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寒くなってきて…
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11月も半ばになるとどうなってくるのかというと季節がら当然寒くなってくるわけで…。そうなってくると風邪もひきやすくなると思う。個人的な感想だけどな。
まあ、何が言いたいのかというと…
「お兄ちゃん…?」
「豊和様…?」
「うん?真冬にアリシアはどうしたんだ?」
「いつもよりもお兄ちゃんの顔が赤い気がするよ」
「真冬様の言う通りです。もしかして風邪をひかれたのでは?」
真冬とアリシアの言葉からも分かる通り風邪をひいてしまったわけだ。それにしても二人ともよく気がついたな…。自分では少しダルい感じはしたものの、幸子に搾り取られたからかなとか思っていたんだが…。
「とりあえず…熱を測ってみようか、お兄ちゃん!」
「わたくしは今のうちに寝室を整えてきます」
「お願いね、アリシアさん!」
「いやいや…妊婦の二人はゆっくりしておかないと!?それに風邪なら俺に近づかないようにしないと」
「私達は風邪なんかひかないよ?」
「真冬様のおっしゃる通りです!日々風邪なんかに負けないように鍛えていますし。とにかく豊和様はまずはお熱の方を!」
真冬から体温計を受け取り、熱を測ってみると38度を越えていた。人間って不思議なものでそれを認識した途端にダルさやら体の痛みに気がついたりするんだよな。まあ、コレも俺の個人的な感想だけども…。
「イチさん!お兄ちゃんをお願いします」
「任せるカナ♪」
「ちょっ!?」
「大人しくしてるカナ!お部屋に運ぶだけカナ!」
イチに片手で抱えられる俺…。こういう時は流石にこの世界の女性は凄いと改めて認識してしまうな。男が敵わないわけだよな。たぶん…やろうと思えば人差し指だけでも俺を抱えるかも知れんな。
「出来ると思うけど…病人だからしないカナ♪」
「…心を読まないでくれるか?」
「お兄ちゃんが分かりやす過ぎなんだよ」
「豊和様は単純ですからね」
「ルナも同じだろ?」
「病人はシャラップですわ!」
「氷枕の準備もしておりますので…イチ様!豊和様を宜しくお願いします!」
アリシア捌けすぎだろ…頼むからあまり動き過ぎないでくれよ?この世界の女性にとっては問題ないんだろうけど…俺は何度でも心配になるんだからな?
「豊和君!添い寝しよっか!?」
「…幸子は病人からでも搾り取りそうだからなしだろう」
「俊哉君!?それは酷いと思うんだけどっ!?流石の私でも時と場合を考えるよ!?」
「ボクも俊哉と同じ意見だよ?」
「葵ちゃんまでっ!?」
「熱が下がった途端…襲いそうし」
「ニナちゃんまで!?」
俺も概ね同意だな。まあ、久しぶりにこうして風邪をひいてしまって寝込んでしまったわけだが…いいもんだな…。看病してもらえるっていうのは…。みんな優しくてついつい甘えてしまったのはここだけの話だ。
まあ、とにかく風邪はひかないにこした事はないのでみんなも気をつけるようにな。
まあ、何が言いたいのかというと…
「お兄ちゃん…?」
「豊和様…?」
「うん?真冬にアリシアはどうしたんだ?」
「いつもよりもお兄ちゃんの顔が赤い気がするよ」
「真冬様の言う通りです。もしかして風邪をひかれたのでは?」
真冬とアリシアの言葉からも分かる通り風邪をひいてしまったわけだ。それにしても二人ともよく気がついたな…。自分では少しダルい感じはしたものの、幸子に搾り取られたからかなとか思っていたんだが…。
「とりあえず…熱を測ってみようか、お兄ちゃん!」
「わたくしは今のうちに寝室を整えてきます」
「お願いね、アリシアさん!」
「いやいや…妊婦の二人はゆっくりしておかないと!?それに風邪なら俺に近づかないようにしないと」
「私達は風邪なんかひかないよ?」
「真冬様のおっしゃる通りです!日々風邪なんかに負けないように鍛えていますし。とにかく豊和様はまずはお熱の方を!」
真冬から体温計を受け取り、熱を測ってみると38度を越えていた。人間って不思議なものでそれを認識した途端にダルさやら体の痛みに気がついたりするんだよな。まあ、コレも俺の個人的な感想だけども…。
「イチさん!お兄ちゃんをお願いします」
「任せるカナ♪」
「ちょっ!?」
「大人しくしてるカナ!お部屋に運ぶだけカナ!」
イチに片手で抱えられる俺…。こういう時は流石にこの世界の女性は凄いと改めて認識してしまうな。男が敵わないわけだよな。たぶん…やろうと思えば人差し指だけでも俺を抱えるかも知れんな。
「出来ると思うけど…病人だからしないカナ♪」
「…心を読まないでくれるか?」
「お兄ちゃんが分かりやす過ぎなんだよ」
「豊和様は単純ですからね」
「ルナも同じだろ?」
「病人はシャラップですわ!」
「氷枕の準備もしておりますので…イチ様!豊和様を宜しくお願いします!」
アリシア捌けすぎだろ…頼むからあまり動き過ぎないでくれよ?この世界の女性にとっては問題ないんだろうけど…俺は何度でも心配になるんだからな?
「豊和君!添い寝しよっか!?」
「…幸子は病人からでも搾り取りそうだからなしだろう」
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「ボクも俊哉と同じ意見だよ?」
「葵ちゃんまでっ!?」
「熱が下がった途端…襲いそうし」
「ニナちゃんまで!?」
俺も概ね同意だな。まあ、久しぶりにこうして風邪をひいてしまって寝込んでしまったわけだが…いいもんだな…。看病してもらえるっていうのは…。みんな優しくてついつい甘えてしまったのはここだけの話だ。
まあ、とにかく風邪はひかないにこした事はないのでみんなも気をつけるようにな。
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