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第四章
殿下がメイド!?
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「きょ、今日からごしゅっ、ご主人様のお世話をする事になった…メイドのティアラです…し、下の世話迄何でもお申し付け下さいましぇっ」
「何してんのティア?」
今日から新しいお付きのメイドが来るという事、それに伴い俺に挨拶に来るという事で自室で待機してたんだけど現れたのはメイド服に身を包んだティアだった。この国のお姫様にメイドさせるなんて不敬じゃない!?誰の案だよ?
「わ、私はティアではありません!ティアラです。宜しくお願いします」
「いやいや…無理があるでしょっ?」
どこからどう見てもティアなんだけどな?顔は恥ずかしさのせいかリンゴの様に真っ赤に染まっている。恥ずかしいのならそんな格好しなければいいのに…。視線もいまだにあまり合わせてくれないしな…。
「なぁ、ティア?」
「ティ、ティアラです!?私はティアラでしゅよ!?」
「俺がティアを見間違える訳ないじゃん?」
「……ふぇっ!?そ、それって…何で…」
「何でって…そりゃあ…大切な人を見間違えるなんてしないよ?」
よっぽど瓜二つの双子とかならともかく、そうそうそっくりさんなんて居ないだろうし…。あっ、でも世の中には自分に似た人が3人は居るとかなんとか聞いた事はあるけどどうなんだろうな…。まあ、それでもティアを間違えはしないだろう…。長年の付き合いだしな…。
「大切!?大切って言ったにゃっ!?あわわっ…それって…そういう意味!?そういう意味で捉えていい!?で、でも、エルの言う事だし、鵜呑みにしてたらクララさんにまた突っ込まれそうだし、お母様にもダメ出しされそうだし、でもでも、少しは意識してくれてるよね?ここで最終手段の漢方薬を飲ませてみる?まだ早いかな?早いよね?」
何をブツブツ言ってるんだティアは?もう少し大きな声で言ってくれないと聞き取れないんだけどな?
「新人の挨拶は終わったし?」
「エル様。新人のメイドが何やらブツブツ言ってはおりますがお気になさらない様に…」
「ちょっ!?ティアの扱いそれでいいの!?」
「そういう命令し…」
「です」
マリンもレイラもそう答えると言う事は…陛下かクララさん辺りからの指示ということ?何の為にメイドなんて…。
「と、とにかく今日から宜しくね、エル?」
「えっ…ああ、うん」
ティアからの挨拶に戸惑いながらも返事を返すと…
「あちゃ~しょっ」
「…これは…仕方ありません」
「えっ?えっ?何!?」
マリンとレイラが突然ティアを壁際へと連れて行く。一体どうしたんだ!?
「ティアっち…壁に手をつくっしょっ?」
「えっ!?何でっ!?」
「メイド風情がご主人様を呼び捨てにしてはいけません。よって…心苦しいですが陛下からの命令通り罰を与えねばなりません。壁に手をついてお尻をこちらに…」
「あっ!?(私…さっき…エルを呼び捨てに…)は、はい…申し訳ありません…」
罰!?罰って言ったよね!?それも陛下から!?あの親馬鹿の陛下がそんな指示をっ!?
「ふ、2人共待っ…」
俺は慌ててそれを止めようと3人に駆け寄り…
「では…やるし」
くっ…間に合わないか!?
“スッ…スルッ…ペロン…”
俺の視界には綺麗な桃…
「「…えっ?」」
俺とティアの声がハモる…。
一瞬何が起こったのか分からなかった。ここで何が起きたのか改めて思い返してみるとしよう。ティアは壁に手をつき、こちらにお尻を突き出した状態でマリンに動きを封じられている。そこで俺が止めに入ろうとしたが間に合わず…レイラがティアのスカートをたくし上げ、たくし上げると同時に純白の白いショーツに手を掛け、足元迄一気に引き摺りおろす…。俺の視界にはティアの綺麗なお尻とピタリと閉じられた…
「みみみみ、見ないでぇ~!?エリュ~~!?
」
部屋の中にティアのそんな叫びがこだました。罰って一体…?脱がせる必要があったか?パンティ~丸見えならぬ全て丸見え…。
「…うっ…」
「エル!?」
「エル様!?」
「エルっ!?」
マリンとレイラは俺の様子がおかしい事にいち早く気が付いて慌ててこちらへと駆け寄りって来る。ティアも俺の様子がおかしい事に気が付いて足元迄脱ぎ下ろされていたショーツを慌てて上げている。そんなティアが色っぽく感じてしまい余計にアレが吹き出した…。
俺は床へと座らさせられ頭をやや前に倒され鼻をつままれる。
「エル!ち、血が出てるしっ!?」
「一体何故!?エル様しっかりして下さい!」
「急にどうしたの!?病気!?」
そう鼻血が出てしまったのだ。今までこんな事なかったのに…。まぁ、この世界がこういうのに疎くて良かったよ…。ティアのアレを見て鼻血を出したなんて知られたらどんな顔すればいいのか分からないし、マリンとレイラにも何も言われるか…。
「ん…3人共心配ない。エル様はティアの下半身を見て興奮して鼻血を出しただけ…」
「「「…えっ?」」」
「いやいや言うんじゃないよレーティ!?いつから居たのさっ!?」
「んっ…最初から、ブイッ!」
ピースしてドヤ顔している場合かっ!?
「エル…後で聞きたい事あるし…」
「エル様…私もです…」
「えええええ、えりゅが私のを見て…」
鼻血が止まったら何だか怖いな…。色々聞かれるだろうしな?何て言おうかな…。憂鬱だ。暫く一人になりたいな…。そんな風に思った今日此の頃だ。
「ん、万事オッケー!」
「オッケーじゃないからねっ!?」
「何してんのティア?」
今日から新しいお付きのメイドが来るという事、それに伴い俺に挨拶に来るという事で自室で待機してたんだけど現れたのはメイド服に身を包んだティアだった。この国のお姫様にメイドさせるなんて不敬じゃない!?誰の案だよ?
「わ、私はティアではありません!ティアラです。宜しくお願いします」
「いやいや…無理があるでしょっ?」
どこからどう見てもティアなんだけどな?顔は恥ずかしさのせいかリンゴの様に真っ赤に染まっている。恥ずかしいのならそんな格好しなければいいのに…。視線もいまだにあまり合わせてくれないしな…。
「なぁ、ティア?」
「ティ、ティアラです!?私はティアラでしゅよ!?」
「俺がティアを見間違える訳ないじゃん?」
「……ふぇっ!?そ、それって…何で…」
「何でって…そりゃあ…大切な人を見間違えるなんてしないよ?」
よっぽど瓜二つの双子とかならともかく、そうそうそっくりさんなんて居ないだろうし…。あっ、でも世の中には自分に似た人が3人は居るとかなんとか聞いた事はあるけどどうなんだろうな…。まあ、それでもティアを間違えはしないだろう…。長年の付き合いだしな…。
「大切!?大切って言ったにゃっ!?あわわっ…それって…そういう意味!?そういう意味で捉えていい!?で、でも、エルの言う事だし、鵜呑みにしてたらクララさんにまた突っ込まれそうだし、お母様にもダメ出しされそうだし、でもでも、少しは意識してくれてるよね?ここで最終手段の漢方薬を飲ませてみる?まだ早いかな?早いよね?」
何をブツブツ言ってるんだティアは?もう少し大きな声で言ってくれないと聞き取れないんだけどな?
「新人の挨拶は終わったし?」
「エル様。新人のメイドが何やらブツブツ言ってはおりますがお気になさらない様に…」
「ちょっ!?ティアの扱いそれでいいの!?」
「そういう命令し…」
「です」
マリンもレイラもそう答えると言う事は…陛下かクララさん辺りからの指示ということ?何の為にメイドなんて…。
「と、とにかく今日から宜しくね、エル?」
「えっ…ああ、うん」
ティアからの挨拶に戸惑いながらも返事を返すと…
「あちゃ~しょっ」
「…これは…仕方ありません」
「えっ?えっ?何!?」
マリンとレイラが突然ティアを壁際へと連れて行く。一体どうしたんだ!?
「ティアっち…壁に手をつくっしょっ?」
「えっ!?何でっ!?」
「メイド風情がご主人様を呼び捨てにしてはいけません。よって…心苦しいですが陛下からの命令通り罰を与えねばなりません。壁に手をついてお尻をこちらに…」
「あっ!?(私…さっき…エルを呼び捨てに…)は、はい…申し訳ありません…」
罰!?罰って言ったよね!?それも陛下から!?あの親馬鹿の陛下がそんな指示をっ!?
「ふ、2人共待っ…」
俺は慌ててそれを止めようと3人に駆け寄り…
「では…やるし」
くっ…間に合わないか!?
“スッ…スルッ…ペロン…”
俺の視界には綺麗な桃…
「「…えっ?」」
俺とティアの声がハモる…。
一瞬何が起こったのか分からなかった。ここで何が起きたのか改めて思い返してみるとしよう。ティアは壁に手をつき、こちらにお尻を突き出した状態でマリンに動きを封じられている。そこで俺が止めに入ろうとしたが間に合わず…レイラがティアのスカートをたくし上げ、たくし上げると同時に純白の白いショーツに手を掛け、足元迄一気に引き摺りおろす…。俺の視界にはティアの綺麗なお尻とピタリと閉じられた…
「みみみみ、見ないでぇ~!?エリュ~~!?
」
部屋の中にティアのそんな叫びがこだました。罰って一体…?脱がせる必要があったか?パンティ~丸見えならぬ全て丸見え…。
「…うっ…」
「エル!?」
「エル様!?」
「エルっ!?」
マリンとレイラは俺の様子がおかしい事にいち早く気が付いて慌ててこちらへと駆け寄りって来る。ティアも俺の様子がおかしい事に気が付いて足元迄脱ぎ下ろされていたショーツを慌てて上げている。そんなティアが色っぽく感じてしまい余計にアレが吹き出した…。
俺は床へと座らさせられ頭をやや前に倒され鼻をつままれる。
「エル!ち、血が出てるしっ!?」
「一体何故!?エル様しっかりして下さい!」
「急にどうしたの!?病気!?」
そう鼻血が出てしまったのだ。今までこんな事なかったのに…。まぁ、この世界がこういうのに疎くて良かったよ…。ティアのアレを見て鼻血を出したなんて知られたらどんな顔すればいいのか分からないし、マリンとレイラにも何も言われるか…。
「ん…3人共心配ない。エル様はティアの下半身を見て興奮して鼻血を出しただけ…」
「「「…えっ?」」」
「いやいや言うんじゃないよレーティ!?いつから居たのさっ!?」
「んっ…最初から、ブイッ!」
ピースしてドヤ顔している場合かっ!?
「エル…後で聞きたい事あるし…」
「エル様…私もです…」
「えええええ、えりゅが私のを見て…」
鼻血が止まったら何だか怖いな…。色々聞かれるだろうしな?何て言おうかな…。憂鬱だ。暫く一人になりたいな…。そんな風に思った今日此の頃だ。
「ん、万事オッケー!」
「オッケーじゃないからねっ!?」
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