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幕開け
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平和だ…。時折、講義中らしい先生の声が聞こえる以外静かな時間が流れていく。この時間授業の入っていない僕とソーンくんは行動を共にしている。優秀なソーンくんはなにやら忙しいようで、特に用事という用事はない僕はそれに着いて行っている。
「着いて来てくれてありがとう。昨日に続いて今日も頼みごとをしてごめんね。」
「ううん。全然大丈夫。」
今日も可愛いなぁ…。きらきらしている金色の髪が、寝癖でぴょこんとはねてるところも含めて可愛いなぁ~。触りたいな...。
「それにしてもソーンくんて忙しい人なんだね。」
「まぁ、そうだね。生徒会の仕事が結構大変かな。」
「せ、生徒会か…。」
「うん。」
説明しよう!この学園の生徒会は実力主義で、身分がどうであれ各学年の成績優秀者上位10名のうちから2名ずつ選出されると決まっている。成績には、定期試験はもちろん普段の生活態度や、様々な功績も考慮に入れられるため、生徒会役員は文武両道で品行方正な者が多い。また、ロングストン学園の成績優秀者だけあって他からの信頼があり、魔術省などの様々な機関から声が掛かったり、重要な役職に就きやすかったりする。それゆえ、生徒会役員は将来が約束されているといわれるほどだ。2年生、3年生は前年の成績で決まるが、1年生は入学試験で選出される。つまり、ここにいるソーンくんはこの学園を素晴らしい成績で入学したことになる。すごい!
「それは、忙しいわけだ…。」
「まぁ、ね。」
「あ、僕お手洗いに行ってもいいかな?」
「いいよ!ここで待っとくね!」
ソーンくんのもとに戻ろうとすると、見知らぬ生徒達と和気藹々...
…いや、なんだか殺伐としてない…?仲がいい人達というわけではなさそうだ。近付くにつれ会話の断片が聞こえ始める。
「平民のくせに……調子乗って…。」
「…光属………身の程……。」うん、やっぱり友達とかってわけじゃなさそうだ。
ソーンくんも困っているようだし、助けたいんだけど。どうしよう。今出て行って、僕に何ができるだろうか。他の人達を呼んだ方がいいのかもしれないけれど、この時間授業中だし、誰もいないだろうな…。
うーん。そうだ!昨日第3王子が言ってた『僕は公爵だぞ。』作戦はどうだろう…。あ、でもこの場合これは、ソーンくんと何も関係がないから『だから何?』ってなりそうだな…。じゃあ、兄がよくやってる圧で退かせるのはどうかな?いや…またなめられたり、馬鹿にされたりしないかな…?でも友達が困っているのに何もせずただ見るだけっていうのもな…。
…えーい!行っちゃえ‼
「そこで何をしているんですか?」ソーンくんの前に割り込む。昨日の第3王子みたいな覇気は出ないけど、あくまで笑顔で、堂々と公爵という矜持をもって静かに話しかける。
よーし、もう後には引けないぞ…!
「あ…。」すっ、と後ずさる生徒達。声といい表情といい、反応から見るに割といい線行ってるんじゃないか…!?
「僕の友人に何か用でも?」ふふっと笑いながら、友人という部分を強調する。
「…友人?平民の…?」
「何か問題でも?僕の友人と仲良くしてくれているってわけではなさそうですよね?」ぐるっと見回してみる。僕が知らない顔ぶれってことはそこまで上位の階級ではない人達なのかもしれない。ここはもっと強気に!!
「っいや、でもっ、その!」
「何か?」
「っ!アルス様も悔しくないんですか?光属性の魔術が使えるってだけでちやほやされて!何もできないくせに!それに生徒会に入ったのもきっと光属性の…。」
「あなた達は、この学園が生徒を不平等に扱っていると言いたいのですか?」
「え…?」
「それに、僕はソーンくんが生徒会役員になったのは妥当なことだと思いますけど。」
…数日間の付き合いだけど、それでも十分にソーンくんが真面目で努力家なのが伝わってきた。授業の予習復習は欠かさずしてるし、放課後教室に残って先生に質問をしている姿もよく見かける。確かに貴族が多いこの学園でソーンくんは、平民ってだけで浮いてしまうかもしれない。でも、この学園に入る前に身に着けたのだろうか、所作や礼儀作法、教養の深さはそれを感じさせない。それは一朝一夕でできることではない、きっと努力の証だ。
「でもっ!」これはあと少しで上手くいきそうだ!
「でもも、「君達何を騒がしくしているんだ?今は授業中だぞ。」
あと一押しというところで聞き慣れない声がかかる。振り返ると、黒髪に緑色の目をした、確か生徒会副会長?さんが立っていた。ピシッとした背すじ、曇りひとつないモノクル。絵に書いたような堅物、絡まれるとすごく面倒臭い、と兄が愚痴っていたような気がする。
「君達はロングストン学園の生徒だという自覚があるのか?廊下で騒ぐなんてはしたないと思わないのか?それに本来ならば用がない生徒は自習をするべきでは無いのか?こんなところで時間を潰して何になる?そもそも...。」うへぇ、確かにめんどくさい。きっとこの人なんでも四角くしないと気が済まないタイプだ...僕とは真反対!!
「分かったなら今すぐ解散だ。いいな?」聞き流すこと数十分、ようやく解放される。僕はシンとリーンで慣れてるから平気だったけど、他の子達は抜け殻のようになっている。
「返事は?」
「「「「はい。」」」
それでも、どうにかいい返事をして解散しようとする。さてどうしようと思っていると、
「あ、あの、カイル様!助けていただきありがとうございました。」と、ソーンくんがあの堅物にお礼を言っていた。反射で僕も頭を下げてしまう。
そうかこの人カイルって名前なのか…。て、そうじゃなくて!え?助けたってどういうこと…?この人単純に説教しただけじゃん…。ほら!この人も怪訝な顔してんじゃん!
「別に、助けたつもりはない。君達も早く行くといい。」やっぱり!ソーンくん、それは勘違いだよ。
「でも、あの場をどうにかしてくれたじゃないですか!本当に助かりました!ありがとうございました!カイル様!」ん?ソーンくん?僕の頑張り見えてなかった?あと少しで僕もあの場をどうにかできてたんだけど…。作戦成功しそうだったんだけど…!
「…別に…。」怒ったのかな?なんかさっきより無表情になったし、言い方もぶっきらぼうになった気がする。顔も背けてるし…。大体さこの人も、途中で割りこ…。ん?
………あれ?なんだろう、既視感…。カイルさんの今の反応どこかで…。
あ!あれだ!あれに似てる!普段感情を露わにしないおじいちゃんが照れた時の…!照れた時の…。ん?もしかしてこの人今照れてる…?
はっ!『でも、あいつ普段褒められたり、お礼を言われ慣れてないから、すごいとかありがとうって言えば何とかなる。』って兄が言ってた気がする…!もしかして照れてるのか?それにしても分かりにくいぞ!
試しに「ありがとうございました!助かりました‼」と目をきらきらさせて言ってみる。
「…っ大したことっ!…してないと言ってるだろ…。」語尾が段々と小さくなっていく。
あれ、この人結構かわいいぞ。兄が言ってた人と違う人みたいだ…。
「失礼する…!」ローブを翻してどこかに行く副会長さん。僕は顔が赤かったのを見逃さなかった。
「あの人なんだか可愛いね…。」カイルさんの姿が消えた後、思わず口に出していた。
「でしょ、カイルさん勘違いされがちなんだけど結構可愛い人なんだよね…。」
「最初苦手なタイプだとか思ってたけど、あれを見ると考え変わるね…。」ソーンくんとは違う可愛さがある。あれは思わずにやにやしちゃうな…。
「そうだね…。あ!助けてくれてありがとうね‼僕すごく困ってて…。本当に助かったよ!それに凄くかっこよかった‼」
「え?あぁ!全然!大丈夫だった?」
「うん!本当にありがとう!!」
「そっか、そっか。」どうやら見えていなかったわけではなかったようだ。それよりもさっきのカイルさんの衝撃が強すぎて…。そういえばソーンくん今かっこいいって言ってくれた?え!?言ったよね!?そっか、かっこいいか…。
「じゃあ、用事済ませちゃおうか!」
「うん!」笑顔で答えてくれるソーンくん。
今日はなんだかいい夢が見れそうだぞ…!
「着いて来てくれてありがとう。昨日に続いて今日も頼みごとをしてごめんね。」
「ううん。全然大丈夫。」
今日も可愛いなぁ…。きらきらしている金色の髪が、寝癖でぴょこんとはねてるところも含めて可愛いなぁ~。触りたいな...。
「それにしてもソーンくんて忙しい人なんだね。」
「まぁ、そうだね。生徒会の仕事が結構大変かな。」
「せ、生徒会か…。」
「うん。」
説明しよう!この学園の生徒会は実力主義で、身分がどうであれ各学年の成績優秀者上位10名のうちから2名ずつ選出されると決まっている。成績には、定期試験はもちろん普段の生活態度や、様々な功績も考慮に入れられるため、生徒会役員は文武両道で品行方正な者が多い。また、ロングストン学園の成績優秀者だけあって他からの信頼があり、魔術省などの様々な機関から声が掛かったり、重要な役職に就きやすかったりする。それゆえ、生徒会役員は将来が約束されているといわれるほどだ。2年生、3年生は前年の成績で決まるが、1年生は入学試験で選出される。つまり、ここにいるソーンくんはこの学園を素晴らしい成績で入学したことになる。すごい!
「それは、忙しいわけだ…。」
「まぁ、ね。」
「あ、僕お手洗いに行ってもいいかな?」
「いいよ!ここで待っとくね!」
ソーンくんのもとに戻ろうとすると、見知らぬ生徒達と和気藹々...
…いや、なんだか殺伐としてない…?仲がいい人達というわけではなさそうだ。近付くにつれ会話の断片が聞こえ始める。
「平民のくせに……調子乗って…。」
「…光属………身の程……。」うん、やっぱり友達とかってわけじゃなさそうだ。
ソーンくんも困っているようだし、助けたいんだけど。どうしよう。今出て行って、僕に何ができるだろうか。他の人達を呼んだ方がいいのかもしれないけれど、この時間授業中だし、誰もいないだろうな…。
うーん。そうだ!昨日第3王子が言ってた『僕は公爵だぞ。』作戦はどうだろう…。あ、でもこの場合これは、ソーンくんと何も関係がないから『だから何?』ってなりそうだな…。じゃあ、兄がよくやってる圧で退かせるのはどうかな?いや…またなめられたり、馬鹿にされたりしないかな…?でも友達が困っているのに何もせずただ見るだけっていうのもな…。
…えーい!行っちゃえ‼
「そこで何をしているんですか?」ソーンくんの前に割り込む。昨日の第3王子みたいな覇気は出ないけど、あくまで笑顔で、堂々と公爵という矜持をもって静かに話しかける。
よーし、もう後には引けないぞ…!
「あ…。」すっ、と後ずさる生徒達。声といい表情といい、反応から見るに割といい線行ってるんじゃないか…!?
「僕の友人に何か用でも?」ふふっと笑いながら、友人という部分を強調する。
「…友人?平民の…?」
「何か問題でも?僕の友人と仲良くしてくれているってわけではなさそうですよね?」ぐるっと見回してみる。僕が知らない顔ぶれってことはそこまで上位の階級ではない人達なのかもしれない。ここはもっと強気に!!
「っいや、でもっ、その!」
「何か?」
「っ!アルス様も悔しくないんですか?光属性の魔術が使えるってだけでちやほやされて!何もできないくせに!それに生徒会に入ったのもきっと光属性の…。」
「あなた達は、この学園が生徒を不平等に扱っていると言いたいのですか?」
「え…?」
「それに、僕はソーンくんが生徒会役員になったのは妥当なことだと思いますけど。」
…数日間の付き合いだけど、それでも十分にソーンくんが真面目で努力家なのが伝わってきた。授業の予習復習は欠かさずしてるし、放課後教室に残って先生に質問をしている姿もよく見かける。確かに貴族が多いこの学園でソーンくんは、平民ってだけで浮いてしまうかもしれない。でも、この学園に入る前に身に着けたのだろうか、所作や礼儀作法、教養の深さはそれを感じさせない。それは一朝一夕でできることではない、きっと努力の証だ。
「でもっ!」これはあと少しで上手くいきそうだ!
「でもも、「君達何を騒がしくしているんだ?今は授業中だぞ。」
あと一押しというところで聞き慣れない声がかかる。振り返ると、黒髪に緑色の目をした、確か生徒会副会長?さんが立っていた。ピシッとした背すじ、曇りひとつないモノクル。絵に書いたような堅物、絡まれるとすごく面倒臭い、と兄が愚痴っていたような気がする。
「君達はロングストン学園の生徒だという自覚があるのか?廊下で騒ぐなんてはしたないと思わないのか?それに本来ならば用がない生徒は自習をするべきでは無いのか?こんなところで時間を潰して何になる?そもそも...。」うへぇ、確かにめんどくさい。きっとこの人なんでも四角くしないと気が済まないタイプだ...僕とは真反対!!
「分かったなら今すぐ解散だ。いいな?」聞き流すこと数十分、ようやく解放される。僕はシンとリーンで慣れてるから平気だったけど、他の子達は抜け殻のようになっている。
「返事は?」
「「「「はい。」」」
それでも、どうにかいい返事をして解散しようとする。さてどうしようと思っていると、
「あ、あの、カイル様!助けていただきありがとうございました。」と、ソーンくんがあの堅物にお礼を言っていた。反射で僕も頭を下げてしまう。
そうかこの人カイルって名前なのか…。て、そうじゃなくて!え?助けたってどういうこと…?この人単純に説教しただけじゃん…。ほら!この人も怪訝な顔してんじゃん!
「別に、助けたつもりはない。君達も早く行くといい。」やっぱり!ソーンくん、それは勘違いだよ。
「でも、あの場をどうにかしてくれたじゃないですか!本当に助かりました!ありがとうございました!カイル様!」ん?ソーンくん?僕の頑張り見えてなかった?あと少しで僕もあの場をどうにかできてたんだけど…。作戦成功しそうだったんだけど…!
「…別に…。」怒ったのかな?なんかさっきより無表情になったし、言い方もぶっきらぼうになった気がする。顔も背けてるし…。大体さこの人も、途中で割りこ…。ん?
………あれ?なんだろう、既視感…。カイルさんの今の反応どこかで…。
あ!あれだ!あれに似てる!普段感情を露わにしないおじいちゃんが照れた時の…!照れた時の…。ん?もしかしてこの人今照れてる…?
はっ!『でも、あいつ普段褒められたり、お礼を言われ慣れてないから、すごいとかありがとうって言えば何とかなる。』って兄が言ってた気がする…!もしかして照れてるのか?それにしても分かりにくいぞ!
試しに「ありがとうございました!助かりました‼」と目をきらきらさせて言ってみる。
「…っ大したことっ!…してないと言ってるだろ…。」語尾が段々と小さくなっていく。
あれ、この人結構かわいいぞ。兄が言ってた人と違う人みたいだ…。
「失礼する…!」ローブを翻してどこかに行く副会長さん。僕は顔が赤かったのを見逃さなかった。
「あの人なんだか可愛いね…。」カイルさんの姿が消えた後、思わず口に出していた。
「でしょ、カイルさん勘違いされがちなんだけど結構可愛い人なんだよね…。」
「最初苦手なタイプだとか思ってたけど、あれを見ると考え変わるね…。」ソーンくんとは違う可愛さがある。あれは思わずにやにやしちゃうな…。
「そうだね…。あ!助けてくれてありがとうね‼僕すごく困ってて…。本当に助かったよ!それに凄くかっこよかった‼」
「え?あぁ!全然!大丈夫だった?」
「うん!本当にありがとう!!」
「そっか、そっか。」どうやら見えていなかったわけではなかったようだ。それよりもさっきのカイルさんの衝撃が強すぎて…。そういえばソーンくん今かっこいいって言ってくれた?え!?言ったよね!?そっか、かっこいいか…。
「じゃあ、用事済ませちゃおうか!」
「うん!」笑顔で答えてくれるソーンくん。
今日はなんだかいい夢が見れそうだぞ…!
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