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予定外
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「もうすぐだよな」
「まあ、いつ生まれてもおかしくないだろう。二人とも元気に育っているし、ポコポコこうやって蹴ってるしな?」
お腹に手を添えなくても分かる。例えは悪いけど内側からエ◯リアンが出てくるみたいにボコって蹴ってるのが見て分かるんだぜ!?手を添えると小さな衝撃がポコポコしているのもちゃんと感じるしな。
「初めてが双子って…不安か?」
新菜が不意にそんな事を聞いてくる。
「ああ…俺が不安というか新菜の事が心配なだけだよ」
「ふふっ…私なら大丈夫だぞ?三つ子でも四つ子でも飛んで六つ子でも産んでみせるさ!女は強いしな」
「頼むな、新菜」
「任せておけ」
リビングで二人寄り添っているとドアが乱暴にガチャンと開いた。部屋に入って来たのは俊哉だ。俊哉も妊婦なんだからちょっとは気をつけようなと声をかけようとすると…
「くっ…豊和」
その表情は優れない。
「…俊哉?どうした?」
「腹が痛いだよ…朝からお腹壊してたし…」
そういえば今日はお腹を壊してると言ってたな。声をかけたら大丈夫だと言って付き添わなくても大丈夫だと言われたんだが…付き添っておくべきだったか!?
予定日は新菜よりもまだ先…
「ズキズキきやがるんだよ…腹さすってもらおうと思ってここに来た…」
「…ちょっと待て」
「うん?」
「俊哉…お前それ陣痛じゃないか?」
「…陣痛?」
「破水したりは?」
「オリモノって奴か?それならさっき…そういえばいつもより多い液が…」
「「破水だろっ!?」」
新菜と俺の声が重なる…。しくった…。よくよく考えてみれば俊哉は元男性だ。突然のTS化で女性になったんだよな!?だからそういう方面の知識が足りなかったとしてもおかしくはないっ!?俺はもっと付き添って一緒に勉強しなければならなかったんだ。
「豊和様!今救急車を呼びましたので」
ナイス、アリシア!父さんを呼ぶよりもこういう時は救急車だよな!?オタオタしてる暇はないな!俺はすでに二人も子供を産んでもらってるんだ。父親として子供に情けない姿は見せられない!二人は赤ちゃんの為に先程おっぱいをもらってすやすやと眠っているがな…。
「俊哉!大丈夫だ!俺がついてる!」
「おう…宜しく…くっ…」
予定日より早いが大丈夫だよな?不安になるもそれはみせないようにする。俊哉に余計な心配はさせられないからな。
♢
よし、救急車が来た!俊哉と俺は救急車で病院へ!案の定俊哉は破水していた。先生の話では大丈夫との事だったが…。
「…俊哉」
待合室で待っていると、そろそろ俊哉じゃなくて…俊子でもよくないかというような余計な思考も混ざってしまう。
「俊哉が生まれるって!?」
そんな事を口にしながら待合室にやって来たのは俊哉の父親のせいさん。俊哉は生まれてますよ?生まれようとしてるのは新しい生命です…。
「何をトンチンカンな事を言ってるんだい!この馬鹿チンはっ!?」
「いてっ!?」
せいさんを殴ったのは俊哉の母親のまさみさんだ。 まあ、出産を待ってる間にそんな事があった。なんやかんやでおじさんやおばさんと話していると無事生まれたとの報告が看護婦さんより伝えられたんだ。
「ただ…」
「何か問題がっ!?」
「いえ、その…両方持ってまして…」
「何をっ!?何を持ってるんです!?」
「…男性器と女性器です」
「………はっ?」
ま、まあ…そういう事もある…か。とにかく無事に生まれてきてくれてよかった。子供の名は和哉だ。和哉が将来どうなるかは…別の話だな。
とにかく…お疲れ様。俊哉。
「まあ、いつ生まれてもおかしくないだろう。二人とも元気に育っているし、ポコポコこうやって蹴ってるしな?」
お腹に手を添えなくても分かる。例えは悪いけど内側からエ◯リアンが出てくるみたいにボコって蹴ってるのが見て分かるんだぜ!?手を添えると小さな衝撃がポコポコしているのもちゃんと感じるしな。
「初めてが双子って…不安か?」
新菜が不意にそんな事を聞いてくる。
「ああ…俺が不安というか新菜の事が心配なだけだよ」
「ふふっ…私なら大丈夫だぞ?三つ子でも四つ子でも飛んで六つ子でも産んでみせるさ!女は強いしな」
「頼むな、新菜」
「任せておけ」
リビングで二人寄り添っているとドアが乱暴にガチャンと開いた。部屋に入って来たのは俊哉だ。俊哉も妊婦なんだからちょっとは気をつけようなと声をかけようとすると…
「くっ…豊和」
その表情は優れない。
「…俊哉?どうした?」
「腹が痛いだよ…朝からお腹壊してたし…」
そういえば今日はお腹を壊してると言ってたな。声をかけたら大丈夫だと言って付き添わなくても大丈夫だと言われたんだが…付き添っておくべきだったか!?
予定日は新菜よりもまだ先…
「ズキズキきやがるんだよ…腹さすってもらおうと思ってここに来た…」
「…ちょっと待て」
「うん?」
「俊哉…お前それ陣痛じゃないか?」
「…陣痛?」
「破水したりは?」
「オリモノって奴か?それならさっき…そういえばいつもより多い液が…」
「「破水だろっ!?」」
新菜と俺の声が重なる…。しくった…。よくよく考えてみれば俊哉は元男性だ。突然のTS化で女性になったんだよな!?だからそういう方面の知識が足りなかったとしてもおかしくはないっ!?俺はもっと付き添って一緒に勉強しなければならなかったんだ。
「豊和様!今救急車を呼びましたので」
ナイス、アリシア!父さんを呼ぶよりもこういう時は救急車だよな!?オタオタしてる暇はないな!俺はすでに二人も子供を産んでもらってるんだ。父親として子供に情けない姿は見せられない!二人は赤ちゃんの為に先程おっぱいをもらってすやすやと眠っているがな…。
「俊哉!大丈夫だ!俺がついてる!」
「おう…宜しく…くっ…」
予定日より早いが大丈夫だよな?不安になるもそれはみせないようにする。俊哉に余計な心配はさせられないからな。
♢
よし、救急車が来た!俊哉と俺は救急車で病院へ!案の定俊哉は破水していた。先生の話では大丈夫との事だったが…。
「…俊哉」
待合室で待っていると、そろそろ俊哉じゃなくて…俊子でもよくないかというような余計な思考も混ざってしまう。
「俊哉が生まれるって!?」
そんな事を口にしながら待合室にやって来たのは俊哉の父親のせいさん。俊哉は生まれてますよ?生まれようとしてるのは新しい生命です…。
「何をトンチンカンな事を言ってるんだい!この馬鹿チンはっ!?」
「いてっ!?」
せいさんを殴ったのは俊哉の母親のまさみさんだ。 まあ、出産を待ってる間にそんな事があった。なんやかんやでおじさんやおばさんと話していると無事生まれたとの報告が看護婦さんより伝えられたんだ。
「ただ…」
「何か問題がっ!?」
「いえ、その…両方持ってまして…」
「何をっ!?何を持ってるんです!?」
「…男性器と女性器です」
「………はっ?」
ま、まあ…そういう事もある…か。とにかく無事に生まれてきてくれてよかった。子供の名は和哉だ。和哉が将来どうなるかは…別の話だな。
とにかく…お疲れ様。俊哉。
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