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第一部
金曜日④
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時刻は夕方。美憂ちゃんは学校が終わる時間に合わせて家へと帰って行った。まさか美憂ちゃんとこんな風になるなんて…。正直吹雪とも顔を会わせづらいな…。そう思いながら一階のリビングへと下りて行き冷たいお茶を冷蔵庫から出して喉を潤す…。
「ただいまー」
どうやら吹雪が帰って来た様だ。タイミングを完全に間違えたな…。このまま顔を会わせるしかない…か。
「…あっ…お兄ちゃん…体調は大丈夫?」
「…おかえり…嗚呼…今は大丈夫だよ…」
「ん…なら良かった…ここに座ってくれる?」
「?」
リビングにあるソファーに座る様に言われた。どうかしたのか?不思議に思っていると吹雪が近寄って来て、吹雪の顔が間近に迫って……コツンっと次の瞬間的オデコが重なった!?俺は慌てて吹雪から顔を離し距離をとる…。
「ふ…吹雪、急に何を!?」
「…うん…熱は無いみたいだね?」
「そりゃあ…ね、熱は無いけど…」
今迄こんな熱の計り方した事無いだろ?─その言葉は発する事が出来なかった…。吹雪に口を口で塞がれてしまったからだ…。一瞬何が起こったのか分からなかった。目の前に目を瞑る吹雪の顔…。
キ…ス?キス!?吹雪とキスしてる!?
認識して離れ様と…した所で頭を掴まれ強引に何度も唇を奪われる…。
「ふ…ぶき…何して…ぅんぶ……んっ…」
「……んちゅ…んんっ……ん……ちゅっぷっ……ちゅ………はぁはぁ…」
吹雪の肩を掴み少し強引に引き離した…。
「…吹雪何して…「お兄ちゃん…お兄ちゃんは私のモノだよね?私だけのお兄ちゃんだよね?」…えっ?」
「お兄ちゃんは美憂ちゃんとキスもエッチもしたんだよね?」
「それは…」
「ねぇ、お兄ちゃん?私と美憂ちゃん…どっちの唇の方が良かった?」
「…そんなの」
「妹に唇奪われてどう思った?妹とキスして背徳感は?妹はお兄ちゃんにとってどういう存在?ねぇ…ねぇねぇねぇ…答えてお兄ちゃん?」
「きょ、今日の吹雪おかしいぞ?僕は…部屋に戻るから!」
僕は慌ててリビングを後にし、自室へと駆け戻った。どうして急にキスなんて…。
「…照れてるのお兄ちゃん?妹の唇をモノにして嬉しいんだよね?私はいつまでもお兄ちゃんの妹だから…ね?」
******
僕はあの後、吹雪とは顔を会わせられずに自室にまた籠り込んでベットに横になっていた。横になりながら色々考え込んでいるうちに眠っていたんだ…。
カチャ………パタン…。………ギシッ。
「…お兄ちゃん?」
声が聞こえ…目を覚ますと吹雪が僕に股がっている。しかも裸で…。
「ふ…「しー……駄目だよ…お兄ちゃん…静かにしないと…お父さんとお母さんが起きても知らないよ?」…んっ…」
そして吹雪は僕の口を手で塞ぎ…
「お兄ちゃんの口を塞いでる手をどけるけど大声は出さないでね、分かった?」
(コクコク…)
首を振ると手が離れる。
「吹雪ホントに何してるんだ…そんな格好で…」
「クスクス…分からないのお兄ちゃん?お兄ちゃんに抱かれに来たんだよ?」
「えっ?」
「美憂ちゃんとしたのに私とは出来ないなんて事無いよね?」
こちらを見る吹雪の目がどす黒く見えた気がした。この目は黒川先輩と同じ…
「いい、お兄ちゃん?声を出したらお父さんとお母さんにお兄ちゃんに襲われたと言うからね?」
「そんな…僕達は兄妹なのに…」
「だから?」
「兄妹でそんな事…出来ない…したらいけないんだよ」
(一瞬兄妹じゃない事を聞いたのか知ってるのかと思ったけど…違うよね?バレて無いよね?)
「兄妹だからだよお兄ちゃん?しっかりと絆を繋いでおかないと…ね?」
「だから兄妹でそういう事しないと…「良いのお兄ちゃん? クスッ…そんな事を私に言って?」…えっ…「コレ…何だと思う?」…あっ…あ…」
あらかじめその画面で携帯の電源を落としていたのだろう。スイッチを入れ携帯の画面に映ったのは…
「こんなの出回ったらお兄ちゃんも私も普通の生活なんて出来ないね?クスッ…」
それは僕が恋歌ちゃんの鍵を拾った所の写真。写真はスライド再生されていて…ストーカー行為を僕がしてる動かぬ証拠の写真達。
「お兄ちゃん…何でこんな事してるの?恋歌さんに迷惑と思わないの?犯罪だと知ってるよね?止められなかったの?恋歌さんを抱きたいの?クスッ…お兄ちゃんは汚れてるんだよ?人間として終わってるんだよ?」
「あ…ぁ……僕…は…」
「でも…お兄ちゃんの全て…私が…私なら受け止めてあげるからもう苦しまなくていいんだよ?だから私を受け入れてくれるよね…お兄ちゃん?」
吹雪は優しく唇を重ねてくる。何度も、何度も…
「ただいまー」
どうやら吹雪が帰って来た様だ。タイミングを完全に間違えたな…。このまま顔を会わせるしかない…か。
「…あっ…お兄ちゃん…体調は大丈夫?」
「…おかえり…嗚呼…今は大丈夫だよ…」
「ん…なら良かった…ここに座ってくれる?」
「?」
リビングにあるソファーに座る様に言われた。どうかしたのか?不思議に思っていると吹雪が近寄って来て、吹雪の顔が間近に迫って……コツンっと次の瞬間的オデコが重なった!?俺は慌てて吹雪から顔を離し距離をとる…。
「ふ…吹雪、急に何を!?」
「…うん…熱は無いみたいだね?」
「そりゃあ…ね、熱は無いけど…」
今迄こんな熱の計り方した事無いだろ?─その言葉は発する事が出来なかった…。吹雪に口を口で塞がれてしまったからだ…。一瞬何が起こったのか分からなかった。目の前に目を瞑る吹雪の顔…。
キ…ス?キス!?吹雪とキスしてる!?
認識して離れ様と…した所で頭を掴まれ強引に何度も唇を奪われる…。
「ふ…ぶき…何して…ぅんぶ……んっ…」
「……んちゅ…んんっ……ん……ちゅっぷっ……ちゅ………はぁはぁ…」
吹雪の肩を掴み少し強引に引き離した…。
「…吹雪何して…「お兄ちゃん…お兄ちゃんは私のモノだよね?私だけのお兄ちゃんだよね?」…えっ?」
「お兄ちゃんは美憂ちゃんとキスもエッチもしたんだよね?」
「それは…」
「ねぇ、お兄ちゃん?私と美憂ちゃん…どっちの唇の方が良かった?」
「…そんなの」
「妹に唇奪われてどう思った?妹とキスして背徳感は?妹はお兄ちゃんにとってどういう存在?ねぇ…ねぇねぇねぇ…答えてお兄ちゃん?」
「きょ、今日の吹雪おかしいぞ?僕は…部屋に戻るから!」
僕は慌ててリビングを後にし、自室へと駆け戻った。どうして急にキスなんて…。
「…照れてるのお兄ちゃん?妹の唇をモノにして嬉しいんだよね?私はいつまでもお兄ちゃんの妹だから…ね?」
******
僕はあの後、吹雪とは顔を会わせられずに自室にまた籠り込んでベットに横になっていた。横になりながら色々考え込んでいるうちに眠っていたんだ…。
カチャ………パタン…。………ギシッ。
「…お兄ちゃん?」
声が聞こえ…目を覚ますと吹雪が僕に股がっている。しかも裸で…。
「ふ…「しー……駄目だよ…お兄ちゃん…静かにしないと…お父さんとお母さんが起きても知らないよ?」…んっ…」
そして吹雪は僕の口を手で塞ぎ…
「お兄ちゃんの口を塞いでる手をどけるけど大声は出さないでね、分かった?」
(コクコク…)
首を振ると手が離れる。
「吹雪ホントに何してるんだ…そんな格好で…」
「クスクス…分からないのお兄ちゃん?お兄ちゃんに抱かれに来たんだよ?」
「えっ?」
「美憂ちゃんとしたのに私とは出来ないなんて事無いよね?」
こちらを見る吹雪の目がどす黒く見えた気がした。この目は黒川先輩と同じ…
「いい、お兄ちゃん?声を出したらお父さんとお母さんにお兄ちゃんに襲われたと言うからね?」
「そんな…僕達は兄妹なのに…」
「だから?」
「兄妹でそんな事…出来ない…したらいけないんだよ」
(一瞬兄妹じゃない事を聞いたのか知ってるのかと思ったけど…違うよね?バレて無いよね?)
「兄妹だからだよお兄ちゃん?しっかりと絆を繋いでおかないと…ね?」
「だから兄妹でそういう事しないと…「良いのお兄ちゃん? クスッ…そんな事を私に言って?」…えっ…「コレ…何だと思う?」…あっ…あ…」
あらかじめその画面で携帯の電源を落としていたのだろう。スイッチを入れ携帯の画面に映ったのは…
「こんなの出回ったらお兄ちゃんも私も普通の生活なんて出来ないね?クスッ…」
それは僕が恋歌ちゃんの鍵を拾った所の写真。写真はスライド再生されていて…ストーカー行為を僕がしてる動かぬ証拠の写真達。
「お兄ちゃん…何でこんな事してるの?恋歌さんに迷惑と思わないの?犯罪だと知ってるよね?止められなかったの?恋歌さんを抱きたいの?クスッ…お兄ちゃんは汚れてるんだよ?人間として終わってるんだよ?」
「あ…ぁ……僕…は…」
「でも…お兄ちゃんの全て…私が…私なら受け止めてあげるからもう苦しまなくていいんだよ?だから私を受け入れてくれるよね…お兄ちゃん?」
吹雪は優しく唇を重ねてくる。何度も、何度も…
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