貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴

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詩織

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「ようやくウチの出番だね!」 

「出番って何っ!?」 

「個人別ハロウィンのウチの番って事だけど?」 

「ああ、それな」 

 久しぶりに物語に詩織が登場した事かと思ったわ…。んっ?物語ってなんだろな?俺もおかしな事を思ってしまったな。昨日はアリシアとゆっくり過ごしていた筈がいつの間にやらシズさんが加わって…バタバタしてしまったからそう思ったのか? 

「こらこら…今日はウチの番なんだよ?ウチの事だけ見てないとイタズラするからね?」 

「現在進行系で俺のムスコに触れてるけどな?」 

「細かい事はいいじゃん。それより今日もここは相変わらず元気だね♪」 

「そりゃあ愛する詩織に触れられたら元気になると思うがっ!?」 

「愛するって言われるのは嬉しいけど…とにかく…まずはウチに言う事があるんじゃないかな?」 

 ああ…そうだな。詩織の言う通りだな。一応はそれに触れないと駄目だよな? 

「何故に…半分しか服を着てないんだ?それってセ◯ターマンだよな?」 

 今日の詩織の恰好はというと…下着も服も全て体の中心までしかきてない。縦半分は裸、もう縦半分は服等を着用している五十対五十の恰好をしているんだ。

「セ◯ターマンじゃなくて、女なんだからセンターウーマンだからね?」 

「ツッコむところ間違ってない?」 

「間違ってないよ!?大事だよ、そういうところは!」 

 そっかぁ…大事なのかぁ…センターウーマンを大事にするよりもハロウィンを大事にして欲しいと思ってしまうな。 まあ、詩織が楽しいなら別にいいんだけどな。 

「半分だからいつでもずらしてもいいんだからね?」 

「それは…」 

 いますぐやろうとかいう事か?女性の人数が増えたから各々の時間が減って不満という事だろうか…?幸子は特に長いしな…。しかし…おろそかにはしてない筈なんだが… 

「二人っきりの時はイチャイチャ愛し合いたいものだよ?ウチ達が結ばれるまでどれだけ我慢して一人でしていたことか…。豊ちゃん鈍いしっ…」 

「嗚呼っ…それは…すまない。でも…今はそんなに鈍くないだろ?」 

「…まぁ…前よりは…」 

 流石にな。自分でも以前よりはマシだと思っているしな。まあ、慢心はしないけども…今でも気がつかない事ととかたまにあるしな。もう少し気が効くようにしないとな。 

「そんなわけで…ウチが来たからには…」 

「存分に愛し合うとするか」 

「うん♡♡♡」 

 それにしてもハロウィンにかこつけてハロウィンと関係ない事でイチャイチャする展開が多いな?やっぱりこういう世界だからだろう。あんまり巷でもハロウィンに特別な事するとかは殆どないみたいだしな。 

 まあ、一人一人と素敵な1日を過ごせたらいいかと思いながらセンターウーマンの詩織と愛し合う事に…。詩織がとても幸せそうなので万事オッケーだな。
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