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修学旅行②
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「…大変な目にあったな」
休憩場…早い話ラブホテルだな。とにかく行為を終えてラブホテルを出て、ふと出て来た言葉がそれだった。
「大変な目って何っ!?そんなにしてないんだけどっ!?」
「…一人だけ短時間で三回は十分したと思うかな…後のみんなは一回ずつかな…」
うん。イチの言う通りだと俺も思う。まだ見て回る途中だしな?夜ならまだしも…。
「幸子は少し性欲を抑えないといけないんじゃあないか?先生なんか見ているだけだったぞ?まあ、先生は自分で遠慮したからだけども…」
「…俺もそう思う」
新菜と俊哉もどうやら同じ意見らしい。
「…た、たった三回で満足しろと?」
絶望した表情を魅せる幸子。誰だよ…天使を穢してエッチな悪魔に変えたのは…
「豊和だと思うかな」
「私もそう思うぞ?」
「俺もそう思う」
えっ…と…やっぱり俺かなぁ…?俺しかいないか?いや…たぶん…幸子の前世はエロゲのヒロインじゃあないかな?そしたら辻褄があうだろ?眠っていた本能(隠されていた性欲)がセックスを経験した事により解き放たれたみたいな…?
まあ、それはおいておくとしても…みんなして心を読むんじゃないよ。
「と、とにかく…短時間で三回は十分だからな?」
「足りないのっ!!」
「時と場合は考えような?」
「むぅ~~~」
「頬を膨らませて不満ですアピールは可愛いが…そういうのは夜にしような?」
「…もう…分かったよ。善処…する………よ…」
「…そうしてくれると助かる。まだ色々な場所を見て回る予定だしな」
不満が残ってる幸子はひとまず触れないようにして観光を再会することにしたんだ。
♢
「カッコいいお兄ちゃ~ん!ありがと~う!」
「おう。今度からは迷子にならないようにな?」
「うん!」
母親と5歳くらいの女の子がその場を立ち去って行く。母親は何度もペコペコと頭を下げ、女の子は姿が見えなくなるまで手を振っていた。勿論俺は英語で喋っているぞ?
「…さて…どうすっかな?自分も迷子だとは流石に言えないしな…」
俺は一人呟く。まあ、早い話俺は迷子になってしまったわけだ。最初から説明すると、5人で色々な場所を見て回っていたんだ。当然人通りが多いところにも行ったわけだ。そこで迷子と思わしき泣いている女の子が視界に入ったので慌ててその子の元へと駆け寄って行き…その時にみんなとはぐれてしまったんだよな…。
で、そんなこんなで女の子の母親を無事に見つける事が出来たのはいいがどうしようかということで今に至るというわけだな。 今夜泊まる予定のホテルの名前くらい聞いておけば良かったなと思う。はぐれるとは思わなかったし、あんなに人が多いとも思わなかったしな。次に向かう場所もどこだったか完璧に忘れてしまっているし…携帯を落としたのもまずかったな。
「お困りデスカ?」
途方に暮れそうだった俺にそんな風に女性の声が耳に入ってきた。
「はい、ちょっと迷ってしまったみたいで」
俺は声がした方に振り返りながらそう口にした。視界に入ってきたのは金髪の女性の姿。歳は俺と同じくらいか少し歳上くらいだろうか。外国の女性って大人っぽく見えるからハッキリとは言えないのだが、それくらいだと思った。
「お~ それは大変だったデ~ス。どこに向かう予定だったデ~ス?」
「ああ…実はそれも分からなくて…」
「ホ~ワイ…?記憶喪失デ~スカッ!?」
俺はとにかく事情を話す事に…。迷子になった女の子を見つけた事とか、その為に迷子になった事とかをとりあえず話する事にしたんだ。
「それは…偉いデ~ス!中々出来る事じゃあないデ~ス!ついでに言えば、その話を聞いて母性本能がヤラれそうデ~ス!!ドコとは言いませんが濡れ濡れデ~ス!!!」
いやいや…母性本能ってなんだよ?そういうので母性本能ってヤラれるのか?それとちょっと聞き取れなかった言葉もあるし、そこら辺はよく分からないがとりあえず本能で色々とスルーする事にする。
「とにかくワタシに付いてくるといいデ~ス!」
とりあえず…付いてこいと言ってるみたいだし、ここに居てもしょうがないし、悪い人じゃあなさそうだし、付いていってみるか。みんなは知らない人に付いて行ったら絶対に駄目だぞ?俺との約束だな?
休憩場…早い話ラブホテルだな。とにかく行為を終えてラブホテルを出て、ふと出て来た言葉がそれだった。
「大変な目って何っ!?そんなにしてないんだけどっ!?」
「…一人だけ短時間で三回は十分したと思うかな…後のみんなは一回ずつかな…」
うん。イチの言う通りだと俺も思う。まだ見て回る途中だしな?夜ならまだしも…。
「幸子は少し性欲を抑えないといけないんじゃあないか?先生なんか見ているだけだったぞ?まあ、先生は自分で遠慮したからだけども…」
「…俺もそう思う」
新菜と俊哉もどうやら同じ意見らしい。
「…た、たった三回で満足しろと?」
絶望した表情を魅せる幸子。誰だよ…天使を穢してエッチな悪魔に変えたのは…
「豊和だと思うかな」
「私もそう思うぞ?」
「俺もそう思う」
えっ…と…やっぱり俺かなぁ…?俺しかいないか?いや…たぶん…幸子の前世はエロゲのヒロインじゃあないかな?そしたら辻褄があうだろ?眠っていた本能(隠されていた性欲)がセックスを経験した事により解き放たれたみたいな…?
まあ、それはおいておくとしても…みんなして心を読むんじゃないよ。
「と、とにかく…短時間で三回は十分だからな?」
「足りないのっ!!」
「時と場合は考えような?」
「むぅ~~~」
「頬を膨らませて不満ですアピールは可愛いが…そういうのは夜にしような?」
「…もう…分かったよ。善処…する………よ…」
「…そうしてくれると助かる。まだ色々な場所を見て回る予定だしな」
不満が残ってる幸子はひとまず触れないようにして観光を再会することにしたんだ。
♢
「カッコいいお兄ちゃ~ん!ありがと~う!」
「おう。今度からは迷子にならないようにな?」
「うん!」
母親と5歳くらいの女の子がその場を立ち去って行く。母親は何度もペコペコと頭を下げ、女の子は姿が見えなくなるまで手を振っていた。勿論俺は英語で喋っているぞ?
「…さて…どうすっかな?自分も迷子だとは流石に言えないしな…」
俺は一人呟く。まあ、早い話俺は迷子になってしまったわけだ。最初から説明すると、5人で色々な場所を見て回っていたんだ。当然人通りが多いところにも行ったわけだ。そこで迷子と思わしき泣いている女の子が視界に入ったので慌ててその子の元へと駆け寄って行き…その時にみんなとはぐれてしまったんだよな…。
で、そんなこんなで女の子の母親を無事に見つける事が出来たのはいいがどうしようかということで今に至るというわけだな。 今夜泊まる予定のホテルの名前くらい聞いておけば良かったなと思う。はぐれるとは思わなかったし、あんなに人が多いとも思わなかったしな。次に向かう場所もどこだったか完璧に忘れてしまっているし…携帯を落としたのもまずかったな。
「お困りデスカ?」
途方に暮れそうだった俺にそんな風に女性の声が耳に入ってきた。
「はい、ちょっと迷ってしまったみたいで」
俺は声がした方に振り返りながらそう口にした。視界に入ってきたのは金髪の女性の姿。歳は俺と同じくらいか少し歳上くらいだろうか。外国の女性って大人っぽく見えるからハッキリとは言えないのだが、それくらいだと思った。
「お~ それは大変だったデ~ス。どこに向かう予定だったデ~ス?」
「ああ…実はそれも分からなくて…」
「ホ~ワイ…?記憶喪失デ~スカッ!?」
俺はとにかく事情を話す事に…。迷子になった女の子を見つけた事とか、その為に迷子になった事とかをとりあえず話する事にしたんだ。
「それは…偉いデ~ス!中々出来る事じゃあないデ~ス!ついでに言えば、その話を聞いて母性本能がヤラれそうデ~ス!!ドコとは言いませんが濡れ濡れデ~ス!!!」
いやいや…母性本能ってなんだよ?そういうので母性本能ってヤラれるのか?それとちょっと聞き取れなかった言葉もあるし、そこら辺はよく分からないがとりあえず本能で色々とスルーする事にする。
「とにかくワタシに付いてくるといいデ~ス!」
とりあえず…付いてこいと言ってるみたいだし、ここに居てもしょうがないし、悪い人じゃあなさそうだし、付いていってみるか。みんなは知らない人に付いて行ったら絶対に駄目だぞ?俺との約束だな?
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