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第一部
水曜日②
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どうしてここに恋歌ちゃんが!?俺は内心凄くパニクっていた。その証拠に汗が吹き出ている…。
「ん…もしかして…私の事憶えて無いのかな?私は君の事憶えてるよ?」
頬を少し染めながら君の事憶えてる…よって首を傾げるその仕草。天使…?天使なの!?
こんなの誰だって見惚れしまう。表情で勘違いしそうになる…。顔は熱いし何て言葉を返せば良いのか分からなくなる…。
「お…憶えてます…」
「ん…良かった。私だけ憶えてたら寂しいもんね?」
「そ、その節はどうも…」
(その節はどうも…って何だ!?僕ってホント駄目駄目だぁ!?)
「クスクス…君が拾ってくれたあのキーホルダー。本当に大切な物だったんだよ?だからもう一度君に逢えたらちゃんとお礼を言いたかったの。ありがとう…」
「い、いえ…どういたしまして…」
「ん…そうだ!君の名前は?」
「ぼ、僕は西嶌豊和といいます」
「ん…良い名前♡じゃあ…豊君だね?」
「んぇ!?」
(いきなり下の名前で呼ばれたから変な声出ちゃった…)
「私の名前は恋出見恋歌だよ♡恋歌って呼んでね?」
「こ、恋出見さんも「恋歌…」…えっ?」
「ん…恋歌って呼んでと私は言ったよ?」
「…恋歌ちゃんも良い名前だね…」
「ん…そうだ!せっかくこうして逢う事が出来たんだし電話番号交換しよ?」
「ぼ、僕と!?」
「ん…豊君しか居ないじゃん?はい…コレを読み込んで」
恋歌ちゃんは携帯を取り出しQRコードを表示。言われるまま携帯でそれを読み込んで登録。恋歌ちゃんと電話番号迄交換するなんて…僕、今日死ぬのかな?
「ん…これでいつでもかけて来てくれて良いからね?私もかけるから…」
「うん」
「掛けてくれないと何するか分からないよ私…(ボソッ)」
「ん?ごめん恋歌ちゃん。聞こえなかったんだけど今何て言ったの?」
「ん…嬉しいと言ったんだよ?」
「あっ…ぼ、僕も嬉しいです…」
「ホント?」
「は…はい。ホントです」
「ん…これって運命かも…ね?」
(そんなこと…あるわけ無い…電話番号迄交換したけど掛ける事も掛かって来る事も無いだろう…。だからせめて…今だけでも君と過ごすこの時間を楽しみたいと思ってしまうのはいけない事だろうか?)
「ん…聞いてる?私かなり恥ずかしい事言ったよ?」
そう言った恋歌ちゃんの頬は少し色付いていた。
「うえっ…あっ…はい…光栄であります…」
「ふふふ…何それ…アハハ…豊君面白い…」
恋歌ちゃんが僕の言葉で笑う…ホント素晴らしいかけがえの無い時間。
「ん…そういえば豊君はここで何してたの?」
「えっ…うん…今日は妹と…」
「お兄ちゃ~ん」
「お兄さ~ん」
「あ…2人が戻って来たみたいです。今日は2人に付き合っていたんです…」
「ん…そうなの?」
「はい」
─「お兄ちゃんお待たせ!ってそちらの女性は?お兄ちゃんの友達?」
(…綺麗な人…)
「ん…初めまして、豊君の妹さん。私は恋出見恋歌です。この間豊君にお世話になったのでお礼を伝えていたの…」
「「豊君!?」」
(こんな綺麗な人がお兄ちゃんの名前を愛称呼び!?しかも豊君って!?)
(えっ…この女性お兄さんの事を愛称で呼んでるぅぅぅー!?)
「ん…私の顔に何か付いてる?」
「あっ…すいません」
「ん…気にしないで」
「私は西嶌吹雪と言います…妹です」
「ん…(末長く)宜しくね吹雪ちゃん」
「こちらこそ宜しくお願いします」
「坂井美憂です。吹雪ちゃんとお兄さんと仲良くさせてもらってます」
「ん…そう………宜しくね美憂ちゃん?」
「…こちらこそ宜しくお願いします」
軽く挨拶を終えると恋歌ちゃんの提案でカフェに行く事になった。兄だから言う訳では無いが妹もかなりの美少女に入ると思う。正確もいいしね…。そして当然の事ながら恋歌ちゃんも美憂ちゃんも美少女なわけで、そんな3人と一緒に並んで歩くのは僕にはハードルが高いなと思いつつ1歩下がった距離から3人の後を付いて行く僕だった…。
「ん…もしかして…私の事憶えて無いのかな?私は君の事憶えてるよ?」
頬を少し染めながら君の事憶えてる…よって首を傾げるその仕草。天使…?天使なの!?
こんなの誰だって見惚れしまう。表情で勘違いしそうになる…。顔は熱いし何て言葉を返せば良いのか分からなくなる…。
「お…憶えてます…」
「ん…良かった。私だけ憶えてたら寂しいもんね?」
「そ、その節はどうも…」
(その節はどうも…って何だ!?僕ってホント駄目駄目だぁ!?)
「クスクス…君が拾ってくれたあのキーホルダー。本当に大切な物だったんだよ?だからもう一度君に逢えたらちゃんとお礼を言いたかったの。ありがとう…」
「い、いえ…どういたしまして…」
「ん…そうだ!君の名前は?」
「ぼ、僕は西嶌豊和といいます」
「ん…良い名前♡じゃあ…豊君だね?」
「んぇ!?」
(いきなり下の名前で呼ばれたから変な声出ちゃった…)
「私の名前は恋出見恋歌だよ♡恋歌って呼んでね?」
「こ、恋出見さんも「恋歌…」…えっ?」
「ん…恋歌って呼んでと私は言ったよ?」
「…恋歌ちゃんも良い名前だね…」
「ん…そうだ!せっかくこうして逢う事が出来たんだし電話番号交換しよ?」
「ぼ、僕と!?」
「ん…豊君しか居ないじゃん?はい…コレを読み込んで」
恋歌ちゃんは携帯を取り出しQRコードを表示。言われるまま携帯でそれを読み込んで登録。恋歌ちゃんと電話番号迄交換するなんて…僕、今日死ぬのかな?
「ん…これでいつでもかけて来てくれて良いからね?私もかけるから…」
「うん」
「掛けてくれないと何するか分からないよ私…(ボソッ)」
「ん?ごめん恋歌ちゃん。聞こえなかったんだけど今何て言ったの?」
「ん…嬉しいと言ったんだよ?」
「あっ…ぼ、僕も嬉しいです…」
「ホント?」
「は…はい。ホントです」
「ん…これって運命かも…ね?」
(そんなこと…あるわけ無い…電話番号迄交換したけど掛ける事も掛かって来る事も無いだろう…。だからせめて…今だけでも君と過ごすこの時間を楽しみたいと思ってしまうのはいけない事だろうか?)
「ん…聞いてる?私かなり恥ずかしい事言ったよ?」
そう言った恋歌ちゃんの頬は少し色付いていた。
「うえっ…あっ…はい…光栄であります…」
「ふふふ…何それ…アハハ…豊君面白い…」
恋歌ちゃんが僕の言葉で笑う…ホント素晴らしいかけがえの無い時間。
「ん…そういえば豊君はここで何してたの?」
「えっ…うん…今日は妹と…」
「お兄ちゃ~ん」
「お兄さ~ん」
「あ…2人が戻って来たみたいです。今日は2人に付き合っていたんです…」
「ん…そうなの?」
「はい」
─「お兄ちゃんお待たせ!ってそちらの女性は?お兄ちゃんの友達?」
(…綺麗な人…)
「ん…初めまして、豊君の妹さん。私は恋出見恋歌です。この間豊君にお世話になったのでお礼を伝えていたの…」
「「豊君!?」」
(こんな綺麗な人がお兄ちゃんの名前を愛称呼び!?しかも豊君って!?)
(えっ…この女性お兄さんの事を愛称で呼んでるぅぅぅー!?)
「ん…私の顔に何か付いてる?」
「あっ…すいません」
「ん…気にしないで」
「私は西嶌吹雪と言います…妹です」
「ん…(末長く)宜しくね吹雪ちゃん」
「こちらこそ宜しくお願いします」
「坂井美憂です。吹雪ちゃんとお兄さんと仲良くさせてもらってます」
「ん…そう………宜しくね美憂ちゃん?」
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