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豪勢に
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「…新菜達にも連絡がとれたみたいで一安心だな…」
俺がいるのはエミリーさんの屋敷の一部屋。新菜達にルナ経由で連絡がとれた時にはすでに外は薄暗くなっていたんだ。まあ、流石に外国で見知らぬ土地だし、危ないという事でルナの知り合いでもあるエミリーさんの屋敷に一晩お世話になる事になったんだ。
「まあ、幸子は欲求不満らしいが…」
電話を借りて幸子達と直接話したんだけどいつものように幸子は欲求不満らしい。まあ、夜に昼間の続きをしよう的な事を言ってたしな。
「…今頃一人か…イチに手伝ってもらって欲を満たしてるか?」
そんな事を借りている部屋で思い返していると、トントンと部屋がノックされて声が掛かる。
「隼様」
「はい」
「お食事の準備ができましたので」
「分かりました」
どうやらご飯の時間らしい。俺を呼びにきてくれたメイドさんとともに食卓へと向かう事に。食卓へ着くとそこにはメイドさんが壁際に十人程だろうか?立っている。流石にお金持ちだけあってメイドさんもいっぱいいるみたいだな。
案内された席へと座るとすぐに飲み物が注がれる。席についているのは今のところ俺一人。あれ?一人で食事するのか?エミリーさんは?
「あっ…すいません」
「どうかなされましたか?」
「エミリーさんは?」
「エミリー様とセリーヌ様はもうすぐこの場にお越しになられますので、まずは食前にこの果実ジュースでもお楽しみ下さいませ」
「あ、そうなんですね。ありがとうございます。いただきます……うっま…」
まあ、大人ならこういう時は食前酒ってところか?早く大人になりたいもんだな。前世でも酒は飲んだ事ないしな。
そんなわけで…残念ながらお酒ではないもののフルーツ本来の素材の味を活かしたであろうその飲み物の味に心から脱帽する。本当にうまい。それを飲み干すと今度はシュワシュワと音がする炭酸の飲み物を出してくれる。 と、同時に扉が開き、食事が次々に運ばれてきた。そしてテーブルに次々に並べられていく豪華な食事に目を奪われてしまう。
(歓迎がというより…食事が豪華過ぎないか?お金持ちだったら普通なのか?まさかこれが…噂の外国クオリティー?)
そんな風に思っているうちに食事が並び終わってしまう。テーブルの真ん中だけ異様ともいえる程空いているのは何でなんだろうな?メインディッシュってやつが運ばれてくるのだろうか?そう思うのも束の間…またしても扉が開き…神輿とも見てとれるものが運ばれてくる。それはテーブルの真ん中へと降ろされて…
「こちらが本日のメインディッシュでございます。日本名物といっても過言ではない筈です…」
「…はっ?」
俺は我が目と耳を疑う事になる…。
「季節の魚の刺身をあしらえた…エミリー&セリーヌの女体盛りでございます」
「味わって食べるとイイデ~ス♪♪♪」
「隅から隅まで…ご堪能くださいませ…」
大きな大きな皿に盛り付けられた裸のエミリーさんとセリーヌさんがそう口を開く。その裸体には先程のメイドさんが言ったように刺身が綺麗に盛り付けられていて…
「ルナから許可は得ているデ~ス♪」
「真冬様からも現地妻の許可を得ておりますゆえ…」
開いた口が塞がらないとはこういう時に使うんだろうな…。本当に塞がらないわ。ルナと真冬は何を許可してんの?俺にどうしろと?酒は飲まないのに女体盛りは食べろと?
「ワカメ酒は年齢で駄目なのデ~ス!なのでジュースでも注いでワカメジュースでも楽しんで下さ~いデ~ス♪」
「わたくし達もしっかりと食べて下さいませ」
この後…どうなったかは…神のみぞ知るって奴だ…。
外国で女体盛りなんて出てくるとは本気で思わなかったぞ…。
俺がいるのはエミリーさんの屋敷の一部屋。新菜達にルナ経由で連絡がとれた時にはすでに外は薄暗くなっていたんだ。まあ、流石に外国で見知らぬ土地だし、危ないという事でルナの知り合いでもあるエミリーさんの屋敷に一晩お世話になる事になったんだ。
「まあ、幸子は欲求不満らしいが…」
電話を借りて幸子達と直接話したんだけどいつものように幸子は欲求不満らしい。まあ、夜に昼間の続きをしよう的な事を言ってたしな。
「…今頃一人か…イチに手伝ってもらって欲を満たしてるか?」
そんな事を借りている部屋で思い返していると、トントンと部屋がノックされて声が掛かる。
「隼様」
「はい」
「お食事の準備ができましたので」
「分かりました」
どうやらご飯の時間らしい。俺を呼びにきてくれたメイドさんとともに食卓へと向かう事に。食卓へ着くとそこにはメイドさんが壁際に十人程だろうか?立っている。流石にお金持ちだけあってメイドさんもいっぱいいるみたいだな。
案内された席へと座るとすぐに飲み物が注がれる。席についているのは今のところ俺一人。あれ?一人で食事するのか?エミリーさんは?
「あっ…すいません」
「どうかなされましたか?」
「エミリーさんは?」
「エミリー様とセリーヌ様はもうすぐこの場にお越しになられますので、まずは食前にこの果実ジュースでもお楽しみ下さいませ」
「あ、そうなんですね。ありがとうございます。いただきます……うっま…」
まあ、大人ならこういう時は食前酒ってところか?早く大人になりたいもんだな。前世でも酒は飲んだ事ないしな。
そんなわけで…残念ながらお酒ではないもののフルーツ本来の素材の味を活かしたであろうその飲み物の味に心から脱帽する。本当にうまい。それを飲み干すと今度はシュワシュワと音がする炭酸の飲み物を出してくれる。 と、同時に扉が開き、食事が次々に運ばれてきた。そしてテーブルに次々に並べられていく豪華な食事に目を奪われてしまう。
(歓迎がというより…食事が豪華過ぎないか?お金持ちだったら普通なのか?まさかこれが…噂の外国クオリティー?)
そんな風に思っているうちに食事が並び終わってしまう。テーブルの真ん中だけ異様ともいえる程空いているのは何でなんだろうな?メインディッシュってやつが運ばれてくるのだろうか?そう思うのも束の間…またしても扉が開き…神輿とも見てとれるものが運ばれてくる。それはテーブルの真ん中へと降ろされて…
「こちらが本日のメインディッシュでございます。日本名物といっても過言ではない筈です…」
「…はっ?」
俺は我が目と耳を疑う事になる…。
「季節の魚の刺身をあしらえた…エミリー&セリーヌの女体盛りでございます」
「味わって食べるとイイデ~ス♪♪♪」
「隅から隅まで…ご堪能くださいませ…」
大きな大きな皿に盛り付けられた裸のエミリーさんとセリーヌさんがそう口を開く。その裸体には先程のメイドさんが言ったように刺身が綺麗に盛り付けられていて…
「ルナから許可は得ているデ~ス♪」
「真冬様からも現地妻の許可を得ておりますゆえ…」
開いた口が塞がらないとはこういう時に使うんだろうな…。本当に塞がらないわ。ルナと真冬は何を許可してんの?俺にどうしろと?酒は飲まないのに女体盛りは食べろと?
「ワカメ酒は年齢で駄目なのデ~ス!なのでジュースでも注いでワカメジュースでも楽しんで下さ~いデ~ス♪」
「わたくし達もしっかりと食べて下さいませ」
この後…どうなったかは…神のみぞ知るって奴だ…。
外国で女体盛りなんて出てくるとは本気で思わなかったぞ…。
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