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アリシア
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「ふぅぅ…お湯加減はいかがですか?豊和様?」
「あ…うん、ちょうどいいかな。この少し熱いかなぁと感じるくらいのお湯に浸かっていると温泉に来たんだなぁと思えるしね」
「同感です」
アリシアと過ごすハロウィンは舞台を温泉へと移して過ごす事になったんだ。それがハロウィンらしいかと聞かれるとなんとも答えようがないんだけどもね。 それでもこうして二人でゆっくりと温泉に浸かって…。俺の肩に頭を乗せて、身を寄せるアリシアと過ごすこの時間は最高の時間だと言えるだろう。
「まだわたくし達はお酒を嗜めませんので代わりにこちらを用意しておきました」
すーっといつの間にか目の前にはアリシアが用意したお盆がお風呂に浮かんでおり、お盆には飲み物が用意されているみたいだ。
「もう一度言いますがお酒ではありませんので…こうしてお風呂に浸かりながら…月夜を見ながら乾杯いたしましょう」
「だね」
トクトクトクっ…と、飲み物がコップへと注がれていき、それを手にとってカチンと優しくコップを合わせて…乾杯。
「くぅ~~~ お酒を飲んだ事ないけど…染みるなぁ~」
「炭酸をベースに調合致しましたので♪」
この飲み物はアリシアが作ったのか。ちなみに何も入ってないよね?狼とかに変身する獣化の薬とか…んっ?入ってない?そうか。それならいいか。せっかくなのでこの時間を大切にしたいしね。 まあ、そんな風に言ったらアリシアはとても素敵な笑顔でわたくしもですと答えてくれた。
「それにしても…時が経つのは早いものですね」
「だね。高校に入って…色々あって…今や父親と母親になろうとしてるしね」
「ふふふ…そうですね。まあ、豊和様がもう少し早く…中学生の時にわたくし達の気持ちに気がついてくださってれば…二、三人は産んでいたとおもわれますよ?」
「…中学生の時も…アピールというか…好意をアリシア達は出してたという事?」
「その通りです」
そうだったんだな…。まあ、あの頃というか俺はだいぶ鈍かったみたいだしな。
「まあ…こうして豊和様のお子を授かり…一緒に暮らして…こうして二人で温泉に入ってのんびりゆっくりと過ごす事が出来て…幸せを噛み締めていますけどね」
「それは俺もだよ」
どちらからともなく唇を重ねる。アリシアが言ったようにとても幸せな時間がゆっくりと流れてるみたいだ。 そんな風に思っていると…股間に気持ちがいい感触を感じてしまう。お湯は白く何をされてるのかは分からない。 もしかして雰囲気的にいい感じだから…その気になったのかな?
「…アリシア」
「どうかされましたか?」
「のぼせないように上がってから続きをしようか」
「? えっ…と…続きとは一体…?」
「今…俺のを握ってるというか…」
「わたくしの手は…両手ともここにありますが」
「えっ…?じゃ、じゃあ…足…とか?」
「足もこちらに…」
「じゃあ…これは何…?」
突然…俺の股間辺りからブクブクブクと、泡が浮かんでくる。それは沸騰したお湯みたいで…一体何が俺の股間で行われているんだっ!?
「ぶはぁっ~~~」
そんな声とともに水面から出てきたのは…
「「っ!?!?」」
「いい感じやったえ?気持ち良かったえ?コレが本当の潜水どす♡」
「んなっ!?シズさん!?」
「叔母様っ!?どうしてここにっ!?」
「叔母様やあらへんやろ?」
「あ、はい。 お姉様」
どうやら今回のアリシアとの時間はシズさんによって…多少邪魔される事になった。少し落ち込み気味のアリシアに、また今度二人で過ごす事を約束して…二人の相手をする事になったのは言うまでもないだろう。
「あ…うん、ちょうどいいかな。この少し熱いかなぁと感じるくらいのお湯に浸かっていると温泉に来たんだなぁと思えるしね」
「同感です」
アリシアと過ごすハロウィンは舞台を温泉へと移して過ごす事になったんだ。それがハロウィンらしいかと聞かれるとなんとも答えようがないんだけどもね。 それでもこうして二人でゆっくりと温泉に浸かって…。俺の肩に頭を乗せて、身を寄せるアリシアと過ごすこの時間は最高の時間だと言えるだろう。
「まだわたくし達はお酒を嗜めませんので代わりにこちらを用意しておきました」
すーっといつの間にか目の前にはアリシアが用意したお盆がお風呂に浮かんでおり、お盆には飲み物が用意されているみたいだ。
「もう一度言いますがお酒ではありませんので…こうしてお風呂に浸かりながら…月夜を見ながら乾杯いたしましょう」
「だね」
トクトクトクっ…と、飲み物がコップへと注がれていき、それを手にとってカチンと優しくコップを合わせて…乾杯。
「くぅ~~~ お酒を飲んだ事ないけど…染みるなぁ~」
「炭酸をベースに調合致しましたので♪」
この飲み物はアリシアが作ったのか。ちなみに何も入ってないよね?狼とかに変身する獣化の薬とか…んっ?入ってない?そうか。それならいいか。せっかくなのでこの時間を大切にしたいしね。 まあ、そんな風に言ったらアリシアはとても素敵な笑顔でわたくしもですと答えてくれた。
「それにしても…時が経つのは早いものですね」
「だね。高校に入って…色々あって…今や父親と母親になろうとしてるしね」
「ふふふ…そうですね。まあ、豊和様がもう少し早く…中学生の時にわたくし達の気持ちに気がついてくださってれば…二、三人は産んでいたとおもわれますよ?」
「…中学生の時も…アピールというか…好意をアリシア達は出してたという事?」
「その通りです」
そうだったんだな…。まあ、あの頃というか俺はだいぶ鈍かったみたいだしな。
「まあ…こうして豊和様のお子を授かり…一緒に暮らして…こうして二人で温泉に入ってのんびりゆっくりと過ごす事が出来て…幸せを噛み締めていますけどね」
「それは俺もだよ」
どちらからともなく唇を重ねる。アリシアが言ったようにとても幸せな時間がゆっくりと流れてるみたいだ。 そんな風に思っていると…股間に気持ちがいい感触を感じてしまう。お湯は白く何をされてるのかは分からない。 もしかして雰囲気的にいい感じだから…その気になったのかな?
「…アリシア」
「どうかされましたか?」
「のぼせないように上がってから続きをしようか」
「? えっ…と…続きとは一体…?」
「今…俺のを握ってるというか…」
「わたくしの手は…両手ともここにありますが」
「えっ…?じゃ、じゃあ…足…とか?」
「足もこちらに…」
「じゃあ…これは何…?」
突然…俺の股間辺りからブクブクブクと、泡が浮かんでくる。それは沸騰したお湯みたいで…一体何が俺の股間で行われているんだっ!?
「ぶはぁっ~~~」
そんな声とともに水面から出てきたのは…
「「っ!?!?」」
「いい感じやったえ?気持ち良かったえ?コレが本当の潜水どす♡」
「んなっ!?シズさん!?」
「叔母様っ!?どうしてここにっ!?」
「叔母様やあらへんやろ?」
「あ、はい。 お姉様」
どうやら今回のアリシアとの時間はシズさんによって…多少邪魔される事になった。少し落ち込み気味のアリシアに、また今度二人で過ごす事を約束して…二人の相手をする事になったのは言うまでもないだろう。
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