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生意気な後輩
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高校生活2日目も特に何事もなく無事に終える事が出来た。無事になんて終わりたくはないのにな?
だってさぁ、目の前に童貞を捨てるチャンスがゴロゴロと転がっているんだぜ?好きなだけ美少女達とヤれるんだぜ?普通の男ならホイホイと喜んで女性に付いていくだろうに…。 まあ…妬ましい事に俺には関係のない話になるんだけどな…。
一人寂しく帰りの準備をして学校を後にする。えっ?俊哉と一緒に帰らないのかって?そんなもん俊哉も連れ込み教室へと連れ去られているからに決まってんだろっ!?コンチクショーがぁー!?
そりゃあ…俊哉はイケメンだし…性格もいいし…大切な親友なんだけど…その一点だけは許すマジっ!とも思っている。童貞による童貞のただの嫉妬なんだけどな…。俺の童貞はいつ捨てる事が出来るのだろうかと思いながら道を歩いていると…
「あっ! 雑魚先輩だぁ~♡」
そんな声が耳に入ってくる。俺はその声に聞き覚えがあった。尚且つ俺の事を雑魚先輩と言うのはこの世界には彼女一人しか居ないという確信があったのでとりあえず無視する事に…。
「コラ~~~っ!童貞の癖にアタシを無視するなぁ~!」
ド~ン!と、ばかりに後ろから俺に抱きついて…いや、タックルして後ろから手を回して羽交い締めにして来たのは、真冬の親友の可愛伊代。いつも何かとかこつけて、俺をからかってくるけしからん輩だ。
「はぁ~ぁ…厄介な後輩に見つかっちまったな」
「なにを~っ!せっかくこの可愛い可愛い後輩の私が女性に相手にされない雑魚先輩の相手をしてあげてるのにぃ~~~!」
「ほっとけ!それに俺は相手をして欲しいとは誰も頼んでいないんだが?」
「そんな事を私に言っていいんですか?雑魚先輩?」
「言っていいに決まってるだろ?」
「そんな事を言う雑魚先輩にはもう胸を当ててあげませんよ?」
ふと…その言葉に全神経を背中へと向けてみる。
『全集中…胸が当たってんのよ?の呼吸、壱の型…バストの感触っ!』
すると…確かに慎ましくも柔らかい感触を感じる事が出来た…。
「…なるほど…Aか」
「んなっ!?も、もっとありますよ~だ!」
「ふっ…俺の呼吸は誤魔化せんが?」
「も、もうすぐBになる予定なんですぅ~!こ、このっ!雑魚先輩のエッチ!スケベっ!童貞!そんな事だから女性に誘われないんですよっ!」
「うぐっ…さ…最後の言葉は俺に物凄い量のダメージを与えたぞ?」
「や~い、や~い!ざまあみろ!雑魚先輩のざ~こ!ざ~こっ!」
「こ、コレだから伊代は苦手なんだよ」
「えっ?そ、そこはう、嬉しいの間違いでしょっ?でしょっ?雑魚先輩っ?」
「誰がそれで嬉しがるんだ?」
「だって雑魚先輩はMでしょっ?」
「Mじゃないが!?それは伊代の壮大な勘違いだからなっ!?」
「…じゃ、じゃあ…雑魚…先輩は…アタシの事…き、嫌い…なんですか?」
何故だか不安そうな声と俺を羽交い締めするその腕の力がギュッっと少しだけ強くなった気がした…。 そんな風にされると…どうにも悪い事をした様に思えてしまい…
「…嫌いじゃない」
そう答えるのが世の常識だろうよ。
「で、ですよねぇ♡雑魚先輩の変た~い!変わり者っ!超絶カッコ…ゴホンゴホンっ!不細工ぅ~!雑魚先輩の使えないピ──なんて切っちゃって、ピ──してピ──した方がいいですよっ!」
「いや、使ってないのに絶対に切らないからなっ!?」
「はぁ~~~っ。んっ、もう~ しょうがないな…雑魚先輩はっ♡しょうがなさすぎるから…1000人切りのこの伊代が雑魚先輩の相手をしてあげましょうか?」
「いや…遠慮するわ」
「はっ、はぁーっ!?あ、アタシが誘ってあげたのに雑魚先輩が断わるんですか!?あり得ないんですけどっ!?」
「いや…だって切られそうだし…」
「切りませんからぁ~~~!?」
そんなビッチで生意気な後輩ではあるものの、女性である為に一応家まで送り届けてから俺は自宅への帰路へと着いた。まあ、この世界では女性が襲われる事は無いに等しいだろうけども…。
俺は帰り道に思う…。本気で誘われているのなら…是非筆下ろしにご協力をとお願いしたい様な容姿なんだけどな…と…。
♢
~ある女性達の秘密の通話~
「はぁ~っ!?またお兄ちゃんにそんな風に言ったのっ!?」
『え~と…うん…』
「うん…じゃないんだよっ!?伊代もお兄ちゃんの事だけ好きなんでしょっ!?お兄ちゃん以外に処女捧げる気は無いんだよね!?処女の癖に何が1000人切りなのよっ!?」
『ううっ…だって…』
「伊代がお兄ちゃん以外愛せないっていうから私は許可したのに…」
『そ、それはそうなんだけど…つい…というか…普通に話せなくて…』
「私は何で伊代にもお兄ちゃんの本当の姿が見えるのか今でも不思議に思うよ」
『そ、そんな風に言わなくても…と、とにかくね?先輩っめカッコいいんだよ…?優しいしさっ…。それに今日もわざわざ女性の私を家まで送り届けてくれたんだよっ!?そんな風にされたら余計に惚れちゃうっていうんだよっ!?それにねそれにね?なんだかんだ私が言っても怒ったりせずにね?』
「…いや…急に惚気けられても…それにお兄ちゃんが優しくてカッコいいのは知ってるし」
『だよねぇ』
「もっと…素直にならないと…ホント知らないからね?」
『お願いだから見捨てないでぇ~~~!?』
だってさぁ、目の前に童貞を捨てるチャンスがゴロゴロと転がっているんだぜ?好きなだけ美少女達とヤれるんだぜ?普通の男ならホイホイと喜んで女性に付いていくだろうに…。 まあ…妬ましい事に俺には関係のない話になるんだけどな…。
一人寂しく帰りの準備をして学校を後にする。えっ?俊哉と一緒に帰らないのかって?そんなもん俊哉も連れ込み教室へと連れ去られているからに決まってんだろっ!?コンチクショーがぁー!?
そりゃあ…俊哉はイケメンだし…性格もいいし…大切な親友なんだけど…その一点だけは許すマジっ!とも思っている。童貞による童貞のただの嫉妬なんだけどな…。俺の童貞はいつ捨てる事が出来るのだろうかと思いながら道を歩いていると…
「あっ! 雑魚先輩だぁ~♡」
そんな声が耳に入ってくる。俺はその声に聞き覚えがあった。尚且つ俺の事を雑魚先輩と言うのはこの世界には彼女一人しか居ないという確信があったのでとりあえず無視する事に…。
「コラ~~~っ!童貞の癖にアタシを無視するなぁ~!」
ド~ン!と、ばかりに後ろから俺に抱きついて…いや、タックルして後ろから手を回して羽交い締めにして来たのは、真冬の親友の可愛伊代。いつも何かとかこつけて、俺をからかってくるけしからん輩だ。
「はぁ~ぁ…厄介な後輩に見つかっちまったな」
「なにを~っ!せっかくこの可愛い可愛い後輩の私が女性に相手にされない雑魚先輩の相手をしてあげてるのにぃ~~~!」
「ほっとけ!それに俺は相手をして欲しいとは誰も頼んでいないんだが?」
「そんな事を私に言っていいんですか?雑魚先輩?」
「言っていいに決まってるだろ?」
「そんな事を言う雑魚先輩にはもう胸を当ててあげませんよ?」
ふと…その言葉に全神経を背中へと向けてみる。
『全集中…胸が当たってんのよ?の呼吸、壱の型…バストの感触っ!』
すると…確かに慎ましくも柔らかい感触を感じる事が出来た…。
「…なるほど…Aか」
「んなっ!?も、もっとありますよ~だ!」
「ふっ…俺の呼吸は誤魔化せんが?」
「も、もうすぐBになる予定なんですぅ~!こ、このっ!雑魚先輩のエッチ!スケベっ!童貞!そんな事だから女性に誘われないんですよっ!」
「うぐっ…さ…最後の言葉は俺に物凄い量のダメージを与えたぞ?」
「や~い、や~い!ざまあみろ!雑魚先輩のざ~こ!ざ~こっ!」
「こ、コレだから伊代は苦手なんだよ」
「えっ?そ、そこはう、嬉しいの間違いでしょっ?でしょっ?雑魚先輩っ?」
「誰がそれで嬉しがるんだ?」
「だって雑魚先輩はMでしょっ?」
「Mじゃないが!?それは伊代の壮大な勘違いだからなっ!?」
「…じゃ、じゃあ…雑魚…先輩は…アタシの事…き、嫌い…なんですか?」
何故だか不安そうな声と俺を羽交い締めするその腕の力がギュッっと少しだけ強くなった気がした…。 そんな風にされると…どうにも悪い事をした様に思えてしまい…
「…嫌いじゃない」
そう答えるのが世の常識だろうよ。
「で、ですよねぇ♡雑魚先輩の変た~い!変わり者っ!超絶カッコ…ゴホンゴホンっ!不細工ぅ~!雑魚先輩の使えないピ──なんて切っちゃって、ピ──してピ──した方がいいですよっ!」
「いや、使ってないのに絶対に切らないからなっ!?」
「はぁ~~~っ。んっ、もう~ しょうがないな…雑魚先輩はっ♡しょうがなさすぎるから…1000人切りのこの伊代が雑魚先輩の相手をしてあげましょうか?」
「いや…遠慮するわ」
「はっ、はぁーっ!?あ、アタシが誘ってあげたのに雑魚先輩が断わるんですか!?あり得ないんですけどっ!?」
「いや…だって切られそうだし…」
「切りませんからぁ~~~!?」
そんなビッチで生意気な後輩ではあるものの、女性である為に一応家まで送り届けてから俺は自宅への帰路へと着いた。まあ、この世界では女性が襲われる事は無いに等しいだろうけども…。
俺は帰り道に思う…。本気で誘われているのなら…是非筆下ろしにご協力をとお願いしたい様な容姿なんだけどな…と…。
♢
~ある女性達の秘密の通話~
「はぁ~っ!?またお兄ちゃんにそんな風に言ったのっ!?」
『え~と…うん…』
「うん…じゃないんだよっ!?伊代もお兄ちゃんの事だけ好きなんでしょっ!?お兄ちゃん以外に処女捧げる気は無いんだよね!?処女の癖に何が1000人切りなのよっ!?」
『ううっ…だって…』
「伊代がお兄ちゃん以外愛せないっていうから私は許可したのに…」
『そ、それはそうなんだけど…つい…というか…普通に話せなくて…』
「私は何で伊代にもお兄ちゃんの本当の姿が見えるのか今でも不思議に思うよ」
『そ、そんな風に言わなくても…と、とにかくね?先輩っめカッコいいんだよ…?優しいしさっ…。それに今日もわざわざ女性の私を家まで送り届けてくれたんだよっ!?そんな風にされたら余計に惚れちゃうっていうんだよっ!?それにねそれにね?なんだかんだ私が言っても怒ったりせずにね?』
「…いや…急に惚気けられても…それにお兄ちゃんが優しくてカッコいいのは知ってるし」
『だよねぇ』
「もっと…素直にならないと…ホント知らないからね?」
『お願いだから見捨てないでぇ~~~!?』
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