモノを盗んだお前の自業自得だろうが!」
「俺のモノって何よ!これは…」
「…セイヤ…オオスギセイヤの持ち物だろ!」
「…何でよ、あんたが何で馬鹿の名前を?」
「姿変わってて分からないだろ、俺がセイヤだよ。お前にずっと金取られたり罵倒されてた!」
「嘘よ!何よこのゲーム、あんな糞の話をするゲームなんておかしいわ!…そうよ!あいつが作って私に幻を見せているのよ!」
「まぁ、普通信じられない、か。お前が理解する迄俺が受けた痛みをお前に分けてやるさ!あ~楽しみだ」
俺はジュンコの右手首を掴み、
「何すんのよ!触んないでよ!」
「そうそう。ジュンコ知ってるか?昔何かで見たか聞いたかした事なんだが、お前はこの手で俺のモノを盗んだだろ?だからこんな手はいらないよなぁ~『ニヤッ』」
「えっ?」
アイテムボックスから園芸用のハサミを取り出した。商人が持っていたものだ。俺が有効に使ってやる!
ハサミで小指を挟みゆっくり切っていく…
「嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘『ブシュッ』いやぁー痛い痛い痛い痛い痛い、止めろー止め、『ゴリュッ』指が私の小指がぁぁ痛『バツン』ああわーぁぁ痛いよー」
「おいおいおい、まだ1本目だし、ここはゲームの世界なんだろ?クックックッ」
「もー痛いのは嫌ー信じ、信じるから!もーやめ『バツン』いぎゃーぁぁぁあ『バツン』ぁぁうおでがい、『バツン』う『バツン』」
「ほら、見てごらんよジュンコ、指が無くなって綺麗になったぞ!まだまだ先は長いから血が無くなってしまわないよう焼いてやる」
『ジュー…ジュッ…ジュッジュッ…ジュッ』
「あああぁあぁ──────────っ」
『シャドウフレイム』で焼いて止血。うんうん。完璧だな!
「もー…おでがいですがら止めて、うう」
「金を盗んだお前に俺は言ったよなぁ、止めろと。その時のお前は何て言った?」
「…ううっ…」
「あんたのモノじゃない。あんたのモノはこの家には無いの!私のモノよ!って言ったんだぜ!一字一句俺は覚えているぞ」
「本当にセイヤ、お兄ちゃんなのね?」
「名前もそうだがお兄ちゃんなんて呼ばれた事ないけどな」
「お兄ちゃん、わ、私が悪かったの。ううん、リュウ兄が…リュウ兄から命令されてたの!だから私は…」
「そんな嘘誰が信じるんだ?心配しなくてもちゃんとリュウセイのクソにも報いは受けさせるに決まっているだろうがぁ!」
0
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる