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第一部

転生

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おい…ヤバイよ、あ…あいつ死んだんじゃないか?」
「嘘でしょ?…」
「お前があいつを突き落とすから…」
「うるせぇよ!どうせここからなら勝手に落ちて死んだと誰でも思うに決まってるだろ?黙ってりゃバレやしねぇよ!」
「で…でも」
「でもじゃねぇんだよ!お前らもどうせ共犯だからな。分かってるだろ?」
「あ…嗚呼…」
「さぁ、行くぞ。見られたら困るからな」
「「「ああ」」」「「「うん」」」

─────
奴らが立ち去っていく…俺はそれを空中から見ている事しか出来ない。多分、俺は奴らに殺された。ずっとあいつ等にイジメられこき使われた挙げ句命を奪われる。世の中理不尽だ。唯一俺の生き甲斐だったVRのゲーム。あんなゲームの世界なら俺も生き方を変えられただろうか?ゲームみたいにレベルが上がればあんな奴らに屈せずに済んだだろうか?

『ジ…ジッ…ジジッ……』

変な音と共に目の前にブラックホールの様なモノが現れ俺の体が粒子みたいになり少しずつ吸い込まれていく!

嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…

俺はこのまま死にたくない。奴らだけのうのうと生きて俺は死ぬなんてそんな事絶対に認めない!認めてたまるか!あいつ等に復讐する迄は…1人残らず殺す迄は……

必ず殺してやると腹から沸き上がる憎悪と共に、俺は全てを闇に呑まれたのだった。


***

「殺してやるぅ!」

心からの叫びと共に飛び起きる…意識がゆっくりと覚醒する。

「俺は助かったのか?」

辺りを見渡すが俺の部屋ではない。かといって病院でもない。部屋には窓が1つ。明るい事から今は昼位か?タンスに机、椅子、姿見の大きな鏡、俺が今腰掛けている大きなベッド。ゆっくりベッドから離れ窓に近付く。

「何だ?」
窓にうっすら写る姿が自分ではない。鏡の前に移動…そこに映っているのは俺ではない。イケメンだ。
黒髪ショートの少し影があるような細身の男性。だが誰だか分かる。何故なら俺がしていたVRでキャラメイキングしたキャラクターそのものだ…

「VRの世界に転生…したのか?」

このVRゲームは始めるとまずキャラメイキングから始まり最後に職業ジョブを決める事になる。物語に出てくるキャラのジョブは特殊な物が設定されている時があるがプレイヤーが選べる最初の職業ジョブは、国王、兵士、貴族、悪役貴族、平民の5つ。この中から1つ選んで始める訳だがそれぞれ特徴がある。国王は伝説の武器の扱いと光魔法に優れ、兵士は剣や槍等武器の扱い各種魔法、貴族は財政と各種魔法、平民は各種能力と武器の扱い及び各兵士は剣や槍等武器の扱い各種魔法、貴族は財政と各種魔法、平民は各種能力と武器の扱い及び各種魔法に優れている。俺が選んだのは悪役貴族。各種魔法に加え唯一闇魔法が使える。レベルが30を超えると覚えるこの3つの闇魔法がヤバイ!

まず人避けの魔法『プレベント』。この魔法はどんな場所でも対象者と2人になる空間を作り出す。他が干渉出来ないうえに認識出来ない空間。

2つ目は捕縛の魔法『キャプチャー』。魔法の鎖を作り出し意のままに操る。鎖の強さはレベルに比例。

3つ目は奴隷眷属の魔法『スレイブ』。眷属化出来るのは自分よりレベルが20以上低いという事に加え対象者が承諾した場合のみ眷属化出来るという条件付きの魔法。

この3つを覚えてレベルを上げるとこの職業《ジョブ》は劇的に強さが変わる!まずは落ち着いて確認だ。

「ステータス」

「ステータスオープン」

─何も表示されない…VRの世界ではないのか?夢ではないハズ。VRの時は強さを確認するにはどうしてた?

職業カード?

職業ジョブカード」

目の前にステータスが表示される!

───

セイヤ・オオスギ

level     33

職業ジョブ

悪役貴族

❬スキル❭

闇魔法

・シャドウブレード
─闇の魔力で作り出す闇の剣。自由自在に好きな形に生成出来る。

・シャドウフレイム
─闇の炎で攻撃。

・シャドウアーマ
─闇の魔力を体に纏う。

・プレベント
─自分と対象者を隔離する空間を生成

・キャプチャー
─魔法の鎖を生成。意のままに操る事が出来る。

・スレイブ
─自分よりレベルが20以上、かつ対象者が承諾した場合眷属化する事が出来る。眷属化した場合死ぬまで解けることはない。

───

ステータスを確認した俺はVRの世界に転生した事を喜びつつ思案する。
各種魔法はこれから覚えればいい。他のスキルも同様。せっかく転生出来たのだから死なない様にレベル上げも急務だな。後はあちらの世界に戻れる方法を探してあいつ等を必ず殺す!

『トントン』
「セイヤ様。リンです。ギルドからの手紙ををお持ちしました」

「入れ…」
「失礼します」

ドアを開け入って来たのは平民のリン。エメラルドの様に綺麗な緑色の髪を後ろに1つに纏めた可憐という言葉が似合う17歳の少女、このVRのヒロインキャラの1人だ。

自分が住む場所に配置出来るヒロインキャラの1人。幼なじみの男の子と両想いだがお互いに気持ちを伝えられないでいる。家族の為働く場所を探している所をスカウトする事で自分に仕えてくれる様になる。ヒロインにする為には数々のイベントをこなさないといけない。俺はまだスカウトして働いて貰ったばかりのところだった。

「ギルドから手紙が届いていますのでお持ちしました」

リンが近寄ってくる。手紙を受け取ると同時に甘い香りが鼻孔を擽《くすぐ》り理性を削ぎ落とす。

「どうかされましたか?」
─この笑顔が俺の胸の高鳴りを激しくしていく。股間に血が集まり勃起するのが分かる。

(嗚呼…ここは俺にとってもう現実なんだ!俺は前世の様に何も出来ない俺ではない。この悪役貴族のジョブで俺は欲望のままに生きる事にするんだ!)

「セイヤ様?」

「『キャプチャー』!」

「キャッ…」

キャプチャーの魔法を発動。ベッドの四隅からそれぞれ魔法の鎖を生成。リンに向かって伸びた鎖がリンの両腕、両足を拘束。拘束後、鎖は縮みベッドに大の字にリンを固定。

「セ…セイヤ様…な…何を?」

リンの上に覆い被さった俺は

「『プレベント!』『スレイブ』!選べリン。お前の家族全員と幼なじみの男をお前の目の前で1人ずつ殺されるか俺の眷属になるかを!」

この屋敷にはまだリン意外いない。俺にとっては都合が良かった。魔法の実験にもなるし女を知る事が出来る。それもとびきりの女だ。

「…ぐすっ…わ…私は…う…ぐすっ」

「早く選べ。さもないと今すぐ連れて来て順番に殺していくぞ!」

「…なり…す…うっ…」

「聞こえない」

「…なります…セイヤ様の眷属に…ぐすっ………」

リンの首に眷属の証である魔法の首輪が顕現される。(これでリンは俺の者だ)

「お前の主《あるじ》である俺が命じる。俺の命令は絶対、俺に危害を加えることは出来ない、お前は勝手に死ねない、俺の許可無しに屋敷から出る事は許されない、俺との関係を他人に話す事は出来ない、お前は俺のモノだ」
(とりあえず強制で言う事を聞かせるのに思い付くのはこんなところか?)
命令と同時に首輪が発光。命令を認識した証か?

「とりあえず俺が今からする事を喜んで受け入れろ!」

「うっ…うっ…」

「返事は?」

「…は…はぃ…」

返事をさせると同時にリンが着ている服を乱暴に破っていく。花柄の可愛いブラジャー。色白い雪の様な肌が露になっていく。

「い…いやぁぁ…………」


「お願い…します…もう…嫌……しないで」

「お前は今から俺に犯される。受ける入れるしかないんだよ!」

力無く涙ながらにリンが頷く。

俺はリンの服を剥ぎ取ると綺麗なピンクの乳首、薄い陰毛、綺麗なサーモンピンクの陰部がよく見える。まずは唇から頂く。

「ちゅ……んっ……んん……んぁ…んぐっ」
─何度も何度も…

「ぷはっ、これがキスか。凄い柔らかさだ。癖になる。リン舌を出せ!」

「ううっ、ぐすっ、は…はい『べー』んんっ、んぐんぐっ…はぁはぁ、んんっ…ぷはっ…」

2人の唇が離れるといやらしく唾液が糸を引く

「リン。お前の唇、唾液、最高の味だ。次はピンクの乳首を頂く。あむっ」

胸を揉み乳首を舌で転がし口で含むを繰り返す

「アッ…せ、セイヤ様、も、もう、本当に、」

「止めろと言ったらどうなるか分かっているんだろうな!」

「あっ、は、はい。ど、どうぞ…ぐすっ、リンを好きにして下さい」

「それでいい!では続きだ」

─ペロペロ!アムッ!チューチュー!

「アッ、アッ……ン……………ァン」

胸を堪能した俺はリンの陰部へと顔を持っていく。

「リン。濡れているぞ。お前の綺麗なマンコから透明な汁が溢れている…それに良い匂いだ。味を確かめてやる!」


「セイヤ様そこは…」

─ピチャッ!ペロペロ!ピチャッピチャ!…

「アッアッ……セ…セイヤ…様…アッン、アアッ」


指でリンの陰部を拡げてみると膜みたいなモノが見える。これが処女膜か!

「リン。見てみろ。俺のチンコを!こんなにいきり立っているぞ!」

「…は、はい…」

「入れるぞ?リン、お前の処女を貰うぞ」


「…どぅぞ…」

チンコの先をリンのマンコにあてがう!

『クチュッ!』

リンのマンコが俺の先端を受け入れ出す。

「ひゃう」

少しずつリンの中に埋めていくと何かに当たる感触。処女膜だ。俺のチンコが膜を破り始める。リンの中は濡れていてもかなりキツイ!俺のが大きい事もあるが。

「アッン、アッ……っぅ、い、痛いです痛いですセイヤ様…あ、ああい…たっ…ううっ…」

ようやく入り結合部を見ると出血していた。破瓜の証だ。リンの処女を奪ったのだ!俺のチンコは余計に大きくなる。

「リン動くぞ」「ううっ…は、はぃ…」

─パン!パン!パン!パン!パン!パン!…

凄い気持ち良さだ。リンはまだ痛みがあるみたいだか俺は止まれない。破瓜の血、まん汁の滑りが気持ち良すぎる。

─パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!…

「アン、アッアッ、アア…アン、アッアッ」

「リン。そろそろ出すぞ!」

「っ、せ、セイヤ様それは…」

「リン。リンの中に俺の精子をぶちまける」

「アッアッ…セイヤ…様、きょ…今日は危ない日なんです…だ、だから今日は」

「駄目だ。余計にお前の中に出したくなる。孕ませたくなる。それにはぁはぁ、分かっているんだろう!」

「!?は、はい」

「ほら、出すぞ何て言うんだ?」

「…リ、リンの中に、出してく…下さい」

「い、逝く!」

「ぁぁっ…熱いのが…リンの中に…」

─ビュッビビュッ!ビュル!ドピュッ!

「最高だリン!今日は抜かずに何度もお前の中に注いでやる!」

「……はぃ」
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