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教室にて
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「あ、あのね、豊和君?」
「んっ?どうしたん?」
隣の席の幸子が深刻そうな表情で尋ねてきた。
「そ、そのね…?葵ちゃんじゃあないんだけど…私も告白したと思うんだよね…?」
「あ、ああ。嬉しい事に俺なんかに告白してもらったよ…。しっかりと覚えてるよ。あっ、もしかして告白の取り消しとかそういう話だったりするっ!?す、好きな人が他に出来たとかそういう話っ!?」
「ち、違うよっ!豊和君以外を好きにはならないからっ!そんなに軽い気持ちで告白してないからねっ!?そうじゃなくて…何で相川さんが休み時間の度に豊和君の膝の上に乗ってちゅっちゅっちゅっしたり、もたれ掛かってるのかなって事を聞きたいんだけどっ!!」
「…なるほど…それなっ!」
「なるほど…それなっ!じゃないんだよっ!?い、一応真冬ちゃんから事情は聞いてるよ?で、でも順番的には次は私かなぁ~なんて思っちゃったり、期待してたんだよっ!?私の順番が飛ばされてるんだけどっ!?」
「そ、それに関しては…すみません」
それに関しては平謝りするしかない。だって相川さんを放っておけなかったし…。
「まあまあ。そんなに責めないであげて欲しいかな?私がさっちゃんのディフェンスを飛び越えて豊和にダンクしちゃっただけだからさっ♡」
「な、何を相川さんはうまい事言ってるのっ!?」
「イチでいいって言ってるのに」
「と、とにかく…」
「さっちゃん?豊和の片側の膝空いてるから座ったらいいかな♪」
いや…幸子は座らないと思うぞ?教室だし。
「…そうする」
座んのか~~~いっ!?いや、勿論良いんだけどね?幸子は自分の席を立つと…
「し、失礼しゅるね?」
ゆっくりと申し訳なさそうにちょこんと膝の上にお尻を乗せてくる幸子。両手に花どころか両足に花が咲いたようです…。お尻の柔らかい感触も最高です☆ ホント…以前の俺には到底見られなかった光景だな。クラス中の視線がこちらへと注がれている…。一人でも珍しいだろうに二人も女性を侍らせているように、みんなには見えてるんだろうな。
「うわぁ…」
「えっ…マジっ…?」
「嘘やろ…」
「相川が隼にキスしてるだけでもおかしかったのにっ…」
「いや、そもそもあいつにキス出来るのが凄くない…?」
「しかも…小野寺っちまでっ!?」
「新田先生もじゃなかった?」
「そういえば…」
「猛烈にアタックしてたよね…」
「やっぱり…大きさか?体育祭の時も反り返ってたし…」
「太かったしね…」
「仲良しの秘訣は男の太巻きという名言もあったよね?」
「あったあった」
「顔…隠せば…いけるんじゃねぇ?」
「確かに…」
「連れ込んでみるか?一回くらいなら…」
「その一回でドハマりしそうだけどね…」
「ああ…あれを刻み込まれたら…他の男なんて…物足りなくなるんじゃねぇか?」
凄い言われようだな…。
「みんな。ちょっちっ、言い過ぎかな?」
みんなの言葉に反応したのはイチだ。
「ああ…そっかぁそっかぁ。みんなには豊和が不細工に見えてるんだよね?それ、心が汚れてる証拠だから覚えておくといいかな?」
「「「「「はっ?」」」」」
「豊和はホントは超絶美形なのにホントの姿が見えないのはみんなの心が汚れてるからかな♪この間まで私も同じだったかな…。まあ、とにかく豊和はそういう病気みたいなものに掛かってるだけだから…豊和の事を色々言うのは止めてくれるかな?かな?」
俺の事を色々言われて怒ってくれたのか。イチの頭を撫で撫でしておこうかな。撫でてると甘えてくるのが可愛いな…。んっ?幸子も撫で撫でして欲しいって?おっけぃ!任せとけっ!
「い、今の話…ホント…だと思う?」
「私汚れてる?」
「うせやろっ!?」
「そ、そういえば…伝説のルナ先輩も隼にしょっちゅう会いに来てるよね?」
「せやったっ!?」
「アリシア先輩もだよね…」
「この間なんか…廊下でキスしてたしね」
「ちょっ、ちょっと…行いを悔い改めてみようかな…」
「わ、私も…」
「手遅れじゃねっ?」
「いや、相川っちも私達と一緒だったみたいじゃない?」
「人は悔い改める事が出来るのね…」
「…本人次第だろ」
「…閃いた!」
まあ、俺のこの病気みたいなものを知ったクラスメイトの反応は様々って感じかな。それにしても最後の閃いたって言った女子は誰だ?何を閃いたんだよ?俺の聞き間違いだったのか?変な事にならなければいいけど…。
「んっ?どうしたん?」
隣の席の幸子が深刻そうな表情で尋ねてきた。
「そ、そのね…?葵ちゃんじゃあないんだけど…私も告白したと思うんだよね…?」
「あ、ああ。嬉しい事に俺なんかに告白してもらったよ…。しっかりと覚えてるよ。あっ、もしかして告白の取り消しとかそういう話だったりするっ!?す、好きな人が他に出来たとかそういう話っ!?」
「ち、違うよっ!豊和君以外を好きにはならないからっ!そんなに軽い気持ちで告白してないからねっ!?そうじゃなくて…何で相川さんが休み時間の度に豊和君の膝の上に乗ってちゅっちゅっちゅっしたり、もたれ掛かってるのかなって事を聞きたいんだけどっ!!」
「…なるほど…それなっ!」
「なるほど…それなっ!じゃないんだよっ!?い、一応真冬ちゃんから事情は聞いてるよ?で、でも順番的には次は私かなぁ~なんて思っちゃったり、期待してたんだよっ!?私の順番が飛ばされてるんだけどっ!?」
「そ、それに関しては…すみません」
それに関しては平謝りするしかない。だって相川さんを放っておけなかったし…。
「まあまあ。そんなに責めないであげて欲しいかな?私がさっちゃんのディフェンスを飛び越えて豊和にダンクしちゃっただけだからさっ♡」
「な、何を相川さんはうまい事言ってるのっ!?」
「イチでいいって言ってるのに」
「と、とにかく…」
「さっちゃん?豊和の片側の膝空いてるから座ったらいいかな♪」
いや…幸子は座らないと思うぞ?教室だし。
「…そうする」
座んのか~~~いっ!?いや、勿論良いんだけどね?幸子は自分の席を立つと…
「し、失礼しゅるね?」
ゆっくりと申し訳なさそうにちょこんと膝の上にお尻を乗せてくる幸子。両手に花どころか両足に花が咲いたようです…。お尻の柔らかい感触も最高です☆ ホント…以前の俺には到底見られなかった光景だな。クラス中の視線がこちらへと注がれている…。一人でも珍しいだろうに二人も女性を侍らせているように、みんなには見えてるんだろうな。
「うわぁ…」
「えっ…マジっ…?」
「嘘やろ…」
「相川が隼にキスしてるだけでもおかしかったのにっ…」
「いや、そもそもあいつにキス出来るのが凄くない…?」
「しかも…小野寺っちまでっ!?」
「新田先生もじゃなかった?」
「そういえば…」
「猛烈にアタックしてたよね…」
「やっぱり…大きさか?体育祭の時も反り返ってたし…」
「太かったしね…」
「仲良しの秘訣は男の太巻きという名言もあったよね?」
「あったあった」
「顔…隠せば…いけるんじゃねぇ?」
「確かに…」
「連れ込んでみるか?一回くらいなら…」
「その一回でドハマりしそうだけどね…」
「ああ…あれを刻み込まれたら…他の男なんて…物足りなくなるんじゃねぇか?」
凄い言われようだな…。
「みんな。ちょっちっ、言い過ぎかな?」
みんなの言葉に反応したのはイチだ。
「ああ…そっかぁそっかぁ。みんなには豊和が不細工に見えてるんだよね?それ、心が汚れてる証拠だから覚えておくといいかな?」
「「「「「はっ?」」」」」
「豊和はホントは超絶美形なのにホントの姿が見えないのはみんなの心が汚れてるからかな♪この間まで私も同じだったかな…。まあ、とにかく豊和はそういう病気みたいなものに掛かってるだけだから…豊和の事を色々言うのは止めてくれるかな?かな?」
俺の事を色々言われて怒ってくれたのか。イチの頭を撫で撫でしておこうかな。撫でてると甘えてくるのが可愛いな…。んっ?幸子も撫で撫でして欲しいって?おっけぃ!任せとけっ!
「い、今の話…ホント…だと思う?」
「私汚れてる?」
「うせやろっ!?」
「そ、そういえば…伝説のルナ先輩も隼にしょっちゅう会いに来てるよね?」
「せやったっ!?」
「アリシア先輩もだよね…」
「この間なんか…廊下でキスしてたしね」
「ちょっ、ちょっと…行いを悔い改めてみようかな…」
「わ、私も…」
「手遅れじゃねっ?」
「いや、相川っちも私達と一緒だったみたいじゃない?」
「人は悔い改める事が出来るのね…」
「…本人次第だろ」
「…閃いた!」
まあ、俺のこの病気みたいなものを知ったクラスメイトの反応は様々って感じかな。それにしても最後の閃いたって言った女子は誰だ?何を閃いたんだよ?俺の聞き間違いだったのか?変な事にならなければいいけど…。
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