貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴

文字の大きさ
上 下
43 / 108

そんなものなかった…

しおりを挟む
「そっちはちゃんと押さえつけておけよ?」 

「分かってるって…」 

「くっくっくっ…」 

「何を笑ってるんだ、あけみは?」 

「だってよぅ…くっくっくっ…股間を握りながらマグナムが火を噴くっていったんだぜ?これはツボってまうって…」 

「ぶはっ…た、確かになっ…くくっ…」 

「ははっ…今はこの立派なマグナムとやらを美味しくいただこうじゃないか」 

「おい、いつまでも笑ってないで顔を隠せよ?濡れが微妙になっちまうだろ?」 

「わ、分かってるって…」 

 まあ、見ての通り…地面に強引に倒されてこのザマだ…。俺のマグナムが火を噴くなんて自信満々に言った事を取り消したい。穴があったら入りたいというやつだな…。今から知らない女性の穴に入るみたいだけども…。何気にうまい事を言ったよな? 

 はははっ…さて…どうすっかな…。 あっ…顔を制服やらで隠されてしまった。怖さは…ない…。だって俺の顔を隠している制服がとてもいい匂いすんだぜっ!?こんな時に興奮してしまってえらいスンマソン。 

「ぶふっ…」 

「今度は何笑ってんだよ?」 

「だってよ…見ろよ?こいつこんな時に興奮してんぞっ?」 

「うわっ、ホントだ。ムクムクと大きくっ……ちょっと待てよっ!?デカ過ぎねぇか?」 

 は、恥ずかしっ!?テント張ってるのがバレてしまったっ!?し、仕方ないだろっ!? 

「こ、こんなの…ごくっ…見た事ないな」 

「こいつは顔はアレだが…当たりだぞ?」 

「いっそ…どっかに監禁するか?」 

「それもいいかもな。とにかく一発ヤッてからまた勃つのか大事だからなっ。それを見てみないとなんとも言えねぇよな?」 

「…だな?最低でも一人一回ずつはヤッてもらわないとな?」 

「…だな。んじゃあ、早速っ…」 

「お前ぇから行くんか~い!?」 

「嗚呼っ?当たり前だろ?」 

「まあ、いいじゃねぇか。どうせ遅かれ早かれヤるんだしな。とにかく早く済ませてくれよ?まあ、男は早いから問題ないだろうが」 

「任せとけって…」 

 そんな風に好き勝手に言った後、女性達は俺のベルトを外し…ズボンに手を掛け… 

「そこの馬鹿どもは何してやがんだ?」 

 そんな声がこの場に響き渡った。 

「んげっ!?」 

「お前はっ!?」 

「くそっ…後、少しだったのにっ…」 

「弱い男をいたぶって楽しいかよ?なんならあたいが今から相手してやんよっ!」 

 なんだか聞いた事ある声…。 

「ど、どうする…?」 

「こ、こっちは…3人いるんだぜっ?」 

「相手が…伝説の鬼イかせの鬼ケ原でも…3人いれば…」 

 鬼ケ原?鬼ケ原って…まさか…あの時助けてくれた先輩かっ!? 

「はっ…お前等みたいな雑魚が何匹群れても無駄さぁ。覚悟はいいかい?鬼イかせの鬼ケ原と呼ばれる由縁…魅せてやんよっ?」 

 ザッ―っと地を蹴る音が聞こえてくる。俺を抑え込んでいた手が離れてすぐさま、次々にこんな声が聞こえてきた。俺は慌てて顔を隠されていた制服やらを剥ぎ取る…。 

「あんっ!?」 

「あふぅ…」 

「そこはっ!?んんっ~~~」 

「「「あふんっ……」」」 

 ……い、一体何が起こっているんだっ!?制服をようやく剥ぎ取り、視界が良好になった俺の視界に入ってきたものは…地面に伏して痙攣している俺を襲った3人と鬼ケ原先輩の勇ましく立っている姿だった…。 

「おいっ、そこの男大丈夫か? ってお前はっ!?」 

「お久しぶりです姉御」 

「姉御って呼ぶんじゃねぇよっ!?」 

「助けて下さりありがとうございました。少し勿体ない事をした感は否めませんがっ…」 

「ったく…何言ってんだ、お前はっ!?ビッチかよっ!?勿体ない事したなんて普通は言わねぇからなっ!?」 

「まあ…俺は変わってますので…ドヤァ」 

「…ドヤァって口で言うもんじゃないだろうがっ!?」 

「さて…冗談はコレくらいにして真面目な話をしますが…本当に助かりました。助けて下さりありがとうございます」 

 いや、ホントに助かった。あのままじゃあヤラれてたからな…。興奮してた事は内緒な? 

「あ、相変わらず…調子が狂う奴だな…。まあ、良かったな?あたいが偶然通り掛かって…!? ―って、勃ててんじゃねぇよっ!?」 

 あっ…そんなに凝視しないでもらえると助かります。 まあ、またもや鬼ケ原先輩に助けられたって話だな。カッコいいぜ…姉御。 

「だから、姉御って呼ぶんじゃねぇよ!?」

 姉御も心の中を読まないで…?
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

俺、貞操逆転世界へイケメン転生

やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。 勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。 ――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。 ――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。 これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。 ######## この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貞操逆転の世界で、俺は理想の青春を歩む。

やまいし
ファンタジー
気が付くと、男性の数が著しく少ない歪な世界へ転生してしまう。 彼は持ち前の容姿と才能を使って、やりたいことをやっていく。 彼は何を志し、どんなことを成していくのか。 これはそんな彼――鳴瀬隼人(なるせはやと)の青春サクセスストーリー……withハーレム。

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?

ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。 それは——男子は女子より立場が弱い 学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。 拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。 「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」 協力者の鹿波だけは知っている。 大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。 勝利200%ラブコメ!? 既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?

処理中です...