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犬や猫のような、猛獣のような
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最初こそ恥ずかしくて仕方がなかったのに、口内をくすぐるように舐められたり、舌で舌を擦られたりしているうちに、私は下腹部の奥がじんと痺れるような感覚に包まれていくのを感じた。口の中もお腹も、気持ちいい。
「んぅ……んっ……ン……」
身体中が発熱しているように熱い。クリトリスがいやらしく反応して、アソコがどんどん濡れていくのがわかる。
今日だけで何回キスしたんだろう。なんだか一足飛びで大人になってしまった気がする。私はまだ子供なのに。子供のつもりだったのに。
植物園や車中にいた時はエッチなことをされたくないと確かに思っていたはずなのに、誰もいない家の中だとそういうことに少し興味が湧いちゃうなんて、私はやっぱり変態なのかな。普通じゃないのかもしれない。
そんなことをぼーっと考えながら、私は従兄さんのされるがままでいた。
しばらくしてディープキスが終わった時には、全身に汗を掻いて、浮遊感に似たふわふわとした感覚に包まれていた。アソコがぐっしょりと濡れていしまっているのを感じる。
そのままぼんやりとしていると、従兄さんは私の身体を放した後にすっとソファから立ち上がって、テーブルを前に退かした。その行動を疑問に思っているうちに、従兄さんが私の前に跪いた。
ぎょっとした私を置いてきぼりにしたまま、従兄さんは私の右足のふくらはぎを掴むと、掬い上げるように持ち上げた。何をする気なのかと思った瞬間、従兄さんがすねに舌を這わせてきた。
「ひゃあっ!」
生暖かく滑りを帯びた感触に驚く私を無視して、従兄さんの舌はどんどん上に上がっていく。すねから膝まで舌が進んだ後、従兄さんはワンピースの裾を捲り上げてきた。そうして太ももにまで舌を這わせていく。
私は皮膚の上を舌が這っていくくすぐっさに顔をしかめながら、従兄さんを見下ろした。熱に浮かされたような顔をしながら、何故か私の脚を舐めているその姿は、一般的に判断するとまずい光景なのかもしれない。でも私は今の従兄さんが、まるで懐いた相手を舐めている犬か猫のように見えてしまい、こんな状況なのにおかしさがこみ上げてきた。
ううん、きっとこんな状況だからだ。だって私、なんだか頭の中が整理出来ていないもの。緊張して、どきどきして、くすぐったくて。ディープキスの余韻も残っていて。移り変わる状況に頭がついて行かない。
さっきまで太ももを舐めていた従兄さんが、太ももの内側にキスをしてきた。でも、それは普通のキスじゃなかった。力強く肌を吸引されて、太ももに痛みが走る。
「いたっ」
私が小さく声を上げると、従兄さんは吸い上げた皮膚を撫でながら謝ってきた。「悪い。痛かったか?」
撫でられた場所は赤くなってしまっていた。まるで虫に刺された跡みたい。あ……もしかして、これってーー
「ねえ、これってキスマーク?」
「そうだ。お前を俺だけの女にしたいという証だ」
フィクションみたいな情熱的な台詞を言われて、私はひどく落ち着かなくなった。心臓が早鐘を打っている。
「私は従兄さんのものなの?」
「今はそうじゃないが、いずれ俺だけのものにしたい」
そう告げてきた従兄さんの瞳は、まるで獲物を狙う猛獣のようで、私は少しだけ怖くなった。同時に従兄さんの言葉は暗にセックスや結婚のことを指しているんだとわかって、思わず目を逸らす。心臓が少しも落ち着かなくて、鼓動がうるさい。
しかも身体はいやらしく反応を示して、クリトリスがピクッと脈打ってしまった。アソコから、また粘液が溢れ出てくる。
私は目を逸らしていたせいで、従兄さんの指がワンピースの奥に入ってきたことに気付くのが遅れた。硬い指先が、女の子の一番大事な場所に触れる。突然ショーツの真ん中を撫でられた私の口からは、反射的に悲鳴が漏れた。とっさにワンピースの裾を押さえて、脚を硬く閉じる。
従兄さんは一度手を引っ込めた後、「触れたら駄目か?」と真っ直ぐに私を見上げてきた。
「だめ……だって……恥ずかしい」
「濡れているからか?」
さっき触られた時にバレちゃったんだ。やだ、もう。
「濡れてるなんてはっきり言わないで……居たたまれなくなるから」
実際、私はこの場から逃げ出したくなっていた。従兄さんの発言は、時々デリカシーに欠けていると思う。
そんな私とは反対に、従兄さんは嬉しそうな顔をした。
「だが、お前が濡れていると俺は嬉しい。お前が感じてくれた証だからだ」
従兄さんの言葉に、思わず目を丸くする。だって、私はディープキスをされただけでショーツがぐしょぐしょになっちゃうような自分が、すごくすごく恥ずかしいのに。
「嬉しいの? いやらしいとか淫乱だって思わないの?」
私の質問に、従兄さんが驚いたような声を出した。
「淫乱なんて言葉、どこで覚えたんだ」
「え? 漫画とか、小説で」
「普段どんなものを読んでるんだ、お前は」
従兄さんからツッコミを入れられてしまった。だって、ちょっとエッチな漫画とか小説とか、読みたい年頃だもん。いいじゃない。
従兄さんは浅く溜め息を吐くと、目を細めて私の左手に自分の手を重ねてきた。
「んぅ……んっ……ン……」
身体中が発熱しているように熱い。クリトリスがいやらしく反応して、アソコがどんどん濡れていくのがわかる。
今日だけで何回キスしたんだろう。なんだか一足飛びで大人になってしまった気がする。私はまだ子供なのに。子供のつもりだったのに。
植物園や車中にいた時はエッチなことをされたくないと確かに思っていたはずなのに、誰もいない家の中だとそういうことに少し興味が湧いちゃうなんて、私はやっぱり変態なのかな。普通じゃないのかもしれない。
そんなことをぼーっと考えながら、私は従兄さんのされるがままでいた。
しばらくしてディープキスが終わった時には、全身に汗を掻いて、浮遊感に似たふわふわとした感覚に包まれていた。アソコがぐっしょりと濡れていしまっているのを感じる。
そのままぼんやりとしていると、従兄さんは私の身体を放した後にすっとソファから立ち上がって、テーブルを前に退かした。その行動を疑問に思っているうちに、従兄さんが私の前に跪いた。
ぎょっとした私を置いてきぼりにしたまま、従兄さんは私の右足のふくらはぎを掴むと、掬い上げるように持ち上げた。何をする気なのかと思った瞬間、従兄さんがすねに舌を這わせてきた。
「ひゃあっ!」
生暖かく滑りを帯びた感触に驚く私を無視して、従兄さんの舌はどんどん上に上がっていく。すねから膝まで舌が進んだ後、従兄さんはワンピースの裾を捲り上げてきた。そうして太ももにまで舌を這わせていく。
私は皮膚の上を舌が這っていくくすぐっさに顔をしかめながら、従兄さんを見下ろした。熱に浮かされたような顔をしながら、何故か私の脚を舐めているその姿は、一般的に判断するとまずい光景なのかもしれない。でも私は今の従兄さんが、まるで懐いた相手を舐めている犬か猫のように見えてしまい、こんな状況なのにおかしさがこみ上げてきた。
ううん、きっとこんな状況だからだ。だって私、なんだか頭の中が整理出来ていないもの。緊張して、どきどきして、くすぐったくて。ディープキスの余韻も残っていて。移り変わる状況に頭がついて行かない。
さっきまで太ももを舐めていた従兄さんが、太ももの内側にキスをしてきた。でも、それは普通のキスじゃなかった。力強く肌を吸引されて、太ももに痛みが走る。
「いたっ」
私が小さく声を上げると、従兄さんは吸い上げた皮膚を撫でながら謝ってきた。「悪い。痛かったか?」
撫でられた場所は赤くなってしまっていた。まるで虫に刺された跡みたい。あ……もしかして、これってーー
「ねえ、これってキスマーク?」
「そうだ。お前を俺だけの女にしたいという証だ」
フィクションみたいな情熱的な台詞を言われて、私はひどく落ち着かなくなった。心臓が早鐘を打っている。
「私は従兄さんのものなの?」
「今はそうじゃないが、いずれ俺だけのものにしたい」
そう告げてきた従兄さんの瞳は、まるで獲物を狙う猛獣のようで、私は少しだけ怖くなった。同時に従兄さんの言葉は暗にセックスや結婚のことを指しているんだとわかって、思わず目を逸らす。心臓が少しも落ち着かなくて、鼓動がうるさい。
しかも身体はいやらしく反応を示して、クリトリスがピクッと脈打ってしまった。アソコから、また粘液が溢れ出てくる。
私は目を逸らしていたせいで、従兄さんの指がワンピースの奥に入ってきたことに気付くのが遅れた。硬い指先が、女の子の一番大事な場所に触れる。突然ショーツの真ん中を撫でられた私の口からは、反射的に悲鳴が漏れた。とっさにワンピースの裾を押さえて、脚を硬く閉じる。
従兄さんは一度手を引っ込めた後、「触れたら駄目か?」と真っ直ぐに私を見上げてきた。
「だめ……だって……恥ずかしい」
「濡れているからか?」
さっき触られた時にバレちゃったんだ。やだ、もう。
「濡れてるなんてはっきり言わないで……居たたまれなくなるから」
実際、私はこの場から逃げ出したくなっていた。従兄さんの発言は、時々デリカシーに欠けていると思う。
そんな私とは反対に、従兄さんは嬉しそうな顔をした。
「だが、お前が濡れていると俺は嬉しい。お前が感じてくれた証だからだ」
従兄さんの言葉に、思わず目を丸くする。だって、私はディープキスをされただけでショーツがぐしょぐしょになっちゃうような自分が、すごくすごく恥ずかしいのに。
「嬉しいの? いやらしいとか淫乱だって思わないの?」
私の質問に、従兄さんが驚いたような声を出した。
「淫乱なんて言葉、どこで覚えたんだ」
「え? 漫画とか、小説で」
「普段どんなものを読んでるんだ、お前は」
従兄さんからツッコミを入れられてしまった。だって、ちょっとエッチな漫画とか小説とか、読みたい年頃だもん。いいじゃない。
従兄さんは浅く溜め息を吐くと、目を細めて私の左手に自分の手を重ねてきた。
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