俺、可愛い後輩を無理やり犯して調教してます

もあ子ちゃん

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98 永遠の愛を君に誓って

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あれから数日たった。

毎晩のように求めて壊して狂わされる。
鎖で繋がなくたって求めてくれるようになった。

「ジェレミー、明日一緒にデートしよ」

「行きたい!でもどこにいくの…?」

「内緒だよ」

「え~!」

「午後からスタート、午前は用事があるから別行動になるけどいいかな?」

「わかった、楽しみにしてるね」

にこにこと笑顔を見せるジェレミーにまた狂わされるようにしてベッドになだれ込む。

ジェレミーは身を任せて指を絡めてくるのでキスをして今夜も楽しいベッドタイムを過した。


ー翌日ー

デートのために支度を済ませて外に出る。

午後まで別行動で待っていて貰うのには理由があった。

「ふぅ……」

足を運んだ先はジェレミーへの贈り物を選ぶための店。
しかしただの贈り物とは少し違う。

思い返せばジェレミーには真っ直ぐに気持ちを伝えた事がなかった。

半ば強引に引きずり込んで好き放題に犯した挙句に自己満足で好きと言わせたくらいである。

今となってはジェレミーから求めてくれるようにはなったものの、本当に好きならばこういう時こそ俺の方から証明すべきだと思った。

店に入り脇目も振らず向かった先は婚約指輪のショーケースだった。



~午後 待ち合わせの時間~

「あれん、ごめんね!待ち合わせギリギリになっちゃった!」

「来てくだだけでうれしいよ、ありがとう」

「あれん……」

にこにこと嬉しそうな笑顔をみせる。
尻尾があったとすればブンブン振っていたであろう可愛い笑顔だ。

そんなジェレミーを乗せて車を走らせた。
向かう先はもう決めてある…

「ねぇあれん、これからどこにいくの?」

「知りたい?」

「うん、知りたい!」

「ふふふ、そっかそっか……」

綺麗な夜景が見える場所に連れていく予定だった。
しかし先に言ってしまえば面白みもない…少しからかってみようか。

「ねぇおしえてよ~」

「……山奥だよ」

「ふえ?山奥……????」

キョトンとした表情がまた可愛い。

「そう、山奥。悪く思わないでね、叫ばれて助けを求められちゃ困るから…」

「な、なんで……?どうしちゃったの……?」

明らかに不安そうな声色に変わるジェレミー。
日も沈み少しずつ山に近づくにつれラジオの音がザラつきはじめるのがまたジェレミーの恐怖を掻き立てているようだった。

我ながら完璧な場所を選んだと思う。

「ジェレミー…」

「な、なに……?」

「ごめんね……」

「なんであやまるの…?」

「俺、ジェレミーの事が好きで好きで仕方ない。壊しちゃいたいくらい…この手で殺してずっと愛し合いたいよ……ねぇ一生俺のものになってくれる?」

ジェレミーの呼吸が一瞬詰まる。

「あれん…僕…死ぬの……?」

か細い声で絞り出すように俺に訴えかけるジェレミー。

「大丈夫、死んだらちゃんと食べてあげる、ずっと一緒になれるよ?」

「あれんっ…なんでっ…………」

ジェレミーは死に物狂いでドアを開けようとしたものの、ロックをかけておいたのでガチャガチャと音が響くのみだった。

「ねぇ、逃げようとしたね」

「や…違うの…まってあれん…」

「どうして逃げるの?俺の事嫌いになっちゃった?」

「やだっ……やだやだ……ちがうよっ……やめて……」

そうこうしているうちに山頂付近の夜景スポットに車を停めた。

ジェレミーの呼吸が早くなるのを感じる。

「ね、脱がせて可愛いジェレミーを眺めてるのも良いんだけど…もっと中身まで見せてよ、内臓も脳もぜんぶ」

「あれん…死にたくないよ……やだよ……」

「俺の事嫌いになった?」

「ちがうのっ、大好き、僕まだあれんと一緒に居たいのになんでっ……」

「…………」

からかうつもりが今の言葉に俺の方がやられたようだった。
身体に電撃が走るように甘いジェレミーの瞳に、身体に、声に、全てに引き寄せられる。

「ジェレミー、俺の中で生きてよ」

時々ジェレミーをいたぶって遊ぶナイフをチラつかせてみた。

「やぁぁぁっ……」

両手で咄嗟に顔を覆っているジェレミー。
ふるふると無力に震える様子が可愛い、本当に壊してやりたい衝動すら芽生える程に可愛いその様が邪な欲求を誘う。

「…………」

「……はっ…僕……いきてる??」

「あははっ、目的はこんな事じゃないよ?本気で殺されるって思っちゃった?」

「……ふええ!!?」

からかわれていた事にようやく気づいたようだ。

「あれんのばかぁ!死んじゃうかと思ったよ…」

「ふふふ、サプライズだってば」

「ばかぁ~~!!」

さっきまで半泣きだったジェレミーにトントンと両手で叩かれる。
何でも信じちゃうのが可愛い…。

「さて…出発するよ」

「出発?どこかいくの…?」

「サプライズって言ったでしょ」

「ふえ……」

よく分かってないジェレミーを他所に車を発進させる。
そろそろ本当の行き先を教えてあげようか…

「ジェレミー」

「なぁに…?」

「本当の行き先を教えてあげよっか」

「知りたい、でも…こわい所じゃない?」

「ふふ、ちがうよ」

ジェレミーの表情が明るくなった。

「楽しいところ…?」

「ん~、ちょっとだけいいレストラン予約したよ?フルコースを一緒に食べようね」

「ええぇぇっ!!!」

ハンドルを握る俺の横で、もっといい服を着てくればよかったなどとゴニョゴニョ言っているジェレミーを楽しみながら車を走らせる。

思えば恋人っぽいデートなんて久しぶりだ。
たまにはこういうデートがしたい…

だってジェレミーの事が本気で好きだから。

「あれん…」

「なに?」

「うふふ…たのしみだね」

「そうだね、ふふ」

泣きそうなジェレミーももちろん好きだ。
でも…自分ににこにこした笑顔を見せてくれるジェレミーは世界で1番可愛いとさえ思わせてくれた。

「ほら、ついたよ」

「わっ…」

「どうしたの?」

「うぅ……なんか緊張してきちゃったよ…」

「あはは、前もロイドの店でそんな事言ってなかったっけ」

そんなことを話しながら車を降りてジェレミーと一緒にレストランに入る。
こんなに心が踊るなんて…自分でも不思議なくらい。

ウエイターに案内され2人で席に着く。
テーブルのロウソクの明かりに照らされたジェレミーの瞳は世界中のどんな宝石と比べたって叶わないくらい綺麗と思った。

「ねぇ…あれん…僕なんだかドキドキしてきたよ…」

「ふふ、大丈夫…ずっとジェレミーと行きたいって思ってた場所なんだ」

「あれん、今日はありがとう…」

そうしているうちに料理が届く。
ジェレミーの表情が明るくなるのが見えた。

「わぁぁ、あれん!みて!すごい!」

喜ぶジェレミーをうっとり眺めて居るだけで時間が過ぎていくようだった。
こんなに幸せな時間があるなんて…

次々と運ばれる料理と会話を楽しんで俺とジェレミーは至福のひとときを過ごす。

「ジェレミー、おいしい?」

「うん!とっても美味しい…あれんと一緒にこんなに素敵なお料理を食べられて僕すごくしあわせだよ…」

「ふふ、俺も幸せだよ」

「えへへ、こんなにお洒落で素敵な場所でアレンと一緒になんて…特別な日じゃないとなかなか叶わないよね、うれしい…」

「特別…ね……それはなかなか鋭いかもよ?」

「……?どういう意味??」

「それはね……」

今日ずっと手渡したかったジェレミーへのプレゼント。
自分の気持ちを素直に伝えるのは得意じゃないけれど、脅しじゃなくてちゃんとまっすぐに気持ちを伝えたい一心で選んだペアリング…
カバンの中から取り出してジェレミーにそっと差し出した。

「あれん、この紙袋は…僕にくれるの?」

「ふふ、そうだよ、あけてみて?」

「わぁ、ありがとう!開けてみる……」

ニコニコしながらも恐る恐るの手つきでジェレミーは紙袋の中の小箱を手に取る。

「受け取ってくれるといいけど……」

ジェレミーが小箱を開けた途端、食事と楽しい時間でウットリとしていたその目が丸く見開いた。

「あれん…これって……」

ダイヤがちりばめられた指輪がそこにあるのに、それよりもジェレミーの瞳が眩い輝きを放っている。

「そう、指輪だよ、受け取ってくれる……?」

「あっ、あれんっ……」

みるみるうちに頬が紅潮するジェレミー。
なんだか俺の方まで熱が上がるような気持ちになる。

「あれん…ほんとにいいの……?」

「お揃いのブレスレット渡した時よりもっとちゃんとしたくて…」

「ふわぁ……」

「ねぇジェレミー、俺とこの先ずっと一緒にいて欲しい…居てくれるかな……」

ジェレミーは目をキラキラさせながらその可愛い薬指にリングを嵌めてみせてくれた。

「僕、どこにも行かないよ…ずっと一緒に居ようね!」

「ジェレミー…」

「だいすきっ!あれん……!」

「俺もだよ」

あぁ、きっと今の俺は世界で1番幸せだろう。
目の前の天使に出会えたこと、受け取ってくれたこと、全てが幸せに満ちていた。

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