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はしたない行為
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その日の夜、私は伯母様お手製のお夕飯ーー豪華な和食で、とても美味しかったーーをご馳走になってから、居間でしばらくテレビを観たり、従兄さんから借りた文庫本ーー渋い時代小説ーーを読んでいた。その間、従兄さんは懐いてくれた猫みたいに私の側にいて、時々会話を交わした。
歯磨きは済ませたけど、入浴はまだ済んでいない。私は最後でいいと言ったから、本家の皆が入り終わるのを待っている状態だ。
「そういえば、着替え……どうしよう」
一度身に着けたショーツとブラをまた身に着けるのはなんだか嫌だけど、仕方がない。昼間のうちに、自宅まで着替えを取りに行けばよかった。
寝間着だけは伯母様が用意してくださった。白い生地に紺色の朝顔の模様が入った浴衣と紺色の帯だ。
下着も貸してくれようとしたけど、私と伯母様じゃサイズが合わないから駄目だった。
「肌襦袢と湯文字もいる?」
伯母様の質問に、私は首を横に振った。
「いいえ。これだけでいいです」
お風呂に入ったら寝るだけだしね。
皆の入浴が済んで、私の番が回ってきた。
脱衣場で服も下着も脱いで、浴室に入る。我が家の浴室と違って、空間が広い。
肌を垢すりで擦りながら、私は自分の身体をじっと見つめた。成長途中の未熟な肉体。谷間のない、膨らんでいる途中の胸。昨年より少し大きくなった、赤い色をした乳首。少し濃さを増した陰毛。ピンク色のアソコの襞。小さいお尻。
「従兄さんは、こんな未熟な身体が好きなの?」
私の裸を見たら、がっかりするんじゃないだろうか。
そう思うのに、昼間に向けられた身体をなぞるような視線を思い返してしまう。服の上から、内側に隠された裸を見るような瞳。
思い出した途端に身体がかっと熱くなって、アソコが濡れてしまった。クリトリスまで緩く勃起している。
「あ……」
女として扱われた。その事実を思い出しただけで、あろう事か身体が興奮している。
昼間に従兄さんの事を、変態だなんだと散々罵った癖に。これじゃあ私の方こそ、変態だ。
私は従兄さんに、本当はエッチな目で見られたいの?
つい、自問してしまう。
従兄さんの事を意識し始めてから一日も経っていないのに、こんなにも気持ちが揺らいでいる。
だって、好きだとか可愛いだとか綺麗だとか、一緒にいたいだとか。……結婚しても構わないだとか。急にたくさんアプローチをされて、頭の中がおかしくなってしまいそうだ。
「もう、頭の中ぐちゃぐちゃ」
私は呟きながら、風呂桶で掬ったお湯を身体にかけた。
お風呂から上がった私は、素肌の上に直接浴衣を纏った。もう寝るだけだから、それでいいと思ったのだ。
でも生地が薄いせいで、少し乳首が浮かび上がって、影が出来てしまった。
それが恥ずかしいと思った私は、そそくさと寝室用の奥の部屋に行こうとした。だけど運悪く、廊下で猛従兄さんに出くわしてしまった。
「もう風呂から上がったんだな」
「う、うん」
私は不自然なポーズで腕を使って胸を隠しながら、返事をした。それを従兄さんに不思議に思われてしまった。
「どうかしたのか?」
「あの……下着を着けていないから、その、浮かび上がっちゃって」
ぼかしながら、けれど正直に答えてしまった。すると従兄さんは、じっと私の胸元を見つめてきた。しかも、とんでもない事を言った。
「見たいな」
何をとは言わずとも、理解出来る。私の顔が、瞬間湯沸かし器から出てくるお湯みたいに一瞬で熱くなった。
「悪い、失言だった」
ばつの悪い表情を浮かべて謝罪する従兄さんを、私は他の皆に気付かれない程度の声量で怒鳴りつけた。こんな格好をしている時に、他の誰かが来たら嫌だからだ。
「エッチ!」
「すまない。無意識だった」
「従兄さんのスケベ!」
涙目になって罵りながら、私は寝室用の部屋に急いで向かった。
寝室(仮)のふすまを開けて中に入った私は、アソコが濡れている事に気がついた。しかも、切なく疼いている。
「やだ……」
浴衣を内側から押し上げている乳首を見たいーーそう言われた私は、信じられない事に発情していた。しかも、どんどん濡れてくる。
「だめ……こんなの」
だけど発情は治まらない。
私は部屋に敷かれている敷き布団の上まで行くと、急いで仰向けになって、薄手の掛け布団を掛けた。
早く治まって。そう願っているはずなのに、クリトリスがじんじんしてくる。ああ、どうしてーー
私はとうとう我慢出来なくなって、浴衣の上からクリトリスに触れた。少し撫でただけなのに、甘い快感がびりびりと走り抜けていく。
「はあぁっ」
気持ちいい。余所のお宅なのに。自宅じゃないのに。だから、こんなはしたない事をしてはいけないのに。
だけど、浴衣越しにクリトリスを撫でさする右手は止まらなくて、私は結局、疲れて眠くなるまでそこを愛撫していた。
歯磨きは済ませたけど、入浴はまだ済んでいない。私は最後でいいと言ったから、本家の皆が入り終わるのを待っている状態だ。
「そういえば、着替え……どうしよう」
一度身に着けたショーツとブラをまた身に着けるのはなんだか嫌だけど、仕方がない。昼間のうちに、自宅まで着替えを取りに行けばよかった。
寝間着だけは伯母様が用意してくださった。白い生地に紺色の朝顔の模様が入った浴衣と紺色の帯だ。
下着も貸してくれようとしたけど、私と伯母様じゃサイズが合わないから駄目だった。
「肌襦袢と湯文字もいる?」
伯母様の質問に、私は首を横に振った。
「いいえ。これだけでいいです」
お風呂に入ったら寝るだけだしね。
皆の入浴が済んで、私の番が回ってきた。
脱衣場で服も下着も脱いで、浴室に入る。我が家の浴室と違って、空間が広い。
肌を垢すりで擦りながら、私は自分の身体をじっと見つめた。成長途中の未熟な肉体。谷間のない、膨らんでいる途中の胸。昨年より少し大きくなった、赤い色をした乳首。少し濃さを増した陰毛。ピンク色のアソコの襞。小さいお尻。
「従兄さんは、こんな未熟な身体が好きなの?」
私の裸を見たら、がっかりするんじゃないだろうか。
そう思うのに、昼間に向けられた身体をなぞるような視線を思い返してしまう。服の上から、内側に隠された裸を見るような瞳。
思い出した途端に身体がかっと熱くなって、アソコが濡れてしまった。クリトリスまで緩く勃起している。
「あ……」
女として扱われた。その事実を思い出しただけで、あろう事か身体が興奮している。
昼間に従兄さんの事を、変態だなんだと散々罵った癖に。これじゃあ私の方こそ、変態だ。
私は従兄さんに、本当はエッチな目で見られたいの?
つい、自問してしまう。
従兄さんの事を意識し始めてから一日も経っていないのに、こんなにも気持ちが揺らいでいる。
だって、好きだとか可愛いだとか綺麗だとか、一緒にいたいだとか。……結婚しても構わないだとか。急にたくさんアプローチをされて、頭の中がおかしくなってしまいそうだ。
「もう、頭の中ぐちゃぐちゃ」
私は呟きながら、風呂桶で掬ったお湯を身体にかけた。
お風呂から上がった私は、素肌の上に直接浴衣を纏った。もう寝るだけだから、それでいいと思ったのだ。
でも生地が薄いせいで、少し乳首が浮かび上がって、影が出来てしまった。
それが恥ずかしいと思った私は、そそくさと寝室用の奥の部屋に行こうとした。だけど運悪く、廊下で猛従兄さんに出くわしてしまった。
「もう風呂から上がったんだな」
「う、うん」
私は不自然なポーズで腕を使って胸を隠しながら、返事をした。それを従兄さんに不思議に思われてしまった。
「どうかしたのか?」
「あの……下着を着けていないから、その、浮かび上がっちゃって」
ぼかしながら、けれど正直に答えてしまった。すると従兄さんは、じっと私の胸元を見つめてきた。しかも、とんでもない事を言った。
「見たいな」
何をとは言わずとも、理解出来る。私の顔が、瞬間湯沸かし器から出てくるお湯みたいに一瞬で熱くなった。
「悪い、失言だった」
ばつの悪い表情を浮かべて謝罪する従兄さんを、私は他の皆に気付かれない程度の声量で怒鳴りつけた。こんな格好をしている時に、他の誰かが来たら嫌だからだ。
「エッチ!」
「すまない。無意識だった」
「従兄さんのスケベ!」
涙目になって罵りながら、私は寝室用の部屋に急いで向かった。
寝室(仮)のふすまを開けて中に入った私は、アソコが濡れている事に気がついた。しかも、切なく疼いている。
「やだ……」
浴衣を内側から押し上げている乳首を見たいーーそう言われた私は、信じられない事に発情していた。しかも、どんどん濡れてくる。
「だめ……こんなの」
だけど発情は治まらない。
私は部屋に敷かれている敷き布団の上まで行くと、急いで仰向けになって、薄手の掛け布団を掛けた。
早く治まって。そう願っているはずなのに、クリトリスがじんじんしてくる。ああ、どうしてーー
私はとうとう我慢出来なくなって、浴衣の上からクリトリスに触れた。少し撫でただけなのに、甘い快感がびりびりと走り抜けていく。
「はあぁっ」
気持ちいい。余所のお宅なのに。自宅じゃないのに。だから、こんなはしたない事をしてはいけないのに。
だけど、浴衣越しにクリトリスを撫でさする右手は止まらなくて、私は結局、疲れて眠くなるまでそこを愛撫していた。
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