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第一章
俺の名は
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「…んぐっ…んぐっんぐっ……けぷっ…」
「いっぱい飲めて偉いでちゅねぇ~?」
母さんは俺がいっぱい母乳を飲むと毎回の様に赤ちゃん言葉で褒めながらゲップが出やすくなる様に背中を優しくトントンしてくれた…。
優しそうな人で本当に良かったと思う。本当にこんな人が母さんかという位可愛いしね…。
こんな女性が嫁さんになってくれたらどんなに幸せなのだろうか? そんな事を考えると当然、この女性を嫁さんにしたのはどんな男なのか気になるところではある…。生まれてから一度も父親の姿を見ていないのだから…。どこか今は会えない所にでも出掛けているのだろうか?
それとも……まあ、そのうち分かると思う。
♢
俺の首はまだ据わっていない為、手を添えてもらっていないとカクンカクンになる…。 だから辺りの様子を確認するにはこうやって母さんに抱き抱えて手を添えていて貰わないと確認できない。
解せぬ…って、生まれたばかりの赤ちゃんだから仕方ない事なんだけどな…。 そんな状態の見える範囲で分かった事といえば金持ちって事位だろうか…。家の造り等が結構豪華なんだ。
でも…何故か電気がないんだよな…。電気って言っても部屋の照明の事だぜ?夜の灯りと言えばこの家は蝋燭の灯りなんだ…。不思議だろ?
それに不思議な事はまだあるんだ。メイドさん?お手伝いさん?召し使いさん?呼び方は分からないけど、この家に居るんだよね。
─で、そんな人間を雇える様な金持ちがオムツを買わないなんて事あるのだろうか?てっきりムー○ーマンやマミー○コなんかを使うと思ってたんだけど布オムツなんだ…。まあ、布オムツも使う人は使うと聞いた事あるから一概には言えないんだけどさ…。まあ、これはふと俺が気になっただけの事なんだけどね…。布オムツを否定してる訳ではないので誤解しないでくれよな!
♢
「決めたわミーニャ」
「何をですか、奥様?」
声が聞こえた…。どうやら母さんの腕の中で俺はいつの間にか眠っていたらしい…。まあ、赤ちゃんの仕事は寝るか泣くかおっぱいをもらうかとかなのでそれは仕方ないんだけど。状況から察するに母さんとよく見るメイドさんが何やら話をしていると思われる…。俺は声を出さないように静かに聞き耳を立てる事に…。まあ、まだ喋れないんだけどな(笑)
「この子の名前よ」
俺の名前の事?そういえばまだ呼ばれた事なかったな。
「本当ですか!?」
何か異様に驚いてる気がするのは気のせいか?
「この子の名前は…エル…エル・フォン・アルタイル」
待て待てっ!母さんは今…何と言った?聞き間違いではなかったら外国で使われる様な名前に聴こえたんだがっ!?ここは外国なのか!?
で、でも、母さん達が話してる言葉は分かるし、どう考えても日本語だよな?訳が分からない。
「…奥様、素敵な御名前です」
「そうでしょ?考えに考え抜いたんだから…ねっ、エル?」
そう言って俺に優しい眼差しを向けてくる母さん。これは赤ちゃんとしての責務を果たさねばなるまいて!
「きゃっきゃっ♪」
「あら…エル起きたのね?」
「奥様…エル様はご自身の御名前を大変気に入ってる様に見えます…」
「ホントね、ふふっ…」
「はい、奥様」
「きゃっ♪きゃっ♪」
「また笑ったわ」
ふぅ~…母さんの期待には応えられたか? 母さんが嬉しそうでなによりだっ! それにしてもエルが俺の新しい名前か…。本当にここは何処なんだろうな?イギリス?フランス?言葉が解るのはアレか?小説とかで出てくる転生特典とか言う奴か?もしかしたら異世界だったり!?
─な~んてなっ。流石にそんな訳ないよな?
ないよな…?
「いっぱい飲めて偉いでちゅねぇ~?」
母さんは俺がいっぱい母乳を飲むと毎回の様に赤ちゃん言葉で褒めながらゲップが出やすくなる様に背中を優しくトントンしてくれた…。
優しそうな人で本当に良かったと思う。本当にこんな人が母さんかという位可愛いしね…。
こんな女性が嫁さんになってくれたらどんなに幸せなのだろうか? そんな事を考えると当然、この女性を嫁さんにしたのはどんな男なのか気になるところではある…。生まれてから一度も父親の姿を見ていないのだから…。どこか今は会えない所にでも出掛けているのだろうか?
それとも……まあ、そのうち分かると思う。
♢
俺の首はまだ据わっていない為、手を添えてもらっていないとカクンカクンになる…。 だから辺りの様子を確認するにはこうやって母さんに抱き抱えて手を添えていて貰わないと確認できない。
解せぬ…って、生まれたばかりの赤ちゃんだから仕方ない事なんだけどな…。 そんな状態の見える範囲で分かった事といえば金持ちって事位だろうか…。家の造り等が結構豪華なんだ。
でも…何故か電気がないんだよな…。電気って言っても部屋の照明の事だぜ?夜の灯りと言えばこの家は蝋燭の灯りなんだ…。不思議だろ?
それに不思議な事はまだあるんだ。メイドさん?お手伝いさん?召し使いさん?呼び方は分からないけど、この家に居るんだよね。
─で、そんな人間を雇える様な金持ちがオムツを買わないなんて事あるのだろうか?てっきりムー○ーマンやマミー○コなんかを使うと思ってたんだけど布オムツなんだ…。まあ、布オムツも使う人は使うと聞いた事あるから一概には言えないんだけどさ…。まあ、これはふと俺が気になっただけの事なんだけどね…。布オムツを否定してる訳ではないので誤解しないでくれよな!
♢
「決めたわミーニャ」
「何をですか、奥様?」
声が聞こえた…。どうやら母さんの腕の中で俺はいつの間にか眠っていたらしい…。まあ、赤ちゃんの仕事は寝るか泣くかおっぱいをもらうかとかなのでそれは仕方ないんだけど。状況から察するに母さんとよく見るメイドさんが何やら話をしていると思われる…。俺は声を出さないように静かに聞き耳を立てる事に…。まあ、まだ喋れないんだけどな(笑)
「この子の名前よ」
俺の名前の事?そういえばまだ呼ばれた事なかったな。
「本当ですか!?」
何か異様に驚いてる気がするのは気のせいか?
「この子の名前は…エル…エル・フォン・アルタイル」
待て待てっ!母さんは今…何と言った?聞き間違いではなかったら外国で使われる様な名前に聴こえたんだがっ!?ここは外国なのか!?
で、でも、母さん達が話してる言葉は分かるし、どう考えても日本語だよな?訳が分からない。
「…奥様、素敵な御名前です」
「そうでしょ?考えに考え抜いたんだから…ねっ、エル?」
そう言って俺に優しい眼差しを向けてくる母さん。これは赤ちゃんとしての責務を果たさねばなるまいて!
「きゃっきゃっ♪」
「あら…エル起きたのね?」
「奥様…エル様はご自身の御名前を大変気に入ってる様に見えます…」
「ホントね、ふふっ…」
「はい、奥様」
「きゃっ♪きゃっ♪」
「また笑ったわ」
ふぅ~…母さんの期待には応えられたか? 母さんが嬉しそうでなによりだっ! それにしてもエルが俺の新しい名前か…。本当にここは何処なんだろうな?イギリス?フランス?言葉が解るのはアレか?小説とかで出てくる転生特典とか言う奴か?もしかしたら異世界だったり!?
─な~んてなっ。流石にそんな訳ないよな?
ないよな…?
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