異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします

み馬下諒

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後日談

スローライフ

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 ある日、深夜に目が覚めた亮介は、となりのベッドで眠るリヒトを見つめ、ホッとした。ときおり、今までのことが全部夢だったのではと不安になり、自分の前髪を引っ張って、痛みを実感した。すると、「なにやってンだ?」と、枕もとで丸くなるキールに指摘され、「な、なんでもないよ? おやすみ」という会話が発生する。

 朝起きて、ミュオンやハイロがいて、ノネコとコリスが笑っている。まいにち平穏に過ぎてゆくが、ここは異世界につき、亮介の常識は通用しない。なにが起きても負けずに立ち向かえるよう、日々の暮らしに体力づくりを取り入れた。最初は亮介ひとりで適当なトレーニングをしていたが、そのうちリヒトやキールも参加するようになった。

(そっか。どこにいても、僕の行動は注目されるんだ。挫折するところを見られたら恥ずかしいけど、やり始めた以上、真剣に向き合わなきゃね)

 宿命から解放されたリヒトは、相変わらずしゃべらない。気持ち的にあせる亮介だが、他者ひとのために在ることを学んだ。夜、並んで眠り、それぞれちがう夢を見ようとも、思い出は共有できる。彼らは、小さな幸福にときめく心を忘れず、のんびり生きてゆくことだろう。


★fin★
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