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真冬と
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「真冬」
「んっ?な~に、お兄ちゃん♡」
「体はどうだ?問題はないか?」
「お兄ちゃんったら♡毎回聞かなくても私は大丈夫だよ?」
「ほら、よく言うだろ?もう一人の体じゃあないんだからとか…だから、心配でついな」
「ふふっ…でも…ありがとう、お兄ちゃん♪お兄ちゃんのそんな優しいところ…昔から大好きだからね?」
「俺も大好きだよ、真冬。んで…体に問題ないないならちょっと出掛けないか?」
「勿論行くよっ!運動もしないとだしね」
♢
そんなわけで真冬と人がある程度少ないところをチョイスして出掛ける事に。人が少ないところを選んだのはぶつかったり、ぶつかられたりしない為だ。過保護過ぎると言われたんだが心配なのでしょうがない。 とにかくまずは本屋へと向かい、真冬と色々な本を見る事に。最近は書籍の電子化で本屋の数も減ってきている気がするな。まあ、俺の個人的意見なんだがな。
ちなみに言うと俺は紙派だな。電子って長時間見ると目にくるんだよな。なので断然紙派なのだ!これも個人的意見なのであしからずという事で、個人的閑話休題!
「あっ!見て見て!この本、続巻が出てるよ!」
「おっ!ホントだ」
「お兄ちゃん、これ集めてたよね♪」
「よくご存知で」
「モチのロンだよ!お兄ちゃんの事ならなんだって分かるんだからね?」
「だな」
読んでいた書籍の続巻と妊婦の為の本やら育児やらの本も合わせて購入。本屋を出た後はちょうどいい時間になったので予約していた高級なレストランの特別室へと向かった。ようは個室だな。二人っきりで食事出来るところをチョイスした。まあ、この世界の女性なら別のものも食べる為の部屋でもあるわけなんだが…。
「こういうところ初めてだね?」
「だな」
「もしかして…お兄ちゃんったら食事が終わったら私を食べたいんでしょっ♡食べたいのならいっぱい召し上がってもらうよ♡」
いや、そんな嬉しそうに言われてもな。それにまだ妊娠が発覚したばかりの真冬と流石にしないからな?
「大丈夫だよ?先っぽくらいなら♡それでもお兄ちゃんが心配なら…お口でしてあげるよ♡」
いやいや…この世界の女性は妊娠してても大丈夫と言っても…俺としてはやっぱり心配なんだよな。まあ、体のつくりが男性よりもしっかりしているとはいえ、心配なものは心配なんだちゅ~のっ!
「ま、まあ…それ自体捨てがたいんだけど…とりあえず食事から楽しもうぜ!」
「うん♪」
美味しい食事に舌鼓を打ちつつ真冬と他愛もない話で笑ったりして盛り上がる。
「美味しかったね、お兄ちゃん♪」
「味付けもちょうど良かったよな」
「ホントホント♪ありがとうね、お兄ちゃん♡」
真冬が俺に今日の事のお礼の言葉を口にすると同時に俺は真冬の元へ…。お礼を言いたいのは俺の方だしな…。
「ど、どうしたの?」
俺は真冬の傍で膝まずき…真冬の左手を取り…
「真冬」
「な、なぁに?」
「俺の事を好きになってくれて、俺の子供まで…本当にありがとうな。これは俺の気持ちと真冬を護る意味も込めて用意したんだ。受け取ってくれな?」
左手の薬指に用意しておいた指輪をすーっと嵌める。事前に指のサイズも測っておいたんだ。俺が用意したかったものはコレだ。
この世界は結婚式もなければ当然結婚指輪もない。どちらかというと女性がハーレムを築く世界だしな。まあ、それでもする人はいるんだけどな。とにかく指輪は女性がお洒落の為だけにつけているようなもんだしな。
でも…俺は…せめて指輪くらいはと思ったんだ。
「お、お兄ちゃん…も、勿論…受け取るに決まってるじゃん…」
「真冬」
「お兄ちゃんっ!」
「おっとっ!」
涙が溢れそうな程喜んでくれた真冬。嬉しがってくれて、感動してくれて…俺へと飛び込んできた真冬をしっかりと受け止めて抱きしめあう。 俺が心配になるから飛び込んでくるのはやめような?真冬? まあ、こんなに喜んでくれたんだし…本当に指輪を用意して良かったと思うよ…。
「んっ?な~に、お兄ちゃん♡」
「体はどうだ?問題はないか?」
「お兄ちゃんったら♡毎回聞かなくても私は大丈夫だよ?」
「ほら、よく言うだろ?もう一人の体じゃあないんだからとか…だから、心配でついな」
「ふふっ…でも…ありがとう、お兄ちゃん♪お兄ちゃんのそんな優しいところ…昔から大好きだからね?」
「俺も大好きだよ、真冬。んで…体に問題ないないならちょっと出掛けないか?」
「勿論行くよっ!運動もしないとだしね」
♢
そんなわけで真冬と人がある程度少ないところをチョイスして出掛ける事に。人が少ないところを選んだのはぶつかったり、ぶつかられたりしない為だ。過保護過ぎると言われたんだが心配なのでしょうがない。 とにかくまずは本屋へと向かい、真冬と色々な本を見る事に。最近は書籍の電子化で本屋の数も減ってきている気がするな。まあ、俺の個人的意見なんだがな。
ちなみに言うと俺は紙派だな。電子って長時間見ると目にくるんだよな。なので断然紙派なのだ!これも個人的意見なのであしからずという事で、個人的閑話休題!
「あっ!見て見て!この本、続巻が出てるよ!」
「おっ!ホントだ」
「お兄ちゃん、これ集めてたよね♪」
「よくご存知で」
「モチのロンだよ!お兄ちゃんの事ならなんだって分かるんだからね?」
「だな」
読んでいた書籍の続巻と妊婦の為の本やら育児やらの本も合わせて購入。本屋を出た後はちょうどいい時間になったので予約していた高級なレストランの特別室へと向かった。ようは個室だな。二人っきりで食事出来るところをチョイスした。まあ、この世界の女性なら別のものも食べる為の部屋でもあるわけなんだが…。
「こういうところ初めてだね?」
「だな」
「もしかして…お兄ちゃんったら食事が終わったら私を食べたいんでしょっ♡食べたいのならいっぱい召し上がってもらうよ♡」
いや、そんな嬉しそうに言われてもな。それにまだ妊娠が発覚したばかりの真冬と流石にしないからな?
「大丈夫だよ?先っぽくらいなら♡それでもお兄ちゃんが心配なら…お口でしてあげるよ♡」
いやいや…この世界の女性は妊娠してても大丈夫と言っても…俺としてはやっぱり心配なんだよな。まあ、体のつくりが男性よりもしっかりしているとはいえ、心配なものは心配なんだちゅ~のっ!
「ま、まあ…それ自体捨てがたいんだけど…とりあえず食事から楽しもうぜ!」
「うん♪」
美味しい食事に舌鼓を打ちつつ真冬と他愛もない話で笑ったりして盛り上がる。
「美味しかったね、お兄ちゃん♪」
「味付けもちょうど良かったよな」
「ホントホント♪ありがとうね、お兄ちゃん♡」
真冬が俺に今日の事のお礼の言葉を口にすると同時に俺は真冬の元へ…。お礼を言いたいのは俺の方だしな…。
「ど、どうしたの?」
俺は真冬の傍で膝まずき…真冬の左手を取り…
「真冬」
「な、なぁに?」
「俺の事を好きになってくれて、俺の子供まで…本当にありがとうな。これは俺の気持ちと真冬を護る意味も込めて用意したんだ。受け取ってくれな?」
左手の薬指に用意しておいた指輪をすーっと嵌める。事前に指のサイズも測っておいたんだ。俺が用意したかったものはコレだ。
この世界は結婚式もなければ当然結婚指輪もない。どちらかというと女性がハーレムを築く世界だしな。まあ、それでもする人はいるんだけどな。とにかく指輪は女性がお洒落の為だけにつけているようなもんだしな。
でも…俺は…せめて指輪くらいはと思ったんだ。
「お、お兄ちゃん…も、勿論…受け取るに決まってるじゃん…」
「真冬」
「お兄ちゃんっ!」
「おっとっ!」
涙が溢れそうな程喜んでくれた真冬。嬉しがってくれて、感動してくれて…俺へと飛び込んできた真冬をしっかりと受け止めて抱きしめあう。 俺が心配になるから飛び込んでくるのはやめような?真冬? まあ、こんなに喜んでくれたんだし…本当に指輪を用意して良かったと思うよ…。
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