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第五章
ハートネス王国にて
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その日、俺はハートネス王城の会議室で現ハートネス女王と惣流関係に関する事を打ち合わせていた。現とつけたのはミリアの一番上のお姉さんが女王に即位したからだ。
ミリアはすでに俺のお嫁さんだし、前ハートネス女王のアリアもすでに深い関係だしね。
「では、ハートネス女王のおっしゃられる通りに、これはこうして…ここはこちらの提案通りに宜しいでしょうか?」
「ええ…勿論。それで構いませんわ」
「じゃあ…本日はこの辺にしておきましょうか?」
「はい。そう致しましょうか。かなり長い時間話し合いしてしまいましたしね」
「ですね。では…私は―」
俺が席を立ち部屋を退室しようとすると…
「少しお待ちを!」
「? もしかして何か気になる所が?」
「いえいえ…そうではありません。この後、エル様のお時間を頂きたいのですがいかがでしょうか?」
「ええ、構いませんが…先にアリアとミリアにその旨を伝えても?」
「お母様とミリアには先にその旨をお伝えしております故…」
「分かりました。それで私はどうすれば?」
「そんなかしこまらないで下さいませ。ここからは親族として、エル様に私達のおもてなしを堪能して欲しいだけですわ!」
な、なんか嫌な予感がするな…。エルフの至宝の話を何故か思い出してしまったぜ。
「クスッ…大丈夫ですよ?ちゃんとしたおもてなしですよ?アリア母様はああいう人ですから。祖母娘丼こそ至宝、と、信じていたからのあのように申されていたのでしょうね。まあ、アリア母様もミリアもエル王のお陰で幸せそうなのは何よりですが」
いやいや。先程迄の己の思考が恥ずかしい。
こんなに考えがしっかりとした現ハートネス女王…いや、義理のお姉さんになるか? んっ? 形式は俺の娘になるのか?どっちにしても変な事をされるんじゃないかと思ってしまったのは失礼だったな。
「では、どうぞこちらへ」
「はい」
***
そして案内されたのは…部屋の真ん中にキングサイズベッドが置かれている部屋。そしてそのベッドの上には見たことある女性が5人、裸でスタンバっている。一人は俺の嫁で一人は恋人だな。残りの3人はというと、ミリアの曾祖母、祖母、そして二番目のお姉さんだ。
「あ、あの…ハートネス女王…これは…」
その光景にぼう然としてしまっていると、背後から…
“シュッ…シュルシュル…スッ… ……パサッ”
っと、服がすれる様な音と服が床に落ちた様な音。流石にここまでくると、俺も鈍感ではない。ハートネス女王が服を脱いだのだろうな。
「エル様。ハートネスの至宝を訂正させて下さいませ。祖母娘丼は至宝ではありませぬ。本当の至宝とは曾祖母考案。ヒーハー極み三色丼です!!!母娘丼姉妹丼、祖母娘丼の3種の特製丼に少し辛めのヒーハー…つまり、ひぃばあを掛けてお召し上がり下さいませ!これこそがエルフの真の至宝だと私は思っております!」
ハートネスの血筋はどこまでいってもハートネスだったようだ。
「エル?何か失礼な事考えなかった?」
アリアがそんな事を言うが…事実だろ?
「ダーリン?アタシはダーリンの為を思っての行動だからね?」
ありがたいと思わないのは何故だろうか?
「そして飽きない味変と致しまして、私と次女の姉妹丼にはトマトソースもしっかりと付いておりますので大変お楽しみ頂けると自負しておりますので!」
「…トマトソース?」
「はい、|トマトソース破瓜の血でごさいます!」
「それトマトソースじゃないからなっ!?」
「では…エルフのおもてなし…心行くまでお召し上がり下さいませ♡」
仕方ないか…。ここまで来たら俺も男だ。全ての食材に感謝して…
「いただきます」
「「「「「「はい、どうぞ♡」」」」」」
ミリアはすでに俺のお嫁さんだし、前ハートネス女王のアリアもすでに深い関係だしね。
「では、ハートネス女王のおっしゃられる通りに、これはこうして…ここはこちらの提案通りに宜しいでしょうか?」
「ええ…勿論。それで構いませんわ」
「じゃあ…本日はこの辺にしておきましょうか?」
「はい。そう致しましょうか。かなり長い時間話し合いしてしまいましたしね」
「ですね。では…私は―」
俺が席を立ち部屋を退室しようとすると…
「少しお待ちを!」
「? もしかして何か気になる所が?」
「いえいえ…そうではありません。この後、エル様のお時間を頂きたいのですがいかがでしょうか?」
「ええ、構いませんが…先にアリアとミリアにその旨を伝えても?」
「お母様とミリアには先にその旨をお伝えしております故…」
「分かりました。それで私はどうすれば?」
「そんなかしこまらないで下さいませ。ここからは親族として、エル様に私達のおもてなしを堪能して欲しいだけですわ!」
な、なんか嫌な予感がするな…。エルフの至宝の話を何故か思い出してしまったぜ。
「クスッ…大丈夫ですよ?ちゃんとしたおもてなしですよ?アリア母様はああいう人ですから。祖母娘丼こそ至宝、と、信じていたからのあのように申されていたのでしょうね。まあ、アリア母様もミリアもエル王のお陰で幸せそうなのは何よりですが」
いやいや。先程迄の己の思考が恥ずかしい。
こんなに考えがしっかりとした現ハートネス女王…いや、義理のお姉さんになるか? んっ? 形式は俺の娘になるのか?どっちにしても変な事をされるんじゃないかと思ってしまったのは失礼だったな。
「では、どうぞこちらへ」
「はい」
***
そして案内されたのは…部屋の真ん中にキングサイズベッドが置かれている部屋。そしてそのベッドの上には見たことある女性が5人、裸でスタンバっている。一人は俺の嫁で一人は恋人だな。残りの3人はというと、ミリアの曾祖母、祖母、そして二番目のお姉さんだ。
「あ、あの…ハートネス女王…これは…」
その光景にぼう然としてしまっていると、背後から…
“シュッ…シュルシュル…スッ… ……パサッ”
っと、服がすれる様な音と服が床に落ちた様な音。流石にここまでくると、俺も鈍感ではない。ハートネス女王が服を脱いだのだろうな。
「エル様。ハートネスの至宝を訂正させて下さいませ。祖母娘丼は至宝ではありませぬ。本当の至宝とは曾祖母考案。ヒーハー極み三色丼です!!!母娘丼姉妹丼、祖母娘丼の3種の特製丼に少し辛めのヒーハー…つまり、ひぃばあを掛けてお召し上がり下さいませ!これこそがエルフの真の至宝だと私は思っております!」
ハートネスの血筋はどこまでいってもハートネスだったようだ。
「エル?何か失礼な事考えなかった?」
アリアがそんな事を言うが…事実だろ?
「ダーリン?アタシはダーリンの為を思っての行動だからね?」
ありがたいと思わないのは何故だろうか?
「そして飽きない味変と致しまして、私と次女の姉妹丼にはトマトソースもしっかりと付いておりますので大変お楽しみ頂けると自負しておりますので!」
「…トマトソース?」
「はい、|トマトソース破瓜の血でごさいます!」
「それトマトソースじゃないからなっ!?」
「では…エルフのおもてなし…心行くまでお召し上がり下さいませ♡」
仕方ないか…。ここまで来たら俺も男だ。全ての食材に感謝して…
「いただきます」
「「「「「「はい、どうぞ♡」」」」」」
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