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ある休日の朝
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「おはよう、みんなー! って…んっ?」
ある休日の朝の事だ。朝早くに目が覚めて、顔を洗面所で洗ってから、挨拶をすると同時にリビングへと足を踏み入れる。いつもなら真冬かアリシアが必ず起きているんだが…。
余談だが家事が得意なのは真冬とアリシアだ。逆に苦手なのは新菜とルナだな。 まあ、それはさておき…電気がついているという事は誰かが起きている筈なんだが… そんな事を思っているとキッチンの奥から人影が現れると同時に挨拶をくれる。
「あっ…起きたんだね?おはよう豊和君♪」
「おはよう…って、何で幸子がここに居るんだ?それに…その格好…ごくっ…」
そう、人影の正体は幸子だった。その姿は定番の裸にエプロン。朝早くから生唾を飲み込む事になるとは神様でも思うまいて。
「エヘっ…好きなんだよね?こういう格好」
「…そりゃあ…好きだけど…」
そりゃあな?それはそうだろう?美少女が裸にエプロンなんて創作物の中でしか見た事ないし?なんなら現在進行系で股間辺りに血が急速に集まっていくのを感じるぞ?
「朝からそれは刺激が強すぎるな?」
「ホント♪なら、良かったよ♡さあ、座って座って?ご飯出来ているからさぁ」
幸子に言われるがまま食卓の席へと着く。テーブルには目玉焼きが二つ、大きいウインナーが一つ、焼かれて更に盛り付けられているのだが…。 問題はある形に似たように盛り付けられている事だ。分かる人は分かるよな?これってしようとかそういう合図じゃなかったっけっ?
「どうかした?」
天使を堕天させてしまったのは俺か?等と思いながらも朝食を作ってくれたお礼を述べると嬉しそうに笑みを浮かべる幸子。
「私も料理出来るからさっ…一緒に暮らし始めたら私も家事当番に回るからね?」
家事が出来る女の子って、なんだか魅力的に見えてしまうよな?出来ない子は出来ない子でまた魅力があるんだけども…。
「あっ…コレもどうぞ?」
俺が箸を手に取ると幸子がそう声を掛けてくると同時に小皿を手渡してくる。
「んっ?コレは…生卵?」
少し底が深い皿の中には生卵が1個、ちょこんと置かれていた。
「うん♪生卵と、はい!赤マ◯シ♡」
「いやいや…生卵と赤マ◯シって…」
そう言って見た事ない素敵な笑顔で赤マ◯シドリンクを手渡してくる幸子。それって有名なコントの一コマじゃねぇか!?朝から飲んだらどうなるか分かっててやってるな!?
「と、とりあえず…味噌汁からもらおうかな…」
生卵が入った皿と赤マ◯シドリンクを少し離れた場所に置いてから味噌汁を手に取る… いや、手に取ろうとした瞬間だった…。
「はいっ♡愛のスパイス、赤マ◯シ~♡」
ドボドボ…と、赤マ◯シドリンクが味噌汁の中へと投入される…。いや、だから、それはコントですよねっ!?俺は咄嗟に味噌汁に伸びていた手を引っ込めて…
「ああ、うん。だな…。味噌汁からと思ったんだが…やっぱり朝の一口目は牛乳だよな?」
俺は牛乳が入ったコップを手に取り、グビッっと牛乳を喉へと運ぶ。口に含んだ瞬間…
「ぶほっ!?ゲホッゲホッ…」
「だ、大丈夫っ!?豊和君っ!?」
「さ、幸子…」
「な、何っ!?」
「牛乳に…何入れた?」
「えっ…?当然赤マ◯シドリンクだけど?」
いやいやいや…『当然赤マ◯シだけど…?』じゃあないんだがっ!?牛乳と混ざりに混ざって牛乳の味がしないんだがっ!?なんなら今気が付いたんだけど、赤マ◯シが九割、牛乳が1割だよな、これ?
「…幸子」
「んっ?」
「…したいの?」
「えっ…と………うん♡」
頬を赤らめて恥ずかしそうにコクンと頷きながら俺の言葉に同意する幸子。恥ずかしそうにするところはまだ天使に見えるな。この後、堕天使に変貌するだろうけど…。
俺は食卓の赤マ◯シドリンクを手に取り、グビッグビッと飲み干す。ついでに生卵も飲み干す。
げぇぷぅぅぅ~~~~~
…ふぅ…ヤるか。 まあ、幸子を分からせるつもりが分からせられたって話だな…。幸子の性欲は留まる事を知らないという言葉を伝えたいと思う…。
ある休日の朝の事だ。朝早くに目が覚めて、顔を洗面所で洗ってから、挨拶をすると同時にリビングへと足を踏み入れる。いつもなら真冬かアリシアが必ず起きているんだが…。
余談だが家事が得意なのは真冬とアリシアだ。逆に苦手なのは新菜とルナだな。 まあ、それはさておき…電気がついているという事は誰かが起きている筈なんだが… そんな事を思っているとキッチンの奥から人影が現れると同時に挨拶をくれる。
「あっ…起きたんだね?おはよう豊和君♪」
「おはよう…って、何で幸子がここに居るんだ?それに…その格好…ごくっ…」
そう、人影の正体は幸子だった。その姿は定番の裸にエプロン。朝早くから生唾を飲み込む事になるとは神様でも思うまいて。
「エヘっ…好きなんだよね?こういう格好」
「…そりゃあ…好きだけど…」
そりゃあな?それはそうだろう?美少女が裸にエプロンなんて創作物の中でしか見た事ないし?なんなら現在進行系で股間辺りに血が急速に集まっていくのを感じるぞ?
「朝からそれは刺激が強すぎるな?」
「ホント♪なら、良かったよ♡さあ、座って座って?ご飯出来ているからさぁ」
幸子に言われるがまま食卓の席へと着く。テーブルには目玉焼きが二つ、大きいウインナーが一つ、焼かれて更に盛り付けられているのだが…。 問題はある形に似たように盛り付けられている事だ。分かる人は分かるよな?これってしようとかそういう合図じゃなかったっけっ?
「どうかした?」
天使を堕天させてしまったのは俺か?等と思いながらも朝食を作ってくれたお礼を述べると嬉しそうに笑みを浮かべる幸子。
「私も料理出来るからさっ…一緒に暮らし始めたら私も家事当番に回るからね?」
家事が出来る女の子って、なんだか魅力的に見えてしまうよな?出来ない子は出来ない子でまた魅力があるんだけども…。
「あっ…コレもどうぞ?」
俺が箸を手に取ると幸子がそう声を掛けてくると同時に小皿を手渡してくる。
「んっ?コレは…生卵?」
少し底が深い皿の中には生卵が1個、ちょこんと置かれていた。
「うん♪生卵と、はい!赤マ◯シ♡」
「いやいや…生卵と赤マ◯シって…」
そう言って見た事ない素敵な笑顔で赤マ◯シドリンクを手渡してくる幸子。それって有名なコントの一コマじゃねぇか!?朝から飲んだらどうなるか分かっててやってるな!?
「と、とりあえず…味噌汁からもらおうかな…」
生卵が入った皿と赤マ◯シドリンクを少し離れた場所に置いてから味噌汁を手に取る… いや、手に取ろうとした瞬間だった…。
「はいっ♡愛のスパイス、赤マ◯シ~♡」
ドボドボ…と、赤マ◯シドリンクが味噌汁の中へと投入される…。いや、だから、それはコントですよねっ!?俺は咄嗟に味噌汁に伸びていた手を引っ込めて…
「ああ、うん。だな…。味噌汁からと思ったんだが…やっぱり朝の一口目は牛乳だよな?」
俺は牛乳が入ったコップを手に取り、グビッっと牛乳を喉へと運ぶ。口に含んだ瞬間…
「ぶほっ!?ゲホッゲホッ…」
「だ、大丈夫っ!?豊和君っ!?」
「さ、幸子…」
「な、何っ!?」
「牛乳に…何入れた?」
「えっ…?当然赤マ◯シドリンクだけど?」
いやいやいや…『当然赤マ◯シだけど…?』じゃあないんだがっ!?牛乳と混ざりに混ざって牛乳の味がしないんだがっ!?なんなら今気が付いたんだけど、赤マ◯シが九割、牛乳が1割だよな、これ?
「…幸子」
「んっ?」
「…したいの?」
「えっ…と………うん♡」
頬を赤らめて恥ずかしそうにコクンと頷きながら俺の言葉に同意する幸子。恥ずかしそうにするところはまだ天使に見えるな。この後、堕天使に変貌するだろうけど…。
俺は食卓の赤マ◯シドリンクを手に取り、グビッグビッと飲み干す。ついでに生卵も飲み干す。
げぇぷぅぅぅ~~~~~
…ふぅ…ヤるか。 まあ、幸子を分からせるつもりが分からせられたって話だな…。幸子の性欲は留まる事を知らないという言葉を伝えたいと思う…。
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