貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴

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幸子

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「……んっ…朝…か…?」 

 なにやら体が重いようなそんな違和感となんだか気持ちいいような感触を感じて目を覚ました。部屋の中はまだ暗い事から日はまだ登っていない事が意識がハッキリとしてなくても感覚で分かる。 

「…とりあえず…トイレにでも…んっ?」 

 体を動かそうとするとあお向けで眠っている俺の体の上から『ふにゅん』やら『むにゅん』といった柔らかい感触が己の肉体に伝わってくる。そしてそれは生温かい事からも人肌の温もりなんだと自然と理解できた。 

「…俊哉と…寝た…んだったっけっ?」 

 昨日は遅くまで俊哉が大きな大きな二つのメロンを使って色々としてくれたんだよな…。もしかしてその途中で眠ってしまったかと思ったのだが… 

「んっ…スッキリハロウィン♡豊和君♡んあっ…♡そんなに動いたら…んんっ…ぬ、抜けちゃうよ?」 

「その声は…幸子だな」

 抜けちゃうも何も様子から察するに抜いた後だよな?何がとは言わんが…とにかく事後だよな?俺が寝ている隙にヤッたな?スッキリハロウィンとか言ってる場合じゃないよな?新しい幸子語か? 

「…抜けちゃうもなにも…何回したんだ?」 

「えっ…と…豊和君が眠って、俊哉ちゃんと交代してからずっとだけど?」 

「よくもまぁ…そんなにしたもんだ」 

「豊和君が私をこんなにしちゃったんだよ?」 

「いやいや…断じてしてないからな?しいていうなら…そうだなぁ…幸子の中に眠っていた呼び覚ましてはいけないものが呼び覚まされただけだろうに」 

「上手いこと言ったね?」 

「まあ…とにかく一緒にシャワーでも浴びに行こうか?色々とベタベタみたいだし」 

「…うん…じゃあ…繋がったまま連れて行って?」 

 それはまた高難易度な事をおっしゃる。行けるか?まあ、行こうと思えば行けはするか?でも…流石に自宅でもそんな風にウロウロしたくはないのだが?見られたら流石に恥ずかしいんだけど?今更と言われるかも知れんが…。アリシアなんかもう起きてそうだしな…。 

「あっ…また硬く…これは先に柔らかくしないとだよね?ねっ?ねっ?」 

 そりゃあ…繋がったままだし…先程から隙をみては唇を重ねてくるのだからそうなるのは仕方ないだろ…。 

「…だな…いいか?」 

「ハロウィンだしね♪性のハロウィンってやつだよね!」 

「そんなハロウィン言葉はないからな?幸子の中だけだからな?」 

「あるの!だから…私に…いっぱいイタズラしてね?」 

 そんな風に可愛く言われると漢なら応えないとな。 

「…激しいからな?」 

「望むところだよ!」 

 まあ、幸子ならそう言うわな。性の魔人だしな。 

「最近は勝ち越してるからな?」 

「ううっ…確かに…でも…今日は負けないもん」 

「じゃあ…」 

「うん…」 

「「しよっか」」 

 幸子もハロウィンなんて関係なく…ハロウィンにかこつけて愛し合ういつもの日常を過ごす事になったのだった。
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