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それぞれのハロウィン
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「ハロウィ~ンを~写そっ♪」
どっかで聴いたフレーズの歌を歌いながら俺の傍にやって来たのは真冬だ。どう考えてもそれってお正月を写そっ?じゃないかと思うのだがあえて口にはしない。それに──
「ハロウィンはまだ先だよな?」
まだ今は10月半ばだ。ハロウィンは31日だったよなと記憶を掘り起こす。
「そうなんだけどね♪実は──」
真冬の話ではハロウィン当日はみんなで過ごす事になってるらしい。なのでというわけではないのだが当日までにハロウィンを一対一で楽しもうという事になったんだそうだ。だからだろうか…。真冬がタヌキの恰好をしているのは…。とにかく今日は真冬の番だという事が分かる。
「…何故にタヌキのコスプレなんだ?ハロウィン関係あるっ!?」
「ぶっちゃけるとこの恰好はハロウィンには関係ないかな。お腹が目立ってきたからタヌキのコスプレにしただけだしね♪」
「可愛いっていう意味で言うけど、とても似合っていて可愛いな」
「ホント?良かったよ♪お兄ちゃんに可愛いって思ってもらえて♪」
「なぁ、真冬」
「うん?」
「分かってると思うけど…」
「勿論だけど、腹太鼓はしないから安心してね?」
「だよな」
しないとは思っててもやっぱり一言言っておかないとな。心配になるしな。それにしても…ホント大きくなってきたな。お腹が大きくなるのを目にする度に感慨深くなるのは仕方ないと思う。新しい生命が育まれていて神聖な感じに見えてしまうからかな。
「さて、お兄ちゃん♪」
「うん?」
「ハロウィンということで定番の台詞を口にするよ?」
「なるほど…」
ハロウィンの定番の台詞といえばアレしかないよな?だが今はお菓子を用意してない。いきなりだったしな。
「オカズをくれなきゃっイタズラしちゃうよっ♡」
「…んっ?なんて…?」
聞き間違いだよな?お菓子をくれなきゃっイタズラしちゃうよっ?って真冬は言ったんだよな?昨日はまた幸子に搾り取られてしまったので疲れているのかもな…。
「もう…お兄ちゃんったら…ちゃんと聞いててよね?」
「悪い…どうにも聞き損ねたみたいでな」
「もしかして疲れてる?大丈夫なの?」
「心配しなくても当然大丈夫だぞ?疲れてる訳じゃないと思うから」
「じゃあ…もう一回ね」 「おう!」
「オカズをくれなきゃっイタズラしちゃうよ♡」
聞き間違いでも聞き損ないでもなかったわ。オカズをくれなきゃっイタズラしちゃうよっ?って、初めて聞いたんだがっ!?なんだよ、オカズって!?昼飯や夜飯のオカズって意味じゃないよな!?
「あっ…お兄ちゃん…持ってないんだね?」
「…流石に…持っていないかな…」
オカズって何を指しているのか分からんしな。
「じゃあ…イタズラしちゃうね♡」
俺の元にゆっくりと近づくと膝を下ろし…俺のズボンやらを手馴れた手順で脱がせていく真冬。
「お兄ちゃんの甘い甘いチ◯ッパチ◯プスを味わっちゃうからね?」
「…無理は駄目だからな?」
「…後でハロウィンタヌキバージョンの私もしっかりと隅から隅まで味わってね♡」
夫婦仲は良好。当然その日はタヌキな可愛い真冬を味わう事に。順番でハロウィンを楽しむって言ってたし、それぞれどんなハロウィンになるんだろうな?
「んっ…ぷはっ…お兄ちゃん?今は私とのハロウィンだからね?」
「あ、はい」
「じゃあ…改めて…ハッピーハロウィン♪あむっ♡」
「あっ…」
お互いにいいハロウィンを過ごせたのは言うまでもないだろう…。
どっかで聴いたフレーズの歌を歌いながら俺の傍にやって来たのは真冬だ。どう考えてもそれってお正月を写そっ?じゃないかと思うのだがあえて口にはしない。それに──
「ハロウィンはまだ先だよな?」
まだ今は10月半ばだ。ハロウィンは31日だったよなと記憶を掘り起こす。
「そうなんだけどね♪実は──」
真冬の話ではハロウィン当日はみんなで過ごす事になってるらしい。なのでというわけではないのだが当日までにハロウィンを一対一で楽しもうという事になったんだそうだ。だからだろうか…。真冬がタヌキの恰好をしているのは…。とにかく今日は真冬の番だという事が分かる。
「…何故にタヌキのコスプレなんだ?ハロウィン関係あるっ!?」
「ぶっちゃけるとこの恰好はハロウィンには関係ないかな。お腹が目立ってきたからタヌキのコスプレにしただけだしね♪」
「可愛いっていう意味で言うけど、とても似合っていて可愛いな」
「ホント?良かったよ♪お兄ちゃんに可愛いって思ってもらえて♪」
「なぁ、真冬」
「うん?」
「分かってると思うけど…」
「勿論だけど、腹太鼓はしないから安心してね?」
「だよな」
しないとは思っててもやっぱり一言言っておかないとな。心配になるしな。それにしても…ホント大きくなってきたな。お腹が大きくなるのを目にする度に感慨深くなるのは仕方ないと思う。新しい生命が育まれていて神聖な感じに見えてしまうからかな。
「さて、お兄ちゃん♪」
「うん?」
「ハロウィンということで定番の台詞を口にするよ?」
「なるほど…」
ハロウィンの定番の台詞といえばアレしかないよな?だが今はお菓子を用意してない。いきなりだったしな。
「オカズをくれなきゃっイタズラしちゃうよっ♡」
「…んっ?なんて…?」
聞き間違いだよな?お菓子をくれなきゃっイタズラしちゃうよっ?って真冬は言ったんだよな?昨日はまた幸子に搾り取られてしまったので疲れているのかもな…。
「もう…お兄ちゃんったら…ちゃんと聞いててよね?」
「悪い…どうにも聞き損ねたみたいでな」
「もしかして疲れてる?大丈夫なの?」
「心配しなくても当然大丈夫だぞ?疲れてる訳じゃないと思うから」
「じゃあ…もう一回ね」 「おう!」
「オカズをくれなきゃっイタズラしちゃうよ♡」
聞き間違いでも聞き損ないでもなかったわ。オカズをくれなきゃっイタズラしちゃうよっ?って、初めて聞いたんだがっ!?なんだよ、オカズって!?昼飯や夜飯のオカズって意味じゃないよな!?
「あっ…お兄ちゃん…持ってないんだね?」
「…流石に…持っていないかな…」
オカズって何を指しているのか分からんしな。
「じゃあ…イタズラしちゃうね♡」
俺の元にゆっくりと近づくと膝を下ろし…俺のズボンやらを手馴れた手順で脱がせていく真冬。
「お兄ちゃんの甘い甘いチ◯ッパチ◯プスを味わっちゃうからね?」
「…無理は駄目だからな?」
「…後でハロウィンタヌキバージョンの私もしっかりと隅から隅まで味わってね♡」
夫婦仲は良好。当然その日はタヌキな可愛い真冬を味わう事に。順番でハロウィンを楽しむって言ってたし、それぞれどんなハロウィンになるんだろうな?
「んっ…ぷはっ…お兄ちゃん?今は私とのハロウィンだからね?」
「あ、はい」
「じゃあ…改めて…ハッピーハロウィン♪あむっ♡」
「あっ…」
お互いにいいハロウィンを過ごせたのは言うまでもないだろう…。
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