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87 ふたりでいっしょに
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縋るような眼差しで俺の方を見るジェレミー。
「痛いよ…あれん…大人しくするから縄ほどいて…おねがい…」
頬を紅潮させながら訴えるその様がとても可愛い。
どうせ拘束を解いてしまうのならもっと楽しみたいと思った。
「どうせ拘束解いちゃうなら一緒にお風呂入る…?」
「お風呂……」
一瞬ジェレミーは不安そうな表情を浮かべたがゆっくりと頷いた。
泣いて嫌がるような事が無くなったのでちょっと嬉しくなる。
俺はそのままジェレミーにかけた拘束をゆっくりと解いてやった。
「あれん…いっぱい跡ついちゃった」
「あぁっジェレミー…可愛いよ…」
上目遣いで弱々しくそう言うジェレミーか愛おしい。
今にも崩れてしまいそうなその細い身体を優しく抱きしめ頬を舐めた。
「ひゃんっ…!!」
俺に身体を預けたままジェレミーの身体がぴくりと跳ねる。
「優しくするって言ったのにさっきはやりすぎちゃったね…ごめんねジェレミー」
そう言って次はジェレミーの首筋に舌を這わせながらふわふわと髪を撫でる。
「んひぁっ!!んんっ…くすぐったいよ…変な声出ちゃった…でしょ…うぅっ」
「ふふ、可愛い」
「もう…」
拘束を解いても逃げないジェレミーが本当に愛おしい…
食べてしまいたいとすら思ってしまう。
「ふふふ、それじゃあお風呂の準備しようね…まってて」
「わかった…」
素直に待つジェレミーの頭をポンポンと撫でて湯を張りに行く。
安眠を誘う効果があると言われるラベンダーはジェレミーの心を少しは落ち着かせてくれるだろうか…
などと考えながらラベンダーの入浴剤を溶かしていった。
「おまたせ、入浴剤勝手に入れちゃった。ジェレミーはラベンダー大丈夫?」
「うん、僕ラベンダー好きだよ」
そう言って柔らかく笑うジェレミー。
これから一緒にお風呂に入ると言ってもこの笑顔が見られるのはまだ会って間もない頃では考えられない事…
つられて俺もふふふと笑ってしまう。
「よかった、さて一緒に入ろうね」
「うん…」
恐る恐るながらジェレミーは後をついてきてくれる。
そのまま浴室に入りジェレミーを座らせた。
「ジェレミー…洗ってあげるよ」
「わっ!!ぼ、僕1人でできるよ…!!」
「いいからほら…楽にしてごらん」
ふわふわと石鹸を泡立ててジェレミーに笑顔を見せる。
こっそりローションを混ぜてみたけれどなかなかいい手触りだった。
「やっ…僕自分でやるよ…」
「怖いの?痛いことしないからおいで?」
「………」
不安そうに黙って俺の顔を見る。
その不安を消し去るように優しく両手を広げておいでの合図をするとゆっくり近づいてくれた。
「ふふ、それじゃ石鹸つけるよ」
「う…うん…」
俺はそのままジェレミーの背後に周りゆっくりと密着するように身体に指を這わせた。
「ふわぁっ…!!これなぁに?!普通の石鹸じゃないの…?!」
「ローション混ぜてみたよ、ねぇちょっとだけ楽しもう?」
俺はいたずらっぽく笑いながらぬるぬるとジェレミーの肌に泡立ったローションを絡めていく。
「んひゃぁっ…まって…!!」
「怖がらないでよ…この後のセックスも今日はずーっと優しくしてあげるから…」
この浴室の狭い空間では十分な逃げ場もなくジェレミーはビクビクしながら必死に耐える。
「んやぁっ…あれん…動かさないでぇっ…!」
「気持ちよくない…?」
「んぅっ…気持ちいい…の…っ…」
「ふふ…俺も一緒」
「ひぁぁっ…」
ぬるりと泡立ったローションとジェレミーの体温が更に欲求を掻き立てる。
ジェレミーの熱を持ったそれに指を這わせ後ろから俺のを押し付けた。
「だめっ…もう…イッちゃう…動いちゃやだぁっ…」
「早いよジェレミー、まだまだ終わらないのに…」
「だって気持ちよくて…」
ジェレミーの早くなる呼吸音が響き渡る。
頬を紅潮させ潤んだ瞳でこちらに訴えてきた。
「ジェレミー…それじゃ俺のも触って…?」
「わ…わかった…」
ゆっくりとジェレミーは手を伸ばす。
少し手先が震えているのがなんとも可愛らしかった。
「はぁ…いい子…」
ぎこちない手つきで俺のを扱くジェレミー。頬を赤らめながら恐る恐る俺の方を見たり目を逸らしたりしている。
「あれん…こんな感じ…かな…」
「あぁ…上手だよジェレミー…気持ちいい…」
ホッとした顔を見せそのままジェレミーは俺にキスをした。
「んっ…」
ジェレミーが自分からしてくるなんて珍しい…
「ジェレミー…いいの?」
「うん…あれんと…ちゅーしたかったの…」
「ジェレミー…愛してるっ…!」
堪らなく愛おしい存在がここにいる。
甘く脳に響くジェレミーの声や息遣い…これ以上無いほどにこの瞬間が幸せだった。
「痛いよ…あれん…大人しくするから縄ほどいて…おねがい…」
頬を紅潮させながら訴えるその様がとても可愛い。
どうせ拘束を解いてしまうのならもっと楽しみたいと思った。
「どうせ拘束解いちゃうなら一緒にお風呂入る…?」
「お風呂……」
一瞬ジェレミーは不安そうな表情を浮かべたがゆっくりと頷いた。
泣いて嫌がるような事が無くなったのでちょっと嬉しくなる。
俺はそのままジェレミーにかけた拘束をゆっくりと解いてやった。
「あれん…いっぱい跡ついちゃった」
「あぁっジェレミー…可愛いよ…」
上目遣いで弱々しくそう言うジェレミーか愛おしい。
今にも崩れてしまいそうなその細い身体を優しく抱きしめ頬を舐めた。
「ひゃんっ…!!」
俺に身体を預けたままジェレミーの身体がぴくりと跳ねる。
「優しくするって言ったのにさっきはやりすぎちゃったね…ごめんねジェレミー」
そう言って次はジェレミーの首筋に舌を這わせながらふわふわと髪を撫でる。
「んひぁっ!!んんっ…くすぐったいよ…変な声出ちゃった…でしょ…うぅっ」
「ふふ、可愛い」
「もう…」
拘束を解いても逃げないジェレミーが本当に愛おしい…
食べてしまいたいとすら思ってしまう。
「ふふふ、それじゃあお風呂の準備しようね…まってて」
「わかった…」
素直に待つジェレミーの頭をポンポンと撫でて湯を張りに行く。
安眠を誘う効果があると言われるラベンダーはジェレミーの心を少しは落ち着かせてくれるだろうか…
などと考えながらラベンダーの入浴剤を溶かしていった。
「おまたせ、入浴剤勝手に入れちゃった。ジェレミーはラベンダー大丈夫?」
「うん、僕ラベンダー好きだよ」
そう言って柔らかく笑うジェレミー。
これから一緒にお風呂に入ると言ってもこの笑顔が見られるのはまだ会って間もない頃では考えられない事…
つられて俺もふふふと笑ってしまう。
「よかった、さて一緒に入ろうね」
「うん…」
恐る恐るながらジェレミーは後をついてきてくれる。
そのまま浴室に入りジェレミーを座らせた。
「ジェレミー…洗ってあげるよ」
「わっ!!ぼ、僕1人でできるよ…!!」
「いいからほら…楽にしてごらん」
ふわふわと石鹸を泡立ててジェレミーに笑顔を見せる。
こっそりローションを混ぜてみたけれどなかなかいい手触りだった。
「やっ…僕自分でやるよ…」
「怖いの?痛いことしないからおいで?」
「………」
不安そうに黙って俺の顔を見る。
その不安を消し去るように優しく両手を広げておいでの合図をするとゆっくり近づいてくれた。
「ふふ、それじゃ石鹸つけるよ」
「う…うん…」
俺はそのままジェレミーの背後に周りゆっくりと密着するように身体に指を這わせた。
「ふわぁっ…!!これなぁに?!普通の石鹸じゃないの…?!」
「ローション混ぜてみたよ、ねぇちょっとだけ楽しもう?」
俺はいたずらっぽく笑いながらぬるぬるとジェレミーの肌に泡立ったローションを絡めていく。
「んひゃぁっ…まって…!!」
「怖がらないでよ…この後のセックスも今日はずーっと優しくしてあげるから…」
この浴室の狭い空間では十分な逃げ場もなくジェレミーはビクビクしながら必死に耐える。
「んやぁっ…あれん…動かさないでぇっ…!」
「気持ちよくない…?」
「んぅっ…気持ちいい…の…っ…」
「ふふ…俺も一緒」
「ひぁぁっ…」
ぬるりと泡立ったローションとジェレミーの体温が更に欲求を掻き立てる。
ジェレミーの熱を持ったそれに指を這わせ後ろから俺のを押し付けた。
「だめっ…もう…イッちゃう…動いちゃやだぁっ…」
「早いよジェレミー、まだまだ終わらないのに…」
「だって気持ちよくて…」
ジェレミーの早くなる呼吸音が響き渡る。
頬を紅潮させ潤んだ瞳でこちらに訴えてきた。
「ジェレミー…それじゃ俺のも触って…?」
「わ…わかった…」
ゆっくりとジェレミーは手を伸ばす。
少し手先が震えているのがなんとも可愛らしかった。
「はぁ…いい子…」
ぎこちない手つきで俺のを扱くジェレミー。頬を赤らめながら恐る恐る俺の方を見たり目を逸らしたりしている。
「あれん…こんな感じ…かな…」
「あぁ…上手だよジェレミー…気持ちいい…」
ホッとした顔を見せそのままジェレミーは俺にキスをした。
「んっ…」
ジェレミーが自分からしてくるなんて珍しい…
「ジェレミー…いいの?」
「うん…あれんと…ちゅーしたかったの…」
「ジェレミー…愛してるっ…!」
堪らなく愛おしい存在がここにいる。
甘く脳に響くジェレミーの声や息遣い…これ以上無いほどにこの瞬間が幸せだった。
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