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6.第一の勝利そして第一の危機
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探索隊は10:00に出発した。
テイラーはこの景色が最後かもしれないと覚悟した。植物の真上を飛ぶのは新鮮だ。ここから見ると植物も綺麗だと思う。実際は人食い植物だが… それより、車で向かうB班はホント大丈夫なのか心配になった。地上の様子がよく分かるとはいえ、危険すぎた。今はまだ皆 表情はにこやかだ。安心した。
すると、ヘリが大きく揺れた。パイロットが急旋回したのだ。原因はあきらかだった。
目の前に大きな植物が迫ってきていた。あれは…ハエトリグサ!!
「火炎放射器準備!」
テイラーが叫んだ。ヘリのドアを開け、構えた。ハエトリグサが葉を開いたその時
「放射~!!!!」
ヘリから炎が噴射した。ハエトリグサが燃える。燃え盛る。この任務第一の勝利だ。
皆 喜んだ。しかしやはり“車は危険だったかもしれない”とテイラーは後悔した。
そのときだった…真横で“グシャッ”という音が聞こえたのだ。その瞬間ヘリが上に跳ねた。
ヘリが植物に追突してしまったのだ。
しかも植物はモウセンゴケ。
ネバネバが内部に入ってくる。
下までは数十mもある。落ちたら死ぬだろう。
しかし、植物の葉なら降りれそうだ。テイラーは提案したかったが、人を支えれるのか。危険すぎないか?と考えた。しかし、ヘリの内部に焦げた匂いがしてきた。前が燃えている!?
テイラーは考えなかった。
「植物の葉に乗れ!!」
隊員たちが皆 賛成してくれた。“支えれるのか”
という心配もいらなかった。
危機を回避したのだ。ヘリの中に残ったトランシーバーを置いて。そこから、叫び声が聞こえていたのに…
植物の葉を伝って行くのは新鮮だった。
なにより驚いたのは葉が頑丈すぎるということだ。C地区まではあと少し。しかしヘリを失ったことで救助は困難になる。C地区に物資があることを祈りたい。
そうしている間にC地区が見えた。緑色に見えるのは気のせいだろうか。
テイラーはこの景色が最後かもしれないと覚悟した。植物の真上を飛ぶのは新鮮だ。ここから見ると植物も綺麗だと思う。実際は人食い植物だが… それより、車で向かうB班はホント大丈夫なのか心配になった。地上の様子がよく分かるとはいえ、危険すぎた。今はまだ皆 表情はにこやかだ。安心した。
すると、ヘリが大きく揺れた。パイロットが急旋回したのだ。原因はあきらかだった。
目の前に大きな植物が迫ってきていた。あれは…ハエトリグサ!!
「火炎放射器準備!」
テイラーが叫んだ。ヘリのドアを開け、構えた。ハエトリグサが葉を開いたその時
「放射~!!!!」
ヘリから炎が噴射した。ハエトリグサが燃える。燃え盛る。この任務第一の勝利だ。
皆 喜んだ。しかしやはり“車は危険だったかもしれない”とテイラーは後悔した。
そのときだった…真横で“グシャッ”という音が聞こえたのだ。その瞬間ヘリが上に跳ねた。
ヘリが植物に追突してしまったのだ。
しかも植物はモウセンゴケ。
ネバネバが内部に入ってくる。
下までは数十mもある。落ちたら死ぬだろう。
しかし、植物の葉なら降りれそうだ。テイラーは提案したかったが、人を支えれるのか。危険すぎないか?と考えた。しかし、ヘリの内部に焦げた匂いがしてきた。前が燃えている!?
テイラーは考えなかった。
「植物の葉に乗れ!!」
隊員たちが皆 賛成してくれた。“支えれるのか”
という心配もいらなかった。
危機を回避したのだ。ヘリの中に残ったトランシーバーを置いて。そこから、叫び声が聞こえていたのに…
植物の葉を伝って行くのは新鮮だった。
なにより驚いたのは葉が頑丈すぎるということだ。C地区まではあと少し。しかしヘリを失ったことで救助は困難になる。C地区に物資があることを祈りたい。
そうしている間にC地区が見えた。緑色に見えるのは気のせいだろうか。
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