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暫しのと…

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「必ず会いに来て下さ~いデ~ス♪ワタシも会いに行きますからデ~ス!一緒に暮らすまで暫しのお別れデ~ス」 

「うん。エミリーとセリーヌに必ず会いに来るよ」 

「わたくしにまで…お言葉ありがとうございます」 

 色んなを与えてもらった翌日の事だ。幸子達が待っている筈のホテルの前へとエミリー達が送ってくれたんだ。2人と抱擁を交わして挨拶をする。本当に色々とお世話になったもんだ。真冬か誰かが言っていたように現地妻みたいな関係が出来てしまった。もちろん責任はとるし、エミリーが言った通りそう遠くない将来一緒にエミリー達も暮らす事になるだろうな。 

 エミリー達と別れた後、ホテルの受付で幸子達が居る部屋の予備の鍵を受け取る。前もって幸子達の誰かが言ってくれていたお陰かすんなり鍵はもらえた。とにかくそんな感じで鍵を受け取った俺はエレベーターへ乗り込み、ホテルの階層の11階へと移動。 

「えっ…と…ここが1111号室だから…1115号室はあそこかな?」 

 部屋番号のプレートを見ながら歩いていると… 

「獲物みっ~けっ♪」 

 1113号室の扉が突然開いたと思ったら俺は部屋の中への引き摺り込まれて、あっという間に部屋のベッドへと投げ捨てられてしまった…。 

「およ~っ?どこの男かと掴まえたらぁ~隼~君じゃ~ん♪」 

 なんだなんだと思いながら、声の主に視線を向けるとそこには知った顔が… 

「…飯根…翔子さん?」 

「ほよ~ よく覚えてたねぇ~?」 

「そりゃあね。喋り方は独特だし、自己紹介の時に千人斬りとか言ってたしね」 

「そんな事~ よく覚えてたね~。今は~千百人斬りの一本手前かなぁ~千九十九人だしねぇ~♪」 

 まあ、彼女を見ると男なら…この世界の男は違うけど…とにかく男なら視線は必ずと言っていいほど、その大きな大きなたわわにいくことだろう。彼女…また大きくなったか?Hカップの俊哉を明らかに超えているよな?Iカップ…?いや、Jカップはあるんじゃなかろうか? それにしても…経験し過ぎじゃない?すげぇな…。よくそんだけ男を掴まえて食べたな…。 

「さっきからぁ~ 胸ばかりぃ~見てるみたいだけどぉ~胸好きなの~?」 

 大きな大きなたわわをうんしょっとばかりに抱えて見せつけてくる飯根さん。そんな仕草を魅せてくれた飯根さんに俺は即答で応える。 

「大好きです!」 

「相変わらず変わってるねぇ~?そんな風に言う男性ってぇ~殆どいないのにぃ~」 

「俺は…異端児みたいなもんだし?」 

 この世界ではそういう存在だろう。女性に嫌悪感を抱かないしね。 

「まあ~ちょうどいいかぁ~」 

「…ちょうどいい?」 

 ちょうどいいって事は…そういう事なんだろうな。女性に捕まった時点で男性はほぼ逃げられないだろうしな。 

「前からぁ~隼君の事~食べてみたかったんよねぇ~。それにぃ~…凄いって聞いてるしぃ~」 

 やっぱりか…。 

「…まあ…正直に言うけど…飯根さんが関わりを持った男性には…たぶん…負けないと思うというよりも飯根さんがダウンすると思うよ?」 

 ピクっと飯根さんの眉が釣り上がる。 

「…凄い自信だねぇ~?」 

「そりゃあ…ね?」 

 こっちが相手してきたのは色欲の魔王様だぜ?人数だけ多い飯根にはたぶん…いや、絶対に負けないと思う。 お互いの視線がぶつかるなか…飯根がバっと服を脱いでのしかかってくる。 

「今更~言葉を撤回しても~ 私がぁ~ 満足するまで止めないからね?」 

「たぶん…それ俺の台詞だよ?」 

「っ!? 言うねぇ~」 

 そして── 


「無理無理無理無理無理無理っ!?」 

「喋り方が変わってるけど?言葉伸ばさないのっ?」 

「分かって言っとるやろっ!?んんっ~~~♡む、無理って…言っとるとばってん!?」 

「挑発したのは…飯根さんだからね?」 

「しょ、しょんなっ!?ああん♡だ、駄目って言っとるとにっ…こんなのっ…ああぁ…」 

「まだたったの2回目だよ?まだまだいけるからね?」 

「連続でっ!?嘘~っ!?す、凄かっ!?んんっ~~~またっ…い、いっ…」 

「まだまだぁぁぁぁー」 

「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ──♡」 

 終わった後に残ったのは…凄惨なベッドやシーツ…そして…ピクピクと痙攣しながら気絶する飯根さんの姿であった。
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