16 / 140
第一章
吸血族の女の子
しおりを挟む
王都から領地への帰り道の事。年配の男性が領主として治めている村で一泊する事になったんだ。年配の男性の事を村の人はゼーレン村長と呼んで慕っている。そう、俺がこの世界で初めて会った男性だ。俺もゼーレンさんと呼ばせてもらっている。
そんなゼーレン村長から色々自分の若い頃の話を聞かせてもらった。色々な場所に行った事があるんだそうだ。そのなかでも俺が特に聞きたかったのは調味料の事だ。何故そんな事が聞きたかったのかって? それはこの世界の料理がシンプル過ぎる事に起因する。
王宮の料理も確かに美味しかったんだけど、味付けの幅が少ないのだ。塩や胡椒等による味付けはあるものの醤油や味噌はこの世界に来てからまだ口にした事がないからだ。この地域にはなくても他の地域や他の国ならと思って話を聞いたんだけど、どうやら存在してないみたいだ。
「私が知らないだけかも知れませんがね…。世界は広いですし、私が行った事もない国もありますしね」
「いえ、大変為になるお話ばかりでした。ありがとうございます!」
「いやいや。どういたしまして。それにしてもエル君は3歳児なのにホントしっかりしてるね?私の小さい頃とは雲泥の差があるよ」
「そんな事はないですよ」
「まあ、エル君は料理に興味があるみたいだし、私が昔の事で何か思い出したりしたらエル君に手紙を書いて教えてあげる事を約束するよ」
「ありがとうございます、ゼーレンさん!」
♢
ゼーレン村長との話を終えた俺は宿へと戻る事にした。村ののどかな雰囲気を味わいながら宿への道をのんびりと歩く。田舎の村ってこういう情緒溢れる景色がまたいいんだよね…。
「エル様は料理に興味がおありアル?」
そう口にしたのは侍女のリンリン。髪の毛でお団子を2つ作り、シニヨンキャップをそれに被せている。これがまた似合うこと似合うこと…。チャイナドレスを着せたら某格闘ゲームの女性キャラのコスプレが完成する…。
「…僕は色々な事を知っておきたいだけだよ?」
「エル様は3歳なのに感心アルな…」
中身は高校生だけどね…。まあ、そんな話をリンリンとしていると、
「さっさと歩きなさい!」
のどかな雰囲気をぶち壊す声が聞こえてきた。視線を声がした方に向けると身なりがいい女性と俺と歳がそう変わらないボロボロの服を着た白髪の色白い痩せ細った少女の姿が…。
「はぁ~…海の向こうのあんなに遠く迄買い付けに行ったのに…こんな奴隷だったとは…ほら、早く歩かないと日が暮れちまうだろ!!」
「……は、はぃ」
「…あれは」
「…奴隷アル…。エル様、あまり見ない方がいいアル」
そういえばこの世界には当然の様に奴隷が存在している…。奴隷に身を墜としている人は分かりやすい様に鉄製の首輪を嵌められている。わざわざ言う事でもないから言わなかったけど王都でもちょくちょく奴隷を見かけはしたんだ。
「たぶん、あの女主人は奴隷商の店主アルよ。エル様、奴隷商には関わりにはならない方がいいアル。さっ、早くアル」
「…あっ…う、うん」
リンリンが俺の手を引き、急ぎその場から離れようとする。
「ああ、もう!鞭を振るわれないと急げないのかい?」
俺はリンリンに掴まれた手を振りほどき、その奴隷商の元へと駆け出した…。
「エ、エル様っ!?」
リンリンごめんね?俺は…
「お願い、ちょっと待って!」
「…なんだい。何か用かい?」
俺を何やら値踏みするような相手の視線。
「…どこかの貴族の子供みたいだけど…子供が出る幕ではないよ?早くお家へお帰り!」
「…その子は?」
「はぁ~ 聞いても意味ないと思うけどね。この子は商品。うちの新しい売り物さ」
商品…。こういう扱いは異世界では普通の事。本や漫画でもそういうシーンは沢山見てきた。それに領地の開拓等でも労働力として奴隷が必要な事も書物で読んだし、それは頭では分かっている。
奴隷になった者を全員救うのかと言われれば無理な話だ。
けど…
「…その子を…買いたい。俺にその子を売って欲しい!」
その子の目を見たら駄目だった。放って置けなかったんだ。あんな…寂しそうな目をする子を見捨てられなかった。
「買いたいって…君がかい?それとも親御さんかい?」
「エル様なにをっ言ってるアル!!?」
「…はて?……エル?…エル…? もしかして…君はアルタイル公爵様の?」
「僕と母さんを知ってるの?」
「それはそうでしょう…。アルタイル公爵様を知らない方がおかしいでしょう。私は王都近くに店を構えていますしね。それになにより商売人は情報が命ですしね。しかし、本当に買うのですか?アルタイル公爵様はこの件を?」
「母はこの件には関係ありません。俺が買いますので」
「失礼ですが…エル様はお金は持っておられるのですか?」
「幾らなんです?」
「曰く付きなのでサービスはしますが…それでも…値が張ってしまいますよ?」
曰く付き?
「エル様、帰りましょうアル!」
「リンリンはお願いだから口を挟まないで!」
「っ!?」
俺のこんな態度にリンリンは驚いている。後で謝るから許してね?今は…
「それよりも曰く付きって?」
「彼女は吸血族なのです」
「吸血族?」
えっと……吸血鬼の事か?
「エル様はご存知ありませんよね?吸血族とは人や動物の生き血を吸う種族です。エル様に牙をお見せしなさい」
「はぃ…ぁっ」
奴隷商の女性に言われて奴隷の子が指で口を開く。歯並びが良い普通の歯だなと思っていたら、上歯の犬歯が2本鋭い牙に変化した。
「…なるほど。任意で変化するのか…」
任意と言っても血を吸う時位だろうけど…。
「吸う血の量は少量ですが、どうにもその行為自体を気味悪がられて、買い手がつかなかったといった感じなのです。だからこそ私が安く買い付け出来たのですが…。まあ、稀少ではありますしね。吸血族自体あまりお目にはかかれないので」
「それで?」
「ご聡明なエル様なら分かられると思うのですが…手数料、稀少性、その他諸々合わせると…サービスしてこれくらいですかね?」
奴隷商は両手の掌を前へと突き出し、右手の指を3本立て、左手は0と数字を示す…。示したのは30の数字…だよな? 金貨30枚って事か?
「エル様、口を挟ませてもらうアル!それはぼったくりアル!普通の奴隷の相場が金貨5枚アルよっ!曰く付きで金貨30枚なんて高過ぎアル!」
「勘違いされないで頂きたい…サービスして普通の奴隷の30倍の値段なだけですよ?」
「さ、30倍アルっ!?金貨150枚アルっ!?全然サービスじゃないアル!エル様早く帰りましょう!あの子は可哀想とは思いますが金貨150枚なんて…」
「買うよ」
俺の答えは最初から決まっている。
「「…はっ?」」
リンリンと奴隷商の女性と声がハモる。奴隷商の女性も何で驚いているのさ?自分でその値段を言ったんだろ?
「…本気ですか?」
「うん。悪いんだけど、リンリン、母さんに連絡をして来てくれる?お金の事なら僕が責任を持って必ず全額返すからと伝えて欲しいんだ。大丈夫だよ。その件は元々考えていた事があるから!」
「で、でも…アル…」
「分かりました。本気でこの子を買うんですね?」
「勿論」
即答で答える。
「それなら…お金は結構です。ただし…お金の代わりにそのエル様の考えてる事に一枚噛ませてもらいたいと思います。いかがですか?」
俺が考えていた事には人手がいる…。奴隷商なら顔も広いし、人手不足も解消出来るか?この展開は俺的には都合がいい。
「失敗するかも知れませんし、第一僕を信頼してもいいのです?僕としては…ある程度の資産があり、尚且つ顔が広いと思われるあなたみたいな人がそれでいいなら願ったり叶ったりでしかないのですが…」
「勿論です。仮の話ですが失敗したり、裏切られた時は私の目が濁っていたという事でしょう。まあ、これでもここまで商会を大きくした自負もありますし、私の勘はエル様に掛けて間違いないと言っていますしね。」
「じゃあ…宜しく」
「契約成立ですかね?遅くなりましたが奴隷商を営むウーシェンと申します。以後お見知り置きを…」
「では、ウーシェンさん、宜しくお願いします」
「ウーシェンとお呼び下さいませ」
「…じゃあ…ウーシェン。この後はどうするの?」
「そうですね。まずは商会に一度戻らねばいけませんので…」
「商会の場所は?」
「私の商会はカンリンセンという街にあります。カンリンセンの街はここからですと王都の先になります」
「そっかぁ。じゃあ、準備が出来次第、僕の所に来てほしいんだけどいいかな?その際、手先が器用な人、それと料理に優れた人を手配して欲しいんだ。人数は多ければ多い方がいいかな」
「承知しました…。カンリンセンに戻り次第、準備を整えてエル様の下に参ります…。では早速私は旅立つ事にしましょう…。レイラ?こちらが今日から貴女の主人になるエル様よ、良いわね?」
「…はぃ」
「エル様。彼女はレイラと申します。レイラの事…宜しくお願いします」
「勿論」
「それではエル様。私はこの辺で失礼します」
挨拶を終えたウーシェンは足早に去っていった。
「エル様。私達にも詳しく話をして欲しいアル。勿論マリア様にもアル」
「うん、分かってる。じゃあ、行こうかレイラ」
「…はぃ」
こうして俺はこの世界に来て初めてとなる奴隷を引き取ったのだった。吸血族と呼ばれる一族の少女を…。
そんなゼーレン村長から色々自分の若い頃の話を聞かせてもらった。色々な場所に行った事があるんだそうだ。そのなかでも俺が特に聞きたかったのは調味料の事だ。何故そんな事が聞きたかったのかって? それはこの世界の料理がシンプル過ぎる事に起因する。
王宮の料理も確かに美味しかったんだけど、味付けの幅が少ないのだ。塩や胡椒等による味付けはあるものの醤油や味噌はこの世界に来てからまだ口にした事がないからだ。この地域にはなくても他の地域や他の国ならと思って話を聞いたんだけど、どうやら存在してないみたいだ。
「私が知らないだけかも知れませんがね…。世界は広いですし、私が行った事もない国もありますしね」
「いえ、大変為になるお話ばかりでした。ありがとうございます!」
「いやいや。どういたしまして。それにしてもエル君は3歳児なのにホントしっかりしてるね?私の小さい頃とは雲泥の差があるよ」
「そんな事はないですよ」
「まあ、エル君は料理に興味があるみたいだし、私が昔の事で何か思い出したりしたらエル君に手紙を書いて教えてあげる事を約束するよ」
「ありがとうございます、ゼーレンさん!」
♢
ゼーレン村長との話を終えた俺は宿へと戻る事にした。村ののどかな雰囲気を味わいながら宿への道をのんびりと歩く。田舎の村ってこういう情緒溢れる景色がまたいいんだよね…。
「エル様は料理に興味がおありアル?」
そう口にしたのは侍女のリンリン。髪の毛でお団子を2つ作り、シニヨンキャップをそれに被せている。これがまた似合うこと似合うこと…。チャイナドレスを着せたら某格闘ゲームの女性キャラのコスプレが完成する…。
「…僕は色々な事を知っておきたいだけだよ?」
「エル様は3歳なのに感心アルな…」
中身は高校生だけどね…。まあ、そんな話をリンリンとしていると、
「さっさと歩きなさい!」
のどかな雰囲気をぶち壊す声が聞こえてきた。視線を声がした方に向けると身なりがいい女性と俺と歳がそう変わらないボロボロの服を着た白髪の色白い痩せ細った少女の姿が…。
「はぁ~…海の向こうのあんなに遠く迄買い付けに行ったのに…こんな奴隷だったとは…ほら、早く歩かないと日が暮れちまうだろ!!」
「……は、はぃ」
「…あれは」
「…奴隷アル…。エル様、あまり見ない方がいいアル」
そういえばこの世界には当然の様に奴隷が存在している…。奴隷に身を墜としている人は分かりやすい様に鉄製の首輪を嵌められている。わざわざ言う事でもないから言わなかったけど王都でもちょくちょく奴隷を見かけはしたんだ。
「たぶん、あの女主人は奴隷商の店主アルよ。エル様、奴隷商には関わりにはならない方がいいアル。さっ、早くアル」
「…あっ…う、うん」
リンリンが俺の手を引き、急ぎその場から離れようとする。
「ああ、もう!鞭を振るわれないと急げないのかい?」
俺はリンリンに掴まれた手を振りほどき、その奴隷商の元へと駆け出した…。
「エ、エル様っ!?」
リンリンごめんね?俺は…
「お願い、ちょっと待って!」
「…なんだい。何か用かい?」
俺を何やら値踏みするような相手の視線。
「…どこかの貴族の子供みたいだけど…子供が出る幕ではないよ?早くお家へお帰り!」
「…その子は?」
「はぁ~ 聞いても意味ないと思うけどね。この子は商品。うちの新しい売り物さ」
商品…。こういう扱いは異世界では普通の事。本や漫画でもそういうシーンは沢山見てきた。それに領地の開拓等でも労働力として奴隷が必要な事も書物で読んだし、それは頭では分かっている。
奴隷になった者を全員救うのかと言われれば無理な話だ。
けど…
「…その子を…買いたい。俺にその子を売って欲しい!」
その子の目を見たら駄目だった。放って置けなかったんだ。あんな…寂しそうな目をする子を見捨てられなかった。
「買いたいって…君がかい?それとも親御さんかい?」
「エル様なにをっ言ってるアル!!?」
「…はて?……エル?…エル…? もしかして…君はアルタイル公爵様の?」
「僕と母さんを知ってるの?」
「それはそうでしょう…。アルタイル公爵様を知らない方がおかしいでしょう。私は王都近くに店を構えていますしね。それになにより商売人は情報が命ですしね。しかし、本当に買うのですか?アルタイル公爵様はこの件を?」
「母はこの件には関係ありません。俺が買いますので」
「失礼ですが…エル様はお金は持っておられるのですか?」
「幾らなんです?」
「曰く付きなのでサービスはしますが…それでも…値が張ってしまいますよ?」
曰く付き?
「エル様、帰りましょうアル!」
「リンリンはお願いだから口を挟まないで!」
「っ!?」
俺のこんな態度にリンリンは驚いている。後で謝るから許してね?今は…
「それよりも曰く付きって?」
「彼女は吸血族なのです」
「吸血族?」
えっと……吸血鬼の事か?
「エル様はご存知ありませんよね?吸血族とは人や動物の生き血を吸う種族です。エル様に牙をお見せしなさい」
「はぃ…ぁっ」
奴隷商の女性に言われて奴隷の子が指で口を開く。歯並びが良い普通の歯だなと思っていたら、上歯の犬歯が2本鋭い牙に変化した。
「…なるほど。任意で変化するのか…」
任意と言っても血を吸う時位だろうけど…。
「吸う血の量は少量ですが、どうにもその行為自体を気味悪がられて、買い手がつかなかったといった感じなのです。だからこそ私が安く買い付け出来たのですが…。まあ、稀少ではありますしね。吸血族自体あまりお目にはかかれないので」
「それで?」
「ご聡明なエル様なら分かられると思うのですが…手数料、稀少性、その他諸々合わせると…サービスしてこれくらいですかね?」
奴隷商は両手の掌を前へと突き出し、右手の指を3本立て、左手は0と数字を示す…。示したのは30の数字…だよな? 金貨30枚って事か?
「エル様、口を挟ませてもらうアル!それはぼったくりアル!普通の奴隷の相場が金貨5枚アルよっ!曰く付きで金貨30枚なんて高過ぎアル!」
「勘違いされないで頂きたい…サービスして普通の奴隷の30倍の値段なだけですよ?」
「さ、30倍アルっ!?金貨150枚アルっ!?全然サービスじゃないアル!エル様早く帰りましょう!あの子は可哀想とは思いますが金貨150枚なんて…」
「買うよ」
俺の答えは最初から決まっている。
「「…はっ?」」
リンリンと奴隷商の女性と声がハモる。奴隷商の女性も何で驚いているのさ?自分でその値段を言ったんだろ?
「…本気ですか?」
「うん。悪いんだけど、リンリン、母さんに連絡をして来てくれる?お金の事なら僕が責任を持って必ず全額返すからと伝えて欲しいんだ。大丈夫だよ。その件は元々考えていた事があるから!」
「で、でも…アル…」
「分かりました。本気でこの子を買うんですね?」
「勿論」
即答で答える。
「それなら…お金は結構です。ただし…お金の代わりにそのエル様の考えてる事に一枚噛ませてもらいたいと思います。いかがですか?」
俺が考えていた事には人手がいる…。奴隷商なら顔も広いし、人手不足も解消出来るか?この展開は俺的には都合がいい。
「失敗するかも知れませんし、第一僕を信頼してもいいのです?僕としては…ある程度の資産があり、尚且つ顔が広いと思われるあなたみたいな人がそれでいいなら願ったり叶ったりでしかないのですが…」
「勿論です。仮の話ですが失敗したり、裏切られた時は私の目が濁っていたという事でしょう。まあ、これでもここまで商会を大きくした自負もありますし、私の勘はエル様に掛けて間違いないと言っていますしね。」
「じゃあ…宜しく」
「契約成立ですかね?遅くなりましたが奴隷商を営むウーシェンと申します。以後お見知り置きを…」
「では、ウーシェンさん、宜しくお願いします」
「ウーシェンとお呼び下さいませ」
「…じゃあ…ウーシェン。この後はどうするの?」
「そうですね。まずは商会に一度戻らねばいけませんので…」
「商会の場所は?」
「私の商会はカンリンセンという街にあります。カンリンセンの街はここからですと王都の先になります」
「そっかぁ。じゃあ、準備が出来次第、僕の所に来てほしいんだけどいいかな?その際、手先が器用な人、それと料理に優れた人を手配して欲しいんだ。人数は多ければ多い方がいいかな」
「承知しました…。カンリンセンに戻り次第、準備を整えてエル様の下に参ります…。では早速私は旅立つ事にしましょう…。レイラ?こちらが今日から貴女の主人になるエル様よ、良いわね?」
「…はぃ」
「エル様。彼女はレイラと申します。レイラの事…宜しくお願いします」
「勿論」
「それではエル様。私はこの辺で失礼します」
挨拶を終えたウーシェンは足早に去っていった。
「エル様。私達にも詳しく話をして欲しいアル。勿論マリア様にもアル」
「うん、分かってる。じゃあ、行こうかレイラ」
「…はぃ」
こうして俺はこの世界に来て初めてとなる奴隷を引き取ったのだった。吸血族と呼ばれる一族の少女を…。
527
お気に入りに追加
1,599
あなたにおすすめの小説
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる