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もう一人の親友
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「──そんなわけで妹にキスされたんだが俺はどうすればいいと思う?」
「…はぁっ?」
「はぁっ?じゃなくてだな…仕方ない。もう一回言うぞ?妹にキスされたんだがどうすればいいと思うと聞いたんだが?」
「えっ…いや…それは聞こえてるけど…。それをなんでウチに聞くわけっ!?もうヤればよくないかなっ!?豊君さぁ、未だに童貞だよね?」
「どどどどど、童貞ちゃうわっ!?」
「いや…見栄はらなくてもいいから…流石に分かるからね?色々と聞いてるし」
「あ、はい」
「それよりにね?ウチが帰って来たらどうしてウチのこの部屋にさも当然の様に豊君が居たわけ?そっちの方が気になるんだけどっ?」
「家に居づらくてな?俊哉の家に泊めてもらおうと思ったんだけど、俊哉はどうやらまた連れ去られた様でな?ホント羨ましいよな?」
「それで…ウチの家に来たと?」
「イエスっ!それにおばさんが泊まっていけと言ってくれたから居るってわけだっ!」
「サムズアップはしなくていいから…。はぁ~ お母さんはもう…」
真冬にキスされて家に居づらくなった俺はさっきも言った通り、俊哉の家へと行ったんだ。だけど、妬ましい事に連れ去られたみたいで朝帰りコースというわけだ。
ならば…どうしようかと思った時に頼れるもう一人の幼馴染兼親友の家へと足を運んだというわけだ。彼女は五条詩織。
女性なんだけど俊哉と同じで数少ない俺の親友なんだ。ずっと三人中学までは学校やらも一緒だったしな。高校は共学ではなく女子校へと詩織は進学したんだけども…。理由としては…詩織は俊哉が好きで共学になったら襲ってしまいそうだったからだろうな…。
「豊君さぁ~」
「んっ?」
「…女の子の部屋に上がり込む意味分かってんのっ?しかも年頃も年頃の女の子の部屋だよ?そんな場所に泊まるんだよ?」
トレードマークともいえるポニーテールをフリフリと揺らしながら詩織がそんな事を聞いてきた。
「あっ…なるほどな…」
「…今頃どういう事か分かったわけっ?」
「そりゃあ彼氏と間違われたら困るわな!?ウッカリしていたわ」
「…いやいやいや…そうじゃないでしょっ!?」
「はぁっ~?」
「えっ?ホントに分かんないわけっ?」
「…俊哉に勘違いされたら…困るから…?」
「はっ?何でそこで俊君が出てくるわけ?」
えっ…詩織のやつ…まじかっ!?バレてないとでも思っているのか?
「あのな、詩織。俺達は付き合い長いよな?」
「…そりゃあ…ねぇ」
「なのに…お前の気持ちに俺が気付いていないとでも?」
「っ!?」
「馬鹿だな…詩織は…」
「そっ…かぁ…ウチの気持ち…豊君に気づかれてたんだ…」
「当然だろ?」
どんだけの付き合いだと思ってるんだよ、詩織は…。あんだけ俊哉と一緒に居る事が多かったんだ。どんなに鈍い奴でも分かるってぇ~の…。
「…いつから気付いてたの?」
「─しいて言うなら昔からだな」
「…そうだったんだ…。分かってるなら…言ってくれてもいいのに…」
「俺が言う事じゃないだろうと思ってたんだ」
「じゃあ…ウチの家に来たのは…そういう事?」
「…ああ」
親友って何かあった時に頼れるもんだと俺は思っている。だからこそ親友から恋愛相談されれば俺は絶対に力になろうと常々思っているんだ。
「…じゃあ…ここに座ってくれる?」
ベッドに腰掛けて座っている詩織がポンポンと自分の隣に座る様に促してくる。俺は詩織から少し離れた場所に腰を降ろした。
「そこじゃあ…少し遠いよ?ここにいいよ?」
「えっ…ああ」
腰を降ろした場所では聞こえないと思ったのか詩織がそんな事を言ってきた。そんなに俺の耳は悪くないぞと思いながらも詩織の言う通りの場所へと再度腰を降ろし直した。 距離が近くなった事で、詩織からフワッっとシャンプーや石鹸の良い匂いが俺の鼻腔を擽り…思わずドキッとしてしまう。童貞にこれは刺激が強く感じてしまうな。
「…ウチね?」
「お、おう」
「ずっと好きだった…」
「…知ってるさ」
「ウチから…そう言われるのを待ってたんだね…」
「んっ…ああ…そうだな」
「そうだよね…ウチから…女から行かないと…始まらないよね?」
「ああ、鈍いからな…俊哉はっ…んむっ!?」
“──んちゅっ♡ちゅっ♡”
不意に唇に柔らかい感触…。キスされた事が否応なしに分かる。俺は…なんで…キスされてんだ…?視界いっぱいに詩織の顔が映り込んでいる…。な、何でだ?だって…詩織は俊哉の事が…
“ちゅっ♡んちゅっ♡にゅるっ♡…”
そう考えているうちに唇を割って何か柔らかい物が入ってくる…。例えるならヘビが尾を絡ませ合って交尾するかの様に…ソレは俺の舌に絡み合ってきた。
でぃ、ディープ…キス…? 経験した事のないその気持ち良さに俺の思考は止まってしまう…。 再び思考が動き出したのは詩織の舌が…唇が…離れてからだった…。たぶん…真冬からキスされていなかったら…俺は最初に詩織の唇が触れた時点で気絶していたと思う…。正直に言うけど何も考えられない程の衝撃だった…。
「ぷはっ…はぁはぁ…う、ウチとのキス…どうだった?ウチのファーストキス…豊君にあげちゃったよ?」
「な…何でっ…」
情けないけど…声が震えてしまうなか、俺は一番大事な事を尋ねた。
「詩織は俊哉の事が…好きなんじゃ…」
「…はあっ!?何言ってんのっ!?好きでもない人にキスするわけないでしょっ!?」
「えっ…?」
「ウチはずっと豊君が好きだった!俊君にはどうすれば仲良くなれるのか聞いていただけっ!さっきウチの気持ち分かってるって言ったよね?ウチの部屋に来たって言うのも童貞をウチに捧げに来たってことでいいんだよねっ!?」
えっ…?えっ…?えっ…?はぁーっ!?いやいやいや…全然分かっていませんでしたがっ!?先程まで詩織はずっと俊哉の事が好きなんだと思っていたんだけどっ!?なんなら過去に戻って無知な俺を殴りたい気持ちまであるんだけどっ!?嘘だろっ!?これはアレか?モテ期か?モテ期という奴なのか!?
そして詩織が寝間着のボタンを外し…
「ちょっ、ちょっと待ってくれっ!!」
「駄目っ♡はぁはぁ…もう…待たない♡」
俺は慌てて詩織を止めるものの抵抗虚しくベッドへと押し倒されてしまう…。 強っ!?力強っ!?この世界の女性は性欲だけでなく力も強いからな…。
「豊君が…悪いんだからね…?」
「詩織…俺…はっ…」
「大丈夫だよ?ウチも初めてだけど…豊君が天井の染みを数えているうちに終わらせてあげるから…ねっ♡ウチに身も心も預けてよ…」
そして…再び唇が重なり──
「…はぁっ?」
「はぁっ?じゃなくてだな…仕方ない。もう一回言うぞ?妹にキスされたんだがどうすればいいと思うと聞いたんだが?」
「えっ…いや…それは聞こえてるけど…。それをなんでウチに聞くわけっ!?もうヤればよくないかなっ!?豊君さぁ、未だに童貞だよね?」
「どどどどど、童貞ちゃうわっ!?」
「いや…見栄はらなくてもいいから…流石に分かるからね?色々と聞いてるし」
「あ、はい」
「それよりにね?ウチが帰って来たらどうしてウチのこの部屋にさも当然の様に豊君が居たわけ?そっちの方が気になるんだけどっ?」
「家に居づらくてな?俊哉の家に泊めてもらおうと思ったんだけど、俊哉はどうやらまた連れ去られた様でな?ホント羨ましいよな?」
「それで…ウチの家に来たと?」
「イエスっ!それにおばさんが泊まっていけと言ってくれたから居るってわけだっ!」
「サムズアップはしなくていいから…。はぁ~ お母さんはもう…」
真冬にキスされて家に居づらくなった俺はさっきも言った通り、俊哉の家へと行ったんだ。だけど、妬ましい事に連れ去られたみたいで朝帰りコースというわけだ。
ならば…どうしようかと思った時に頼れるもう一人の幼馴染兼親友の家へと足を運んだというわけだ。彼女は五条詩織。
女性なんだけど俊哉と同じで数少ない俺の親友なんだ。ずっと三人中学までは学校やらも一緒だったしな。高校は共学ではなく女子校へと詩織は進学したんだけども…。理由としては…詩織は俊哉が好きで共学になったら襲ってしまいそうだったからだろうな…。
「豊君さぁ~」
「んっ?」
「…女の子の部屋に上がり込む意味分かってんのっ?しかも年頃も年頃の女の子の部屋だよ?そんな場所に泊まるんだよ?」
トレードマークともいえるポニーテールをフリフリと揺らしながら詩織がそんな事を聞いてきた。
「あっ…なるほどな…」
「…今頃どういう事か分かったわけっ?」
「そりゃあ彼氏と間違われたら困るわな!?ウッカリしていたわ」
「…いやいやいや…そうじゃないでしょっ!?」
「はぁっ~?」
「えっ?ホントに分かんないわけっ?」
「…俊哉に勘違いされたら…困るから…?」
「はっ?何でそこで俊君が出てくるわけ?」
えっ…詩織のやつ…まじかっ!?バレてないとでも思っているのか?
「あのな、詩織。俺達は付き合い長いよな?」
「…そりゃあ…ねぇ」
「なのに…お前の気持ちに俺が気付いていないとでも?」
「っ!?」
「馬鹿だな…詩織は…」
「そっ…かぁ…ウチの気持ち…豊君に気づかれてたんだ…」
「当然だろ?」
どんだけの付き合いだと思ってるんだよ、詩織は…。あんだけ俊哉と一緒に居る事が多かったんだ。どんなに鈍い奴でも分かるってぇ~の…。
「…いつから気付いてたの?」
「─しいて言うなら昔からだな」
「…そうだったんだ…。分かってるなら…言ってくれてもいいのに…」
「俺が言う事じゃないだろうと思ってたんだ」
「じゃあ…ウチの家に来たのは…そういう事?」
「…ああ」
親友って何かあった時に頼れるもんだと俺は思っている。だからこそ親友から恋愛相談されれば俺は絶対に力になろうと常々思っているんだ。
「…じゃあ…ここに座ってくれる?」
ベッドに腰掛けて座っている詩織がポンポンと自分の隣に座る様に促してくる。俺は詩織から少し離れた場所に腰を降ろした。
「そこじゃあ…少し遠いよ?ここにいいよ?」
「えっ…ああ」
腰を降ろした場所では聞こえないと思ったのか詩織がそんな事を言ってきた。そんなに俺の耳は悪くないぞと思いながらも詩織の言う通りの場所へと再度腰を降ろし直した。 距離が近くなった事で、詩織からフワッっとシャンプーや石鹸の良い匂いが俺の鼻腔を擽り…思わずドキッとしてしまう。童貞にこれは刺激が強く感じてしまうな。
「…ウチね?」
「お、おう」
「ずっと好きだった…」
「…知ってるさ」
「ウチから…そう言われるのを待ってたんだね…」
「んっ…ああ…そうだな」
「そうだよね…ウチから…女から行かないと…始まらないよね?」
「ああ、鈍いからな…俊哉はっ…んむっ!?」
“──んちゅっ♡ちゅっ♡”
不意に唇に柔らかい感触…。キスされた事が否応なしに分かる。俺は…なんで…キスされてんだ…?視界いっぱいに詩織の顔が映り込んでいる…。な、何でだ?だって…詩織は俊哉の事が…
“ちゅっ♡んちゅっ♡にゅるっ♡…”
そう考えているうちに唇を割って何か柔らかい物が入ってくる…。例えるならヘビが尾を絡ませ合って交尾するかの様に…ソレは俺の舌に絡み合ってきた。
でぃ、ディープ…キス…? 経験した事のないその気持ち良さに俺の思考は止まってしまう…。 再び思考が動き出したのは詩織の舌が…唇が…離れてからだった…。たぶん…真冬からキスされていなかったら…俺は最初に詩織の唇が触れた時点で気絶していたと思う…。正直に言うけど何も考えられない程の衝撃だった…。
「ぷはっ…はぁはぁ…う、ウチとのキス…どうだった?ウチのファーストキス…豊君にあげちゃったよ?」
「な…何でっ…」
情けないけど…声が震えてしまうなか、俺は一番大事な事を尋ねた。
「詩織は俊哉の事が…好きなんじゃ…」
「…はあっ!?何言ってんのっ!?好きでもない人にキスするわけないでしょっ!?」
「えっ…?」
「ウチはずっと豊君が好きだった!俊君にはどうすれば仲良くなれるのか聞いていただけっ!さっきウチの気持ち分かってるって言ったよね?ウチの部屋に来たって言うのも童貞をウチに捧げに来たってことでいいんだよねっ!?」
えっ…?えっ…?えっ…?はぁーっ!?いやいやいや…全然分かっていませんでしたがっ!?先程まで詩織はずっと俊哉の事が好きなんだと思っていたんだけどっ!?なんなら過去に戻って無知な俺を殴りたい気持ちまであるんだけどっ!?嘘だろっ!?これはアレか?モテ期か?モテ期という奴なのか!?
そして詩織が寝間着のボタンを外し…
「ちょっ、ちょっと待ってくれっ!!」
「駄目っ♡はぁはぁ…もう…待たない♡」
俺は慌てて詩織を止めるものの抵抗虚しくベッドへと押し倒されてしまう…。 強っ!?力強っ!?この世界の女性は性欲だけでなく力も強いからな…。
「豊君が…悪いんだからね…?」
「詩織…俺…はっ…」
「大丈夫だよ?ウチも初めてだけど…豊君が天井の染みを数えているうちに終わらせてあげるから…ねっ♡ウチに身も心も預けてよ…」
そして…再び唇が重なり──
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