上 下
3 / 82
第一部

ギルド

しおりを挟む
 仲間を探しに…嫌、俺の駒になる者を探す為にギルドに来ている。ギルドは街の入り口付近にある建物でいわゆる冒険者が集まる場所。カウンターになっている受け付けでは仕事や依頼の斡旋、パーティーメンバーの紹介、報酬の受け渡しが可能。掲示板には依頼書が貼られており剥がして受け付けに持って行く事でも依頼を受けられる。又、酒場もあり飲んでいる冒険者達もちらほら見られる。

掲示板の依頼書を確認…

 その中の1枚に目を付ける。
街からそう遠くない東の森にボアキングが出没。討伐依頼が出ている。

───

・ボアキング
─巨大な猪形のモンスター。
体長約5メートル前後。
巨体を活かした突撃を好む。
鋭い2本の牙、鋭い爪に注意!

東の森を荒らしている為討伐依頼。
報酬はスキル、ステータスの巻物。

───

 報酬のスキルについて簡単に説明すると対象者のステータスが使用者のレベルに応じて分かるというもの。いつの時代も情報は命だ。
俺はこの依頼を受ける事にする。依頼書を取ろうと手を伸ばす。

「あら、貴方《あなた》もその依頼を受けるのかしら?」
─俺は声のする方へ目線を向ける。
「……」
─黒髪ロングの顔立ちが良い細身の女性。
胸はリンがBだった筈だからC位か?

「ちょっと聞いてるの?」

「嗚呼、すまない。聞こえているよ。君と会った事があるか考えていたら言葉が出なかった」
─俺は攻略情報を思いだす…

 間違いない。ヒロインキャラの1人カスミ。
ギルドの掲示板でランダムに出会えるキャラでサポートキャラとして戦闘面で非常に優秀。見た目も和風で袴みたいな服も人気。確か初期レベルは10前後だった筈!
(決めた!コイツを眷属化して俺の駒にする)

「会ったのは今日が初めての筈よ。もしかしたら何処かですれ違ったりはしたかもしれないけど。それでその依頼受けるのかしら?」

「嗚呼、受けようと思っていたところだ」

「…貴方のレベルがどれ位かは分からないけど1人では危険よ」

「俺のレベルは10なんだが1人ではやっぱり厳しいか?」

「そうね。私もまだ11だけどパーティーを組んでるから。ほら、あそこで食事している2人が私の仲間よ!幼なじみなの私達」
─指し示す方に目線を向けると男が2人食事をしている。確か短髪細身の方がカスミの想い人で同じく短髪でガタイがいいのが只の幼なじみだった筈。確か2人共カスミに惚れていた筈だ!

「良かったら私達とパーティーを組んで依頼を受ける?」

「そうしてくれると助かる」

「それじゃあ紹介するから付いて来て。あっ、私はカスミよ!」

「セイヤだ。」


────

「おっ、またカスミのいらないお世話が始まったか?」

「カスミのお人好しな性格せいだな…」

「何よ2人共、1人で依頼を受けようとしてたから声を掛けただけよ」

「分かってるよカスミ。それでそっちのは俺達と依頼を受けるという事で良いのか?」

「セイヤだ。ジョブは。弓を使う。どうか宜しく頼む」

「俺はライ。カスミと同じく刀を使う。こっちのガタイがいいのがヒューズ、皆ジョブは平民だが宜しくな」

「ヒューズだ、俺は見た目通り斧を使う宜しく」

「簡単な自己紹介も終えた事だし食事が終わったらすぐに出発しましょう」

「「ああ!」」「分かった」


***

 食事を終えた俺達は街を出て東の街道を進む。途中出てくるモンスターはライとカスミが前に出て討伐。ヒューズと俺は援護に回る。弓を構えながら3人の動き、クセを観察。動きをじっくり把握した俺は仕掛ける準備を始める。

────

 東の森が見えて来た。ボアキングが出没するのは森の奥。

森に入ると同時に気配を確認。

俺達意外に森に人は居ない。

 途中から獣道に入り少し進んだところで生物の気配が無い場所で俺は仕掛けた!

「『キャプチャー』!」

3人を後ろから不意打ち気味に拘束。

「何だ?」「何?」「あ?」

 俺はもう次の行動に移っている。まずヒューズに近付き首を斬りつけ心臓を一刺し。

 ゆっくり鋼の剣を引き抜く。(これで邪魔者は居ない)

「おい!お前何をやってやがる!コイツをほどけ!ほどけ!よくもヒューズを!」

「いやぁぁぁ…ヒューズ…ヒューズ!」

次いでカスミに近付き首筋に剣を添える。

「ひっ…」

「動くな!」

「カスミから離れろクソ野郎!カスミに手を出したら必ずお前を殺してやる!」

「『スレイブ』!」

─準備は整った。

「ライ…カスミの命が惜しかったら俺の眷属になれ!カスミお前もだ!ライの命が惜しければお前も眷属になるか選べ!」

「誰がヒューズを殺したお前の眷属になるかぁ!!」

「う…ぅ…ライ…」

弓を取り出しライの右太ももに矢を射る!

『ピシュッ』

「がぁぁぁぁあ…」

「う…ぅ…ライ…ライによくも」

「次は無い。ライの頭を射貫く!カスミお前から選べ!」

「!?…わ、私は…」

「カスミ寄せ!寄すんだぁ!」

「ぎゃあぎゃあうるさい!今はカスミに聞いているんだ。少し黙ってろ!」
『ピシュッ』
─イラついた俺はライの左肩を再度弓で射る


「ぐぐっぅ…分かった……お前の眷属に…なる…」
─ライの首にも魔法の首輪が顕現。

「今から貴様ら2人俺の命令に逆らう事は出来ない。俺に危害を加える事は出来ない。お前ら2人共勝手に死ぬ事は出来ない。」
─2人の首輪が発光!
(これで2人共俺の言いなりだな……ニヤッ…良い事を思い付いた!絶望を与えてやる!)

キャプチャーの魔法を解きライに命令。

「ライ…命令だ。その場で待機。カスミから目を逸らすな」

「カスミ命令だ。下を全部脱いで四つん這いになれ」

「えっ!?」
─命令通り身体は勝手に服を脱ぎ始める…

「ぃやぁ……ライ…見ないで…」
─2人共俺の命令通りに強制で動く。本当に良い能力だ。

 俺も下を脱ぎ準備するいきり立った肉棒が姿を現す…カスミは何をされるか分かったのだろう…顔を真っ青にして泣きながら懇願する。ライも同じだな…

「頼む…止めてくれ…何だって俺がする!」

「お願い…嫌、嫌よ…お願いだから…それだけはしないで!…お願い!止めてぇぇー」

「まずはカスミの唇から味わってやる!有り難く思えよ!クックックッ」

「んんッ……んぁ…ぉねがぃ…んっ…やめっ…んんっ……っ…」

 俺はライに見せ付ける様にカスミの想い人の前で唇を奪い見せ付ける。

「お願いだぁぁ…止めてくれ…ああ、カスミ…」


「良いぞ!このシチュエーション凄く興奮する!もういい。濡れていようが濡れていまいが挿入れるぞ!中で出せば潤滑油になるしな!」

 俺は四つん這いのカスミの秘部に肉簿の先を宛がう。まだ濡れていないので巨大な俺の肉棒に唾を垂らしカスミの秘部と擦り合わせる。

「良い声で鳴けよ!カスミ」

「お願い止めて…止めてーー!」

カスミの未開通の膣を肉棒が無理矢理推し拡げていく。膣の中はかなりキツキツだ。

「あ、ああ、入って来てる!お願いお願いよー!何でもするからそれ以上奥に淹れないでぇぇぇ───!」

 先端が膜を捉えた。カスミの腰を力強く掴み一気に挿入。膜を破った感触が、肉棒の先端、亀頭が膣奥に到達した瞬間が分かる。

「…かはっ、痛い痛いよ…ライお腹が痛い、お願い抜いてェー、痛くて堪らないの」

「関係ない破瓜の痛みだ。忘れられない痛みにしてやる!」

──パン!パン!パン!パンパンパンパン!

「痛い痛い痛い…アッ!お願い、早く…早く終わってぇー」

「良いだろう!1度出してやる。俺は何回でも出来るからな!ライ、貴様も良く見ておけ」

「あ、ああ、カスミ、カスミが犯されて…」

 これでもかという位肉棒をストロークさせ腰をカスミに打ち突ける!

「ぐっ、カスミ逝く逝くぞーお前のマンコに種付けしてやる!」

「ァッ、んんっ…お、お願い中には、中には…出さないで…」

「うっ…出る出る出るぅー!」

「ぃゃあー」

───ビュルビュル!ビュッ!ビュッ!ドビュッ!

「あ、ああ、あ…で…て…るぅ」

「まだだぞ。カスミ続けるぞ!」

「そ…ん…なぁ…」

俺はカスミを犯し続けた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!

やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり 目覚めると20歳無職だった主人公。 転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。 ”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。 これではまともな生活ができない。 ――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう! こうして彼の転生生活が幕を開けた。

ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり

柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日―― 東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。 中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。 彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。 無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。 政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。 「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」 ただ、一人を除いて―― これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、 たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

処理中です...