貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴

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登り棒

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「うぁちゃ~ マジかっ!?男子は隼だけかぁ~っ…」 

 新島先生のそんな声が教室に響き渡る。女子達からは落胆の声も洩れている。何気に失礼だぞ?そりゃあ…俺の事が超絶不細工に見える女子が大多数だろうから仕方ないといえば仕方ないんだげどな…。  

 なんで新島先生がそんな事を言ったのかには勿論理由がある。今日はクラスメイトの男子は俺以外全員休みだからだ…。身体の調子が悪いとかではない。勿論本当に調子が悪い者もなかには居るだろうが、殆どの男子がズル休みってわけだ…。それには今日の体育の授業が関係しているから…。 

「よ~し、それじゃあ水着に着替えたら登り棒の前に集合な?」 

 登り棒?なんで高校の授業で登り棒の授業だと思っただろ?俺も小学校6年の時にそう思った。この世界では小学校6年から高校3年生迄の間体育の授業に月一回登り棒が組み込まれているんだ。理由はお分かりだろう? 

「さぁ、今日も性に目覚めような?」   

 新島先生はそう言って妖艶な笑みを浮かべると先に教室を出て行った…。 聞いた事はないだろうか?登り棒によって大事な部分がされ、性に目覚めたというそんな話を…。

 それがこの世界では一般常識になっているんだ。 当然刺激されるとただでさえ性欲が強い女性がどうなるかは分かるだろう?だから男子はそれを恐れて全員理由をつけて休んでいるというわけだ。俺には関係のない話なんだがな? 

「さて…みんな着替えてるし、俺も着替えるか」 

 ふと隣に視線を向けると幸子がすでに下着姿になっていた。こんな世界だから男女別々に着替えるなんて事は当然ない。着替えてる最中に男子が連れて行かれるのも日常の風景と言えるだろうな。まあ、俺は女性の下着姿や裸を見れて非常に眼福なのだが。 

「あ…あの…豊和君…そんなに見られると…流石に恥ずかしいんだけど…」 

 はい。いただきました。頬を赤らめながらの恥ずかしいをいただきました!ホントこの世界では希有な存在だよな…。 

「今晩のオカズにさせてもらいます」 

「な、何言ってんのっ!?お、オカズって…あわっ…あわあわっ…」 

「もっと近くで見ていい!?」 

「ひゃい!?だ、駄目だよ~!?そ、そんな事より早く着替えていかないと…」 

「癒しの天使様…いや…隣の天使様にオカズにされた件」 

「お、オカズにされそうなのは私の方なんだけどっ!?」 

「さぁさぁ…俺の事は気にせずに水着に着替えて?」 

「気にするよっ!?」 

 クラスでボッチじゃなくなったのは本当にありがたい。最近はこうして楽しくお喋り出来るしな。 そんな感じで着替えを終えた俺達は校庭にある登り棒の前へと向かった。幸子の裸体は凄く最高でしたと報告しておく…。 

「まあ、ほぼいつもの事ではあると思うが、クラスの男子は休みの為にムラムラしてきた者は他のクラスの男子を誘うなり、女子同士励んで治めるようにな?では、早速二人一組になってくれ」 

 さて…高校では初の登り棒の授業が始まる…。俺はどうしようかと思っていると幸子が声を掛けてくれた。 

「あの…豊和君…私とどうかな?」 

「謹んでお受けさせていただきます」 

「即答っ!?」 

「当然だろっ!?ビデオカメラがあったら間違いなく幸子の恥ずかしいところを撮ってるぜ☆まあ、脳内フォルダーには保管するけどな?」 

「と、豊和君の…エッチ…」 

「よ~し…そろそろいいかぁ?じゃあ…早速始めてくれ」 

 校庭には竹林か!?というほど登り棒が設置されている。先生の合図でそれぞれ登り棒に登り始める。 

「んっ…♡」 

「この擦れて具合が…あっ♡」 

「毎日登り棒でもいいのにっ♡」 

「ああん♡」 

「こりゃあ…はぁはぁ…堪らんのぅ…♡」 

 次々に聞こえてくるクラスメイトの女子の嬌声…。登り棒は雨に打たれて濡れたかの様にテカってる。何でそうなっているのかは察してくれ…。何?分からない?愛液がついてるからだよっ!?言わせんなっ!?

 とにかく当然危なくないように地面にはマットが敷き詰められているし、その為に支えとしてパートナーがいるってわけだ。登り棒の高さもそんなに高くないしな。 そして至る所で百合の花が咲き乱れている。我慢出来なくなったんだろう。当然脳内フォルダーに大切に保存。 

「じゃ…じゃあ…始めるね?」 

「あられもない姿を期待してるぜっ☆」 

「そ、そんな姿期待しないでっ!?」 

 幸子が手を高らかにあげて、登り棒を掴んだ。当然そうなれば脇が丸見えな訳でして。脇フェチという言葉があるようにそれは至宝ともいえる光景だろう。これ分かる人いるよな?なんか女性の脇にムラムラ来る人って居るよなっ!?居ないとは言わせないぞっ☆ 

「み、見すぎだよっ!?」 

 俺の視線に気付いた幸子が登り棒を掴んでいた手を離しコチラに向かって抗議してくる。 

「もっと見せてくれ」 

「へ、変態さんなのっ!?」 

「世の中には脇フェチという言葉があるんだぞ?」 

「世界中捜しても豊和君だけだと思うけど…」 

 ああ…確かに…。この世界の男子はそうだろうな…。いや…でも探せばそういう男子もいるのかも…。 

「…居ないと思うよ?」 

 心を読むとは!?流石は幸子だ。 

「ささっ、どうぞどうぞ!登り棒を堪能してください」 

「ううっ…ぱ、パートナー選び…失敗したかも…でも……豊和君になら…」 

 覚悟を決めたのか再度登り棒を掴むと幸子は上へ下へ…… 

「んっ…だ…めぇ…あそこが擦れちゃ…う…んっ…♡」 

 こりゃあ…アレだな…。アフレコ入れた方がいいかな? 

「幸子は登り棒の快楽の味を覚え──」 

「ちょっ、ちょっとっ!?横で変なアフレコ入れないでよっ!?んんっ…あっ…♡」 

「ここか…幸子…?」 

「ちょっ!?そのセリフは反則っ…んっ…駄目だよっ…」 

「ほら…幸子…我慢しないで…いいよ?いっていいんだぜっ?」 

「っ!? んんっ~~~♡♡♡」 

 登り棒に寄りかかり、ぐったりとした幸子を引き寄せ抱き抱える。大変いいものを見せていただきました。本当に今晩のオカズに…いや…この後トイレにこもってのオカズにさせていただきます…。 

「それにしても…これが幸子の愛液…」 

「…そ、そんなに登り棒を…はぁはぁ…マジマジと…み、見ない…でっ…?」 

 

 PS 俺はこの授業が大好きです…。
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