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駄菓子屋②
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「──そんな訳でさぁ~。実質4人…いや、5人か…。真冬に詩織に先生でしょっ♪それからルナ先輩にアリシア先輩まで♪これってモテ期だよな?モテ期でしょっ!?間違いないっしょっ!?なあなあ、ばっちゃんっ!そう思うだろっ!?思うよなぁ~!」
俺は学校帰りに聖域へと訪れていた。ばっちゃんに話を聞いて貰う為だ。初めてのモテ期で自慢したいというのもあるんだけどな。
「ああ~ん?あんだってぇ~?」
「いや、だから…俺のモテ期がようやく来たよなって話だよっ!?」
「んなこたぁ~どうでもいいから駄菓子を買いなっ?」
「いや、ここは俺の聖域よ?そりゃあ…勿論お菓子は買うけどさぁ~」
「俺の精子がどうしたってぇ?」
「いや、精子じゃねぇよっ!?聖域だよ、聖域!」
「わたしゃあの中が聖域とっ!?んじゃあ…足を開くから勝手に注いどくれっ…」
「だから違ぇーよっ!?足を閉じてくれっ!オムツを外すんじゃないよっ!?好意を伝えてくれた女性がいるのに何で今更ばっちゃんに童貞を捧げないといけないんだよっ!?」
「チッ…」
「えっ?舌打ちっ!?舌打ちしたろ?どっちかというと舌打ちするの俺じゃねっ!?」
「んで…今日は何買うんだい?」
「聞いてねぇー!このばっちゃん、人の話を全く聞いてねぇーよっ!?まあ、とりあえず日本一長~いチ◯コ棒をくれる?」
「あいよ、400万だね」
「はい、40円!」
「ゼロが1個足りないよっ?」
「ボッタくろうとしないでくれる?」
「ヒッヒッヒッ…」
「笑って誤魔化すなよな、ばっちゃん…」
「それにしても…一気に5人もかい?」
「ちゃっかり聞いてんじゃんかっ!?」
「客商売だよ?耳と口は商人の武器だわさ」
「だわさなんて久し振りに聞いたわ」
「イッヒッヒ…そうかい?」
「うん」
ばっちゃんとそんな話をしていると…
「あんたっ…また来たわけっ?」
うわっ…この声…。この嫌な感じは…。 恐る恐る声の方に視線を向けると…嗚呼…やっぱり居るよ…。俺の聖域を脅かす存在が…。
「ふんっ!何か言いなさいよっ?それとも童貞拗らせすぎて言葉も喋れなくなったわけぇ?」
その存在は駄菓子屋の入口で仁王立ちしながらそんな辛辣な言葉を俺に向けてきた。 俺と同じ年齢で黒髪のツインテール…。まあ、彼女もまた超が付く程の美少女なのだがこんな感じで非常に口が悪い…。俺の天敵だ。
「おかえり、冷菓」
「ただいま、おばあちゃん」
名前通り、冷たい息や言葉を発する事が出来る女の子だ…。
「ちょっとぉ!?何言ってるわけぇ!?冷たい息なんて出せる訳ないでしょっ!?あんた、本当に馬鹿なのっ!?」
「…心を読むんじゃねぇよ」
「あんたが勝手に口に出したんでしょうがっ!?」
やべっ…口に出てたか?気をつけないと倍以上になって返ってくるからな…。くわばらくわばら…。
「冷菓…これでも客だよ?」
「ばっちゃんも何気に酷いけどな?あっ!それと腹減ったからお湯をくれる?ブ◯メンのとんこつ味を食べたいから…。はい、50円ね」
「はいよっ!ちょっと待ってなっ?お湯沸かしてくっから」
「ちょっ!?ばっちゃん!?どこに行くのさっ!?お湯なんていつもそこの電気ポットに用意してるべっ!?」
「電気ポットが壊れちまってねぇ…とにかくわたしゃあがお湯を沸かしてる間は冷菓があんたの相手をしてくれるさっ」
「ちょっと!?おばあちゃん!?」
「ちょっとは俺のセリフでは…?」
「うっさいっ!あんたは黙ってなさいよっ!」
「とにかく…頼んだよ、冷菓?」
「んもぅ~ おばあちゃんったら…」
ばっちゃんは俺達2人を尻目にすごすごと店の奥へ…。くっ…冷菓と2人になるとは…。こんな事ならブ◯メン頼むんじゃなかった…。でも、うまいし喰いたいし…仕方ないか…。ばっちゃんが戻ってくるまで静かにしてればいいか。
「「……………………………………」」
マジで気まずいのだが?
「──で、あんたは今日は何の話をしに来たのよ?」
「いえ…特には…」
「は、はぁーっ!?そんな訳ないでしょっ!?あんたがここに来る時はだいたい愚痴とかじゃないのっ!?馬鹿にしてんのっ!?話をわざわざ振ってあげてるんだから、あたしに感謝して話しなさいよねっ!?」
うぜぇ~…マジうぜぇ…。何でいつも俺はこうガミガミガミ言われないといけないのだろうか?俺が何かしたか?俺が童貞だからか?くっ…馬鹿にすんなよ?もうすぐ童貞と別れてやるんだからねっ!?
たぶん…その日は近い筈だ…。
「…分かった分かった。話すから…そうガミガミ言うの止めてくれっ…。そんなにガミガミうるさかったら美人が台無しなんじゃないのか…?」
「ふぇっ!?ふぁっ!?わ、私が美人なのは…そのあの…あ、当たり前でしょっ!?わ、分かりきった事は言わないでくれりゅっ!?」
「へいへい…」
「は、早く言いなさいよっ!し、仕方ないから…この私が聞いてあげるわ」
「仕方なくなら聞かなくてもいいんだぞ?」
「馬鹿なのっ!?聞くって言ってるんだからとっとと話なさいよっ!?」
「実はかくかくしかじかで…」
「あたしを馬鹿にしてるのっ!?かくかくしかじかって言われても分かるわけないでしよっ!?」
「そりゃあ…そうだな。実は…自慢じゃないけども…5人から告白されてな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「どうした?目が点になってんぞっ?」
「ななななな、なってないわよっ!?」
「んっ?目にゴミでも入ったのか?」
「…な、何で…そんな事言うのよっ?」
冷菓は自分で気がついていないのか?
「…ったく…しょうがないな…痛いのか?」
俺はハンカチを取り出し、冷菓の頬に添える…。
「…んなっ!?」
「ほら、動くなって…涙が出るほど痛いんだろ?」
「…い、痛く…ないし…泣いてないっ…」
「そんな事言っても…出てるんだから仕方ないだろ?大人しくしとけ」
「なんで…急にっ…そんな事にっ…ううっ…」
何で急に涙が出て来たのかって?だから目にゴミが入ったんだろうに…。
「ほら、お湯…って、あんたはわたしゃあの可愛い孫娘を泣かせてるんじゃないよ!?」
「泣かせてねぇーよ!?目にゴミが入ったみたいだからハンカチあててんだよっ!?見て分かるだろ、ばっちゃん!?」
全く…とんだ濡れ衣を着せられたもんだよ。今度この聖域に来る時は…冷菓が居ない時間帯を見計らって来ないとな…。ブ◯メンにお湯をしっかりと入れてもらい、自宅への帰り道に歩きながら美味しく頂いたぜ?行儀は悪いけどな…。ちゃんと食べた後のゴミは自宅でほかしたからな?
俺は学校帰りに聖域へと訪れていた。ばっちゃんに話を聞いて貰う為だ。初めてのモテ期で自慢したいというのもあるんだけどな。
「ああ~ん?あんだってぇ~?」
「いや、だから…俺のモテ期がようやく来たよなって話だよっ!?」
「んなこたぁ~どうでもいいから駄菓子を買いなっ?」
「いや、ここは俺の聖域よ?そりゃあ…勿論お菓子は買うけどさぁ~」
「俺の精子がどうしたってぇ?」
「いや、精子じゃねぇよっ!?聖域だよ、聖域!」
「わたしゃあの中が聖域とっ!?んじゃあ…足を開くから勝手に注いどくれっ…」
「だから違ぇーよっ!?足を閉じてくれっ!オムツを外すんじゃないよっ!?好意を伝えてくれた女性がいるのに何で今更ばっちゃんに童貞を捧げないといけないんだよっ!?」
「チッ…」
「えっ?舌打ちっ!?舌打ちしたろ?どっちかというと舌打ちするの俺じゃねっ!?」
「んで…今日は何買うんだい?」
「聞いてねぇー!このばっちゃん、人の話を全く聞いてねぇーよっ!?まあ、とりあえず日本一長~いチ◯コ棒をくれる?」
「あいよ、400万だね」
「はい、40円!」
「ゼロが1個足りないよっ?」
「ボッタくろうとしないでくれる?」
「ヒッヒッヒッ…」
「笑って誤魔化すなよな、ばっちゃん…」
「それにしても…一気に5人もかい?」
「ちゃっかり聞いてんじゃんかっ!?」
「客商売だよ?耳と口は商人の武器だわさ」
「だわさなんて久し振りに聞いたわ」
「イッヒッヒ…そうかい?」
「うん」
ばっちゃんとそんな話をしていると…
「あんたっ…また来たわけっ?」
うわっ…この声…。この嫌な感じは…。 恐る恐る声の方に視線を向けると…嗚呼…やっぱり居るよ…。俺の聖域を脅かす存在が…。
「ふんっ!何か言いなさいよっ?それとも童貞拗らせすぎて言葉も喋れなくなったわけぇ?」
その存在は駄菓子屋の入口で仁王立ちしながらそんな辛辣な言葉を俺に向けてきた。 俺と同じ年齢で黒髪のツインテール…。まあ、彼女もまた超が付く程の美少女なのだがこんな感じで非常に口が悪い…。俺の天敵だ。
「おかえり、冷菓」
「ただいま、おばあちゃん」
名前通り、冷たい息や言葉を発する事が出来る女の子だ…。
「ちょっとぉ!?何言ってるわけぇ!?冷たい息なんて出せる訳ないでしょっ!?あんた、本当に馬鹿なのっ!?」
「…心を読むんじゃねぇよ」
「あんたが勝手に口に出したんでしょうがっ!?」
やべっ…口に出てたか?気をつけないと倍以上になって返ってくるからな…。くわばらくわばら…。
「冷菓…これでも客だよ?」
「ばっちゃんも何気に酷いけどな?あっ!それと腹減ったからお湯をくれる?ブ◯メンのとんこつ味を食べたいから…。はい、50円ね」
「はいよっ!ちょっと待ってなっ?お湯沸かしてくっから」
「ちょっ!?ばっちゃん!?どこに行くのさっ!?お湯なんていつもそこの電気ポットに用意してるべっ!?」
「電気ポットが壊れちまってねぇ…とにかくわたしゃあがお湯を沸かしてる間は冷菓があんたの相手をしてくれるさっ」
「ちょっと!?おばあちゃん!?」
「ちょっとは俺のセリフでは…?」
「うっさいっ!あんたは黙ってなさいよっ!」
「とにかく…頼んだよ、冷菓?」
「んもぅ~ おばあちゃんったら…」
ばっちゃんは俺達2人を尻目にすごすごと店の奥へ…。くっ…冷菓と2人になるとは…。こんな事ならブ◯メン頼むんじゃなかった…。でも、うまいし喰いたいし…仕方ないか…。ばっちゃんが戻ってくるまで静かにしてればいいか。
「「……………………………………」」
マジで気まずいのだが?
「──で、あんたは今日は何の話をしに来たのよ?」
「いえ…特には…」
「は、はぁーっ!?そんな訳ないでしょっ!?あんたがここに来る時はだいたい愚痴とかじゃないのっ!?馬鹿にしてんのっ!?話をわざわざ振ってあげてるんだから、あたしに感謝して話しなさいよねっ!?」
うぜぇ~…マジうぜぇ…。何でいつも俺はこうガミガミガミ言われないといけないのだろうか?俺が何かしたか?俺が童貞だからか?くっ…馬鹿にすんなよ?もうすぐ童貞と別れてやるんだからねっ!?
たぶん…その日は近い筈だ…。
「…分かった分かった。話すから…そうガミガミ言うの止めてくれっ…。そんなにガミガミうるさかったら美人が台無しなんじゃないのか…?」
「ふぇっ!?ふぁっ!?わ、私が美人なのは…そのあの…あ、当たり前でしょっ!?わ、分かりきった事は言わないでくれりゅっ!?」
「へいへい…」
「は、早く言いなさいよっ!し、仕方ないから…この私が聞いてあげるわ」
「仕方なくなら聞かなくてもいいんだぞ?」
「馬鹿なのっ!?聞くって言ってるんだからとっとと話なさいよっ!?」
「実はかくかくしかじかで…」
「あたしを馬鹿にしてるのっ!?かくかくしかじかって言われても分かるわけないでしよっ!?」
「そりゃあ…そうだな。実は…自慢じゃないけども…5人から告白されてな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「どうした?目が点になってんぞっ?」
「ななななな、なってないわよっ!?」
「んっ?目にゴミでも入ったのか?」
「…な、何で…そんな事言うのよっ?」
冷菓は自分で気がついていないのか?
「…ったく…しょうがないな…痛いのか?」
俺はハンカチを取り出し、冷菓の頬に添える…。
「…んなっ!?」
「ほら、動くなって…涙が出るほど痛いんだろ?」
「…い、痛く…ないし…泣いてないっ…」
「そんな事言っても…出てるんだから仕方ないだろ?大人しくしとけ」
「なんで…急にっ…そんな事にっ…ううっ…」
何で急に涙が出て来たのかって?だから目にゴミが入ったんだろうに…。
「ほら、お湯…って、あんたはわたしゃあの可愛い孫娘を泣かせてるんじゃないよ!?」
「泣かせてねぇーよ!?目にゴミが入ったみたいだからハンカチあててんだよっ!?見て分かるだろ、ばっちゃん!?」
全く…とんだ濡れ衣を着せられたもんだよ。今度この聖域に来る時は…冷菓が居ない時間帯を見計らって来ないとな…。ブ◯メンにお湯をしっかりと入れてもらい、自宅への帰り道に歩きながら美味しく頂いたぜ?行儀は悪いけどな…。ちゃんと食べた後のゴミは自宅でほかしたからな?
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