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後輩の家で…
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~伊代視点~
みなさんお気づきでしょうか?雑魚先輩…いえ、大好きな先輩と一緒に私はツ◯スターをする為に私の自宅へと向かっているのですが… 私の言葉をスルーした先輩にお気づきですか?私はこう言いましたよ…。
「ななな、何を言ってるんですか、このざ~こ先輩はっ!?私が勝ったらアレですよ、アレ……先輩の童貞を私がもらってあげますよ!わ、私もその…た、溜まって…ますしね!わ、私の性処理の道具になってもらいますよっ!?」
私はそう言ったんですよっ!?先輩の童貞を私がもらってあげると!いつもの先輩ならもっと食いついてくる筈なんですっ!
『マジかっ!?』
『またまたあ~どうせくれないんだろ?』
『それ、俺が絶対に負けたいって思うやつや~ん…』
『た、溜まってる?溜まってるって…マジかっ!?』
『ししししし、仕方ないから俺が相手に…な、なってやろうか?』
──などなど。そんな風に言ってくる筈なんです!それか…似たような事を言ってくると予想していたんです!! それなのに…平然とした様子で…
「…分かった。良いだろう!勝負の場へ案内してくれ…」
そんな風にキリッっとした表情で言ってくるなんて…。カッコ良かったですけど…♡で、でも…穴開きのショーツには反応したのに…。
とにかく何かがおかしいんですよ!?先輩に何かがあったに違いありません! も、もしかして…私が嫌いだとか?あ、ありうる…。私ってこの通り、素直に…なれないから…。やっぱり嫌ですかね?ざ~こざ~こって先輩を煽る後輩なんて……。
生意気としか…思われないかな?
「伊代はどうしたんだ?少し暗い顔をしてないか?」
「な、何でもないですよ…雑魚先輩」
また…雑魚って言っちゃった…。馬鹿だなぁ~私…。
「何でもなくはないんじゃないか?もしかして…勝負が嫌とか?」
そういうところ…そういうところですよ…先輩?女性に対しての恐怖心なんて殆どなくて…それどころか、関係を持ちたいって必死で…。でも…こんな私にも…誰に対してもですが…優しくて…。
「そんな訳ありません!そ、そう言いながら私の胸でも見てるんじゃないですか?雑魚先輩はっ!?」
私は先輩の事を考えていたのを悟られたくなくて…また…そんな事を言ってしまう…。ううっ…私の馬鹿っ…。
「み、見てないがっ!?」
あっ……ふふっ…見てはいたんですね?今日はちょっと大胆にキャミソールだし?胸元が見えてるしね…。この服装に決めた自分とゲームセンターに行った自分を褒めてあげたいです。
「し、仕方がないなぁ~。雑魚先輩は女の子と手なんか握った事ないでしょうし?嫌なんですけど…ものすご~くしょうがなくなんですけど…私が雑魚先輩と手を繋いであげますよ…ほらっ、雑魚先輩…手っ…」
手を差し出すと先輩は握り返してくれた…。大きな手が私の指に絡み合い………
「せっ…(んぱいっ…)!?」
「んっ?どうかしたか?」
「何でもありません~~~」
私は恋人繋ぎをになってる事を指摘しようとして…止めた…。先輩は…馬鹿だから無意識に恋人繋ぎしてるとは思ってもいなんだろうなぁ…。それに…意識されていないんだろうし…。それを思うと少し悲しくなっちゃう…。
でも…手を繋いでいると自然と何だか頬がニヤけてきてしまう。せめて…家に着くまでは…絶対に離してあげませんからね…先輩♡
♢
あれ…今更ながらに思ったけど…何か忘れてないか?黒歴史を広められない様に勝負を受けたのはいいんだけど…何だか大事な事を忘れている気がするんだけど…気のせいだろうか? とにかく俺は伊代に連れられ伊代の家へ。手を繋いであげると言われた時は正直ドキドキしてしまったぞ。ふっ…態度には出さなかったけどな。狼狽えるとまた揶揄われそうだし、なにより真冬と詩織との事で俺の経験値が上がった賜物だろうな。
「ここが私の部屋です!部屋の中で待っていて下さい。飲み物を準備してきますので!雑魚先輩はくれぐれも…くれぐれもタンスの中を覗かない様にしてくださいね?絶対ですよ?フリではないですからね?」
「覗かねぇーよ!?何で2回言ったっ!?流石にそんな事しねぇーぞ!?」
「まあ、いいです。とにかく中で大人しく待ってて下さいね、雑魚先輩?」
「…ああ」
部屋のドアを開け、部屋の中へ足を踏み入れる。同時に女の子部屋っていう感じの独特な甘い香り…。部屋の中を見渡すと女の子らしくところどころヌイグルミが飾られており、机にベッド…それにタンスが置かれているのが視界に入ってきた。
俺はちょこんと部屋の中央辺りに腰を下ろした。そこでようやく思い出しのだ。
『…女の子の部屋に上がり込む意味分かってんのっ?しかも年頃も年頃の女の子の部屋だよ?そんな場所に泊まるんだよ?』
詩織が言ったその言葉を…。泊まりはしないけど、コレってそういう事になるのかっ!?いやいやいや…あの伊代だぞ?勝負するだけに決まってるよな?でも…俺が勝負に負けたら…ゴクッ……や、ヤるの…か?本当に?で、でも…童貞は…好意を持っている女性に捧げようと決め──
“ガチャッ──”
「──雑魚先輩!タンスは開けてないでしょうね?」
“ビクッ!”
「ひゃ…ひゃい…何もしていま…あがっ─」
開いた口が塞がらないとはこの事を言うのだろう…。突然部屋のドアが開き、伊代の声にビックリしたわけではない…。 俺が驚いたのは…
「どうしました…雑魚先輩?あっ…もしかして…雑魚先輩には刺激が強すぎましたかね?や~い、ざ~こざ~こ♡」
伊代のその姿に驚いたんだ。 なにせ…伊代はスクール水着を着用していたのだから………。
みなさんお気づきでしょうか?雑魚先輩…いえ、大好きな先輩と一緒に私はツ◯スターをする為に私の自宅へと向かっているのですが… 私の言葉をスルーした先輩にお気づきですか?私はこう言いましたよ…。
「ななな、何を言ってるんですか、このざ~こ先輩はっ!?私が勝ったらアレですよ、アレ……先輩の童貞を私がもらってあげますよ!わ、私もその…た、溜まって…ますしね!わ、私の性処理の道具になってもらいますよっ!?」
私はそう言ったんですよっ!?先輩の童貞を私がもらってあげると!いつもの先輩ならもっと食いついてくる筈なんですっ!
『マジかっ!?』
『またまたあ~どうせくれないんだろ?』
『それ、俺が絶対に負けたいって思うやつや~ん…』
『た、溜まってる?溜まってるって…マジかっ!?』
『ししししし、仕方ないから俺が相手に…な、なってやろうか?』
──などなど。そんな風に言ってくる筈なんです!それか…似たような事を言ってくると予想していたんです!! それなのに…平然とした様子で…
「…分かった。良いだろう!勝負の場へ案内してくれ…」
そんな風にキリッっとした表情で言ってくるなんて…。カッコ良かったですけど…♡で、でも…穴開きのショーツには反応したのに…。
とにかく何かがおかしいんですよ!?先輩に何かがあったに違いありません! も、もしかして…私が嫌いだとか?あ、ありうる…。私ってこの通り、素直に…なれないから…。やっぱり嫌ですかね?ざ~こざ~こって先輩を煽る後輩なんて……。
生意気としか…思われないかな?
「伊代はどうしたんだ?少し暗い顔をしてないか?」
「な、何でもないですよ…雑魚先輩」
また…雑魚って言っちゃった…。馬鹿だなぁ~私…。
「何でもなくはないんじゃないか?もしかして…勝負が嫌とか?」
そういうところ…そういうところですよ…先輩?女性に対しての恐怖心なんて殆どなくて…それどころか、関係を持ちたいって必死で…。でも…こんな私にも…誰に対してもですが…優しくて…。
「そんな訳ありません!そ、そう言いながら私の胸でも見てるんじゃないですか?雑魚先輩はっ!?」
私は先輩の事を考えていたのを悟られたくなくて…また…そんな事を言ってしまう…。ううっ…私の馬鹿っ…。
「み、見てないがっ!?」
あっ……ふふっ…見てはいたんですね?今日はちょっと大胆にキャミソールだし?胸元が見えてるしね…。この服装に決めた自分とゲームセンターに行った自分を褒めてあげたいです。
「し、仕方がないなぁ~。雑魚先輩は女の子と手なんか握った事ないでしょうし?嫌なんですけど…ものすご~くしょうがなくなんですけど…私が雑魚先輩と手を繋いであげますよ…ほらっ、雑魚先輩…手っ…」
手を差し出すと先輩は握り返してくれた…。大きな手が私の指に絡み合い………
「せっ…(んぱいっ…)!?」
「んっ?どうかしたか?」
「何でもありません~~~」
私は恋人繋ぎをになってる事を指摘しようとして…止めた…。先輩は…馬鹿だから無意識に恋人繋ぎしてるとは思ってもいなんだろうなぁ…。それに…意識されていないんだろうし…。それを思うと少し悲しくなっちゃう…。
でも…手を繋いでいると自然と何だか頬がニヤけてきてしまう。せめて…家に着くまでは…絶対に離してあげませんからね…先輩♡
♢
あれ…今更ながらに思ったけど…何か忘れてないか?黒歴史を広められない様に勝負を受けたのはいいんだけど…何だか大事な事を忘れている気がするんだけど…気のせいだろうか? とにかく俺は伊代に連れられ伊代の家へ。手を繋いであげると言われた時は正直ドキドキしてしまったぞ。ふっ…態度には出さなかったけどな。狼狽えるとまた揶揄われそうだし、なにより真冬と詩織との事で俺の経験値が上がった賜物だろうな。
「ここが私の部屋です!部屋の中で待っていて下さい。飲み物を準備してきますので!雑魚先輩はくれぐれも…くれぐれもタンスの中を覗かない様にしてくださいね?絶対ですよ?フリではないですからね?」
「覗かねぇーよ!?何で2回言ったっ!?流石にそんな事しねぇーぞ!?」
「まあ、いいです。とにかく中で大人しく待ってて下さいね、雑魚先輩?」
「…ああ」
部屋のドアを開け、部屋の中へ足を踏み入れる。同時に女の子部屋っていう感じの独特な甘い香り…。部屋の中を見渡すと女の子らしくところどころヌイグルミが飾られており、机にベッド…それにタンスが置かれているのが視界に入ってきた。
俺はちょこんと部屋の中央辺りに腰を下ろした。そこでようやく思い出しのだ。
『…女の子の部屋に上がり込む意味分かってんのっ?しかも年頃も年頃の女の子の部屋だよ?そんな場所に泊まるんだよ?』
詩織が言ったその言葉を…。泊まりはしないけど、コレってそういう事になるのかっ!?いやいやいや…あの伊代だぞ?勝負するだけに決まってるよな?でも…俺が勝負に負けたら…ゴクッ……や、ヤるの…か?本当に?で、でも…童貞は…好意を持っている女性に捧げようと決め──
“ガチャッ──”
「──雑魚先輩!タンスは開けてないでしょうね?」
“ビクッ!”
「ひゃ…ひゃい…何もしていま…あがっ─」
開いた口が塞がらないとはこの事を言うのだろう…。突然部屋のドアが開き、伊代の声にビックリしたわけではない…。 俺が驚いたのは…
「どうしました…雑魚先輩?あっ…もしかして…雑魚先輩には刺激が強すぎましたかね?や~い、ざ~こざ~こ♡」
伊代のその姿に驚いたんだ。 なにせ…伊代はスクール水着を着用していたのだから………。
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