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第二章
なんか近くね?
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「エル様っ!今日はどちらに行かれますかっ!」
そう言って俺の腕に抱き着いてくるのはレイラだ。こんなに距離感というかなんというか近くは無かったよね?
そういえばいつの間にか呼び方もエル様呼びになってるしね?まあ、明るく笑顔になって良かったけどね。やっぱり女の子は笑っていないとね!
レイラとレイラのお母さんのカイラさんを再会させる事が出来てからレイラはこんなにも笑い明るく元気になった。これが多分レイラの素の姿なんだと思う。それに何と言ってもお母さんに再会出来て嬉しかったんだと思うし、嬉しくないわけがないよね。
いつもカイラさんの事を思って心配していたみたいだしね。何とか探し出せたのは良かったんだけど遅くなってしまった事だけがやはり申し訳なくも思う。
ともかく、せっかく親子揃ったんだから暮らす場所も2人で暮らせる様に家を用意するつもりだったんだけど断られた。2人共俺の屋敷で働く事を強く望んだんだ。働かなくてもいいとも言ったんだけどね。働かざる者食うべからずらしい。どうやらこの世界にも同じ言葉があるみたい。
それに…多分いざこざに巻き込まれたくないんだと思う。貴族って特にそういう融通が利かないと言うか、しがらみがあるというか、ぶっちゃけ面倒だからね。まぁ、男の俺はそういうのが今の所あまりなくて助かってるけど。
「エル様何か考え事ですか?」
「んっ? 嗚呼 レイラが笑顔になって本当に良かったと思ってただけだよ?レイラの笑顔は見てて可愛いし癒やされるしね?」
「え…エル様ったら…そんニャ事…」
あれっ………やっぱり反応が違うくないっ!?
「ん…私もエル様にくっつく…」
そう言ってレイラと反対の方の俺の腕をとったのはレーティだった。
「レーティまでっ!?」
「ん…今日はどこ行く?」
「…ええと…そうだね。まずは汗をかいたから…」
「お供します」
「ん、一緒に入る」
いや、そんなに2人共食い気味にしかも同時にそんな事言わなくてもよくね?それにお風呂とはまだ一言も言ってないんだけどっ!?まぁ、汗をかいたと言ったから予想はつくだろうけど…。
「お風呂には入ろうと思うんだけど、そろそろ一人で入れ…「「(ん)…却下します 」」…はい」
仕方なく3人でお風呂へと向かう事に。俺がまだ5歳だからいいんだけど…もう少ししたらヤバくなるから何とかしないといけないよね?分かる?分かるよね?何がヤバいか…。5歳の今でも起ちはするんだけどムラムラはこない。ムラムラきたら我慢出来るかと言われれば、自信がない。だから頼むから一人で入らせてくれと思う今日この頃だ。
お風呂場に着くと勿論裸になるわけだけど…
「2人共!タオルを巻いてくれない!?いつもみんなで入る時は巻いているよね!?」
「…ひ、必要ないです」
「ん…私も必要ない。それにエル様が3歳の時はこのおっぱいをあげていた!」
レーティは小ぶりの胸を掴みぷるんっとアピール。わざわざぷるんと揺らしてアピールすなっ!?それにそんな事言わなくてもいいんだよぉぉぉー!
「それは…ほ、本当にですか、レーティ様?」
「ん…本当だよ?リンリンもミーニャもあげてた」
ギンッ―っと、鋭い視線がレイラから俺へと突き刺さる…。視線が痛いな…。しかし…俺にも言い訳はあるんだぞっ?母さんが悪いんだ。
「…れ、レイラ?断ったらみんな…特に母さんが悲しそうな顔するから…だからねっ?」
ぷく~っと、頬を膨らますレイラ…。レイラのこんな表情は初めて見たな。
「わ、私のも…どうじょっ!?」
「レイラっ!?何言ってんの!?」
それにまだレイラはスト~ンだろっ!?スト~ン!
「エル様、何か失礼な事考えなかった?」
「…いえ…考えてません」
いつまでも裸で脱衣所にいる訳にもいかないので浴場へ…。流石に体は自分で洗い、洗って貰う事を固辞した。そしてようやく風呂へと浸かり一息。
「ふぅ~…風呂はいいね?」
「そうですね」
「ん…最高」
それにしても…出来るだけ2人の方を見ない様にしてはいるんだけど…女性って風呂に入って髪が濡れると色っぽさが増すよね?分かる?分からん奴はいないよなぁー?
レーティは銀髪が濡れて、キラキラ髪が輝いて見えるし、レイラも白髪が濡れて、肌に吸い付く形で水が滴り落ちている…。
はっ!?いかんいかん…。
邪な気持ちは持ったらいけないね…。女性は視線に敏感だと言うし、見ない様にしないと…。
「ん…もっと私達を見ていいのに」
ほらっ…やっぱり気付かれてたよ。
「ふぇっ…え、エル様が私達を見て…た?」
「そ、そんなに見てないから!」
「「そんなに?」」
また余計な事言っちまったよ!?そう思った時に浴室のドアがガラッっと開いた。
「エルったら…お風呂に入る時は私を誘わないと駄目でしょっ?」
入ってきたのは母さんだ…。
「私もいるアル!」
次いでリンリン迄…。
「エル様…お風呂はみんなでですよ?」
ミーニャ迄!?
「あらあら…レイラったら大胆なんだから…」
いや、カイラさんもかよっ!?あらあら…じゃあないからねっ!? 結局みんなでお風呂になってしまったよ。みんな子煩悩というなんというか…俺の小さな欲望と掛け合わせて、コレがホントの煩悩だけに子煩悩…なんちゃって…。
我ながら意味不明だよっ!?
まあ、みんなでこうしてお風呂に入るのもあと少しだろうからね…。今はこの家族風呂を満喫するとしよう。仲良き事は良いことだね。
そう言って俺の腕に抱き着いてくるのはレイラだ。こんなに距離感というかなんというか近くは無かったよね?
そういえばいつの間にか呼び方もエル様呼びになってるしね?まあ、明るく笑顔になって良かったけどね。やっぱり女の子は笑っていないとね!
レイラとレイラのお母さんのカイラさんを再会させる事が出来てからレイラはこんなにも笑い明るく元気になった。これが多分レイラの素の姿なんだと思う。それに何と言ってもお母さんに再会出来て嬉しかったんだと思うし、嬉しくないわけがないよね。
いつもカイラさんの事を思って心配していたみたいだしね。何とか探し出せたのは良かったんだけど遅くなってしまった事だけがやはり申し訳なくも思う。
ともかく、せっかく親子揃ったんだから暮らす場所も2人で暮らせる様に家を用意するつもりだったんだけど断られた。2人共俺の屋敷で働く事を強く望んだんだ。働かなくてもいいとも言ったんだけどね。働かざる者食うべからずらしい。どうやらこの世界にも同じ言葉があるみたい。
それに…多分いざこざに巻き込まれたくないんだと思う。貴族って特にそういう融通が利かないと言うか、しがらみがあるというか、ぶっちゃけ面倒だからね。まぁ、男の俺はそういうのが今の所あまりなくて助かってるけど。
「エル様何か考え事ですか?」
「んっ? 嗚呼 レイラが笑顔になって本当に良かったと思ってただけだよ?レイラの笑顔は見てて可愛いし癒やされるしね?」
「え…エル様ったら…そんニャ事…」
あれっ………やっぱり反応が違うくないっ!?
「ん…私もエル様にくっつく…」
そう言ってレイラと反対の方の俺の腕をとったのはレーティだった。
「レーティまでっ!?」
「ん…今日はどこ行く?」
「…ええと…そうだね。まずは汗をかいたから…」
「お供します」
「ん、一緒に入る」
いや、そんなに2人共食い気味にしかも同時にそんな事言わなくてもよくね?それにお風呂とはまだ一言も言ってないんだけどっ!?まぁ、汗をかいたと言ったから予想はつくだろうけど…。
「お風呂には入ろうと思うんだけど、そろそろ一人で入れ…「「(ん)…却下します 」」…はい」
仕方なく3人でお風呂へと向かう事に。俺がまだ5歳だからいいんだけど…もう少ししたらヤバくなるから何とかしないといけないよね?分かる?分かるよね?何がヤバいか…。5歳の今でも起ちはするんだけどムラムラはこない。ムラムラきたら我慢出来るかと言われれば、自信がない。だから頼むから一人で入らせてくれと思う今日この頃だ。
お風呂場に着くと勿論裸になるわけだけど…
「2人共!タオルを巻いてくれない!?いつもみんなで入る時は巻いているよね!?」
「…ひ、必要ないです」
「ん…私も必要ない。それにエル様が3歳の時はこのおっぱいをあげていた!」
レーティは小ぶりの胸を掴みぷるんっとアピール。わざわざぷるんと揺らしてアピールすなっ!?それにそんな事言わなくてもいいんだよぉぉぉー!
「それは…ほ、本当にですか、レーティ様?」
「ん…本当だよ?リンリンもミーニャもあげてた」
ギンッ―っと、鋭い視線がレイラから俺へと突き刺さる…。視線が痛いな…。しかし…俺にも言い訳はあるんだぞっ?母さんが悪いんだ。
「…れ、レイラ?断ったらみんな…特に母さんが悲しそうな顔するから…だからねっ?」
ぷく~っと、頬を膨らますレイラ…。レイラのこんな表情は初めて見たな。
「わ、私のも…どうじょっ!?」
「レイラっ!?何言ってんの!?」
それにまだレイラはスト~ンだろっ!?スト~ン!
「エル様、何か失礼な事考えなかった?」
「…いえ…考えてません」
いつまでも裸で脱衣所にいる訳にもいかないので浴場へ…。流石に体は自分で洗い、洗って貰う事を固辞した。そしてようやく風呂へと浸かり一息。
「ふぅ~…風呂はいいね?」
「そうですね」
「ん…最高」
それにしても…出来るだけ2人の方を見ない様にしてはいるんだけど…女性って風呂に入って髪が濡れると色っぽさが増すよね?分かる?分からん奴はいないよなぁー?
レーティは銀髪が濡れて、キラキラ髪が輝いて見えるし、レイラも白髪が濡れて、肌に吸い付く形で水が滴り落ちている…。
はっ!?いかんいかん…。
邪な気持ちは持ったらいけないね…。女性は視線に敏感だと言うし、見ない様にしないと…。
「ん…もっと私達を見ていいのに」
ほらっ…やっぱり気付かれてたよ。
「ふぇっ…え、エル様が私達を見て…た?」
「そ、そんなに見てないから!」
「「そんなに?」」
また余計な事言っちまったよ!?そう思った時に浴室のドアがガラッっと開いた。
「エルったら…お風呂に入る時は私を誘わないと駄目でしょっ?」
入ってきたのは母さんだ…。
「私もいるアル!」
次いでリンリン迄…。
「エル様…お風呂はみんなでですよ?」
ミーニャ迄!?
「あらあら…レイラったら大胆なんだから…」
いや、カイラさんもかよっ!?あらあら…じゃあないからねっ!? 結局みんなでお風呂になってしまったよ。みんな子煩悩というなんというか…俺の小さな欲望と掛け合わせて、コレがホントの煩悩だけに子煩悩…なんちゃって…。
我ながら意味不明だよっ!?
まあ、みんなでこうしてお風呂に入るのもあと少しだろうからね…。今はこの家族風呂を満喫するとしよう。仲良き事は良いことだね。
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