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喜び溢れて
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「うへへへへへ…」
「…お前…今日気持ち悪いぞ?」
俊哉がそんな事を言ってくる。失礼な。だいたい童貞棄てた後の男ってこんなもんだろうよ?一皮も二皮も剥けたっていうか、妙にウキウキするというか…。
「よくぞ聞いてくれたな、俊哉…」
「いや、気持ち悪いと指摘しただけで何も聞いていないんだがっ?」
「実はな…」
「だから聞いてないって…」
「いいから聞けよ。俺さ…昨日一皮剥けたんだよな」
「………まだ剥けてなかったっけっ?」
「ちげぇーよっ!?いつから剥けてるわ! って、一緒に風呂入った時に見た事あんだろーがっ!?剥けてたべっ!?なんならここで出してやろうか!?」
「いや、出さなくていいから」
「そうじゃなくて…昨日ようやく…童貞棄てちまったんだよな…へへっ…」
「……はっ?」
俊哉が持っていた鞄を地面に落とした…。
「お前っ!?伝説の童貞を棄てちまったのかよっ!?」
俺の肩を掴みブンブン揺さぶってくる俊哉。相変わらずこの世界ではどんだけ童貞は伝説なんだよ…。
「そんな伝説いらねぇーわ!」
「伝説はいるだろっ!?三十歳まで童貞守れれば魔法使いにもなれるんだぞっ!?」
「なれるかっ!?」
なれるか、馬鹿野郎…。いくらおかしい世界だからってなれるわけ…。なれないよな?そこまでイカれた世界ではないだろ?だって…ぐふふふふっ…前世でも棄てられなかった童貞を棄てられたんだぜ?この世の中まだまだ捨てたもんじゃないという事だべっ? いや…ホント世界が変わるわ…。オナホールとは比べもんにならんな、モノホンは…。オナホールも温めて使えばホンモノに近い感触を味わえると聞いてからは結構な頻度で試してたんだけど…やっぱちげぇわ…。感触も温かさも何もかもが段違いってやつだ…。特に愛液のヌルヌル感っていうの?アレが堪らんよな?
「とにかく…んなわけで童貞とようやくおさらばしたってわけだ」
「相手は詩織か?葵か?」
「………真冬」
「ああ…真冬ちゃんか…ずっと…お前の事が好きだったからな。今度会ったらおめでとうと言ってやらないとな」
「何だよ…俊哉は知ってたのかよ?」
「そりゃあな。一応幼馴染みたいなもんだしな。真冬ちゃんも詩織も」
「だな」
「俺は女なんてごめんだけどな」
「お前俺を狙ってんじゃないだろうな?今ケツの穴がヒュンと閉じたぞ?」
「…案外ソレもありかもな」
「おいおいおい…マジで言うなよ?言ってないよな!?目がマジっぽいんだがっ!?」
「豊君っ!」
俺達の耳に聞き慣れた声が入ってきた。声の方に視線を向けるとそこに立っていたのは詩織だった。
「「うぃ~す」」
「挨拶なんかいいから!それよりも昨日真冬ちゃんとヤッたんだよね?」
「えっ…と…」
これなんて答えれば良いんだろうか?
「ごめんごめん。ウチの言い方が悪かったよね?昨日ね?真冬ちゃんから連絡があって全部聞いているの」
そっかぁ…全部聞いてるんだな…。そう思うと同時に体がフワッと浮いたようなおかしな感覚に…。
「じゃあ…行こっかっ♡」
あら、いやだ…。浮いたような感覚ではなくて本当に浮いてたわっ!?いや、本当に浮いたわけではなくていつの間にか詩織にお姫様抱っこされてんのよね…。 ええ────っ!?いつの間にっ!?
「学校には俺から連絡しとくから」
「ありがとうね、俊哉?」
「えっ?えっ?」
「ウチの家であの時の続き…いいよね?」
「えっ!?今からかよっ!?学校はっ!?」
「そんなのはどうでもいいよ。昨日豊君が童貞を棄てた事を聞いて…ウチ…ウチっ…昨日から発情してっからっ♡」
発情してっからっ…って、言い方は格好いいけども!?
「それとも…ここで…もう…いいのかな?」
詩織の目はマジだった…。
「詩織の部屋でお願いします」
「うん…ウチに任せてっ!今度こそ天井のシミを数え終わるまでに終わらせるからね♡」
俺を抱えたまま詩織は一目散に自宅の自室へと向かった。その際、詩織のお母さんと鉢合わせて…。おばさんは「あらあらあら♪」と言って嬉しそうにしてたのがやけに印象に残ったのは言うまでもないだろう。この世界は性で出来ていると言っても過言ではないのだから…。
♢
「しゅ…しゅごかった…♡ウチ…分からされちゃったよっ…♡」
「分からされちゃった…じゃないんだがっ!?俺の腰が立たねぇんだけどっ!?」
マジ…パネェよ…。この世界の女子の性欲…。
「えへへ…こっちは勃ってるのにっ♡♡♡」
「あっ…そこは…まだ敏感で…」
「豊君…もう一回いいよねっ♡」
「ちょっ!?もう少し休憩をっ…」
「駄目っ♡」
「ああ~~~~~~っ~~~」
「んんっ~~~~~♡♡♡♡♡♡」
詩織に搾り取られたのは…言うまでもないだろう…。
「…お前…今日気持ち悪いぞ?」
俊哉がそんな事を言ってくる。失礼な。だいたい童貞棄てた後の男ってこんなもんだろうよ?一皮も二皮も剥けたっていうか、妙にウキウキするというか…。
「よくぞ聞いてくれたな、俊哉…」
「いや、気持ち悪いと指摘しただけで何も聞いていないんだがっ?」
「実はな…」
「だから聞いてないって…」
「いいから聞けよ。俺さ…昨日一皮剥けたんだよな」
「………まだ剥けてなかったっけっ?」
「ちげぇーよっ!?いつから剥けてるわ! って、一緒に風呂入った時に見た事あんだろーがっ!?剥けてたべっ!?なんならここで出してやろうか!?」
「いや、出さなくていいから」
「そうじゃなくて…昨日ようやく…童貞棄てちまったんだよな…へへっ…」
「……はっ?」
俊哉が持っていた鞄を地面に落とした…。
「お前っ!?伝説の童貞を棄てちまったのかよっ!?」
俺の肩を掴みブンブン揺さぶってくる俊哉。相変わらずこの世界ではどんだけ童貞は伝説なんだよ…。
「そんな伝説いらねぇーわ!」
「伝説はいるだろっ!?三十歳まで童貞守れれば魔法使いにもなれるんだぞっ!?」
「なれるかっ!?」
なれるか、馬鹿野郎…。いくらおかしい世界だからってなれるわけ…。なれないよな?そこまでイカれた世界ではないだろ?だって…ぐふふふふっ…前世でも棄てられなかった童貞を棄てられたんだぜ?この世の中まだまだ捨てたもんじゃないという事だべっ? いや…ホント世界が変わるわ…。オナホールとは比べもんにならんな、モノホンは…。オナホールも温めて使えばホンモノに近い感触を味わえると聞いてからは結構な頻度で試してたんだけど…やっぱちげぇわ…。感触も温かさも何もかもが段違いってやつだ…。特に愛液のヌルヌル感っていうの?アレが堪らんよな?
「とにかく…んなわけで童貞とようやくおさらばしたってわけだ」
「相手は詩織か?葵か?」
「………真冬」
「ああ…真冬ちゃんか…ずっと…お前の事が好きだったからな。今度会ったらおめでとうと言ってやらないとな」
「何だよ…俊哉は知ってたのかよ?」
「そりゃあな。一応幼馴染みたいなもんだしな。真冬ちゃんも詩織も」
「だな」
「俺は女なんてごめんだけどな」
「お前俺を狙ってんじゃないだろうな?今ケツの穴がヒュンと閉じたぞ?」
「…案外ソレもありかもな」
「おいおいおい…マジで言うなよ?言ってないよな!?目がマジっぽいんだがっ!?」
「豊君っ!」
俺達の耳に聞き慣れた声が入ってきた。声の方に視線を向けるとそこに立っていたのは詩織だった。
「「うぃ~す」」
「挨拶なんかいいから!それよりも昨日真冬ちゃんとヤッたんだよね?」
「えっ…と…」
これなんて答えれば良いんだろうか?
「ごめんごめん。ウチの言い方が悪かったよね?昨日ね?真冬ちゃんから連絡があって全部聞いているの」
そっかぁ…全部聞いてるんだな…。そう思うと同時に体がフワッと浮いたようなおかしな感覚に…。
「じゃあ…行こっかっ♡」
あら、いやだ…。浮いたような感覚ではなくて本当に浮いてたわっ!?いや、本当に浮いたわけではなくていつの間にか詩織にお姫様抱っこされてんのよね…。 ええ────っ!?いつの間にっ!?
「学校には俺から連絡しとくから」
「ありがとうね、俊哉?」
「えっ?えっ?」
「ウチの家であの時の続き…いいよね?」
「えっ!?今からかよっ!?学校はっ!?」
「そんなのはどうでもいいよ。昨日豊君が童貞を棄てた事を聞いて…ウチ…ウチっ…昨日から発情してっからっ♡」
発情してっからっ…って、言い方は格好いいけども!?
「それとも…ここで…もう…いいのかな?」
詩織の目はマジだった…。
「詩織の部屋でお願いします」
「うん…ウチに任せてっ!今度こそ天井のシミを数え終わるまでに終わらせるからね♡」
俺を抱えたまま詩織は一目散に自宅の自室へと向かった。その際、詩織のお母さんと鉢合わせて…。おばさんは「あらあらあら♪」と言って嬉しそうにしてたのがやけに印象に残ったのは言うまでもないだろう。この世界は性で出来ていると言っても過言ではないのだから…。
♢
「しゅ…しゅごかった…♡ウチ…分からされちゃったよっ…♡」
「分からされちゃった…じゃないんだがっ!?俺の腰が立たねぇんだけどっ!?」
マジ…パネェよ…。この世界の女子の性欲…。
「えへへ…こっちは勃ってるのにっ♡♡♡」
「あっ…そこは…まだ敏感で…」
「豊君…もう一回いいよねっ♡」
「ちょっ!?もう少し休憩をっ…」
「駄目っ♡」
「ああ~~~~~~っ~~~」
「んんっ~~~~~♡♡♡♡♡♡」
詩織に搾り取られたのは…言うまでもないだろう…。
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