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32 勝負の行方
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談笑を続け楽しい時間を過ごす。
ふとトイレに抜けて戻ってくるとジェレミーとロイドはなにやらコソコソと話している。
ジェレミー…ロイドに流されたら許さないからね…
そういう視線をジェレミーに向けた。
宣戦布告とジェレミーへの圧を兼ね口を開く。
「ほぉ…?2人だけでコソコソと…いい度胸じゃん」
「え~だってジェレくんと俺はもう仲良しだし~??」
ニヤニヤしながら煽り返される。
「どういうつもりかなロイド」
「ん~、単刀直入に言うと酒勝負??」
「はぁ??俺の家で?!ジェレミーも居るのに荒らす気?!」
「怖気付いちゃったならいいけどぉ?かわい子ちゃんにカッコイイ所見せたくないの~?え~?」
むっとしたので殴り掛かろうとするとジェレミーが俺に飛び掛って止めに来た。
「アレン!!だめだめそれは!!」
困った表情をしている…
仕方が無いので振りかぶった手を下ろしてやった。
「レンレン、テキーラ勝負」
「ふん、負けないけど」
そう言って交互に飲み続ける俺とロイド。
しばらく飲み続け2時間くらいは経っただろうか。
「なかなか倒れないね…あのかわい子ちゃんを必死で守りたい訳?」
「はぁ…ロイド…あまり妙な真似したら殺す…から…」
結局俺はダウンし意識が落ちた。
ーロイド視点からー
レンレンは結局酒で落ちた。
ジェレくんの本音が聞いてみたかったからちょっと眠ってくれていた方が都合がいい。
「ジェレくんも飲めば~?おいで?」
「う、うん…!」
警戒しているのだろうか?普段レンレンがこの子にどんな事してるのか凄く気になる。
「レンレンはね…好きな子が居るみたいなんだけどめちゃくちゃに犯して抱き潰したから嫌われてるって嘆いてた」
「へえ…そ、そんなことが…」
「すげえ悩んでた、襲った割には本気で好きなんだってその子の事!大好きとか言わせてるけど本気で好きになってくれる事は無いってめちゃめちゃ悲しんでたっけ…ぐふっ…」
笑いを堪えるつもりだったけれど耐えられなかった。
どう考えてもこの様子じゃ両想い。
レンレンもこの子が時々甘えるような仕草や様子に気づかないのは阿呆の極みだと思った。
「なぁ~かわい子ちゃん、本当は分かってるんだろ??どこまでしたのか聞いちゃったよ??」
「っ…!!!なんの事…?!」
慌てるジェレくん。
見ていて面白い。
「まあまあ落ち着いて、誰にも言わないから大丈夫だし俺はジェレくんの敵じゃあないから」
「えと…その…」
そんなに知られたくなかったのか…
頬を赤らめて必死に会話を絞り出そうとしている。
可哀想になってきたのでこちらから話をふった。
「ジェレくんさ…レンレンの事ホントは嫌じゃないよね、見てりゃ分かるよ」
「そんな…こと…」
恥ずかしくて下を向くジェレくん。
チラッとレンレンの方を時々見ているのが可愛い。
「そう言えばジェレくんの王子様このままだとそこで朝まで寝ちゃうからベッドまで運ぶの手伝って?」
「僕の王子様…?!そんな」
「そうじゃん、ほらそっち持って!運ぶよ!」
そのままベッドにアレンを運び終えリビングに戻る。
このままだと永遠にこの2人は両想いにも関わらずすれ違う気がするのでジェレくんにちょっかいかけてジェレくんが叫べばレンレンが助けるコースにでも仕向けるか。
全ては親友レンレンの為!
俺は本当に良い奴だ…
それに普段レンレンがどんなことをしているのかちょっぴり気になる。
ちょうど2人きりだしちょっかいをかけて反応を見ようか…
「あ、そういえばレンレンと俺が普段どんな風に過ごしてるか知りたい?」
「知りたい…!!」
早速食いついてきた。
この子…多分すぐ罠にかかっちゃうタイプだ。
「そっか…じゃあ…」
酒を口に含みジェレくんを強引に抱き寄せて口移しで流し込む。
けほっ…けほっ…!!
ジェレくんは咳き込み少しこぼしてしまったようだ。
そのままジェレくんに再びキスをして歯列をなぞるように舌で掻き回す。
んっ…やぁっ…!!
んっ…ぅぅ…
しばらくそうした後に解放してやるとジェレくんは怯えた表情でこちらを見ていた。
やっぱりレンレンがこの子を可愛いと思うのも理解出来る。
さて、からかってみようか…
「ねえジェレくんさあ、もし俺とレンレンがこういう友達だったらどう?」
「ふえ?!それって…」
ジェレくんはあからさまにショックな表情を浮かべた。
全部嘘なのに気づかないのも面白い。
ジェレくんの表情が分かりやすすぎて笑いを堪えるのが大変だ。
「さあて、ジェレくんの王子様が助けてくれるまでどこまで行けるかなあ?ちょっと遊ぼうよ」
再びジェレくんにキスをする。
ジェレくんはショックと恐怖で涙目になっていた。
んっ…やぁっ…
ちゅっ…くちゅっ…
んっ…んんっ…
やめて…よぉ…
必死に逃げようと抵抗しているジェレくん。
さほど乱暴なプレイに興味が無い俺ですら加虐心を煽るような存在だった。
ふとトイレに抜けて戻ってくるとジェレミーとロイドはなにやらコソコソと話している。
ジェレミー…ロイドに流されたら許さないからね…
そういう視線をジェレミーに向けた。
宣戦布告とジェレミーへの圧を兼ね口を開く。
「ほぉ…?2人だけでコソコソと…いい度胸じゃん」
「え~だってジェレくんと俺はもう仲良しだし~??」
ニヤニヤしながら煽り返される。
「どういうつもりかなロイド」
「ん~、単刀直入に言うと酒勝負??」
「はぁ??俺の家で?!ジェレミーも居るのに荒らす気?!」
「怖気付いちゃったならいいけどぉ?かわい子ちゃんにカッコイイ所見せたくないの~?え~?」
むっとしたので殴り掛かろうとするとジェレミーが俺に飛び掛って止めに来た。
「アレン!!だめだめそれは!!」
困った表情をしている…
仕方が無いので振りかぶった手を下ろしてやった。
「レンレン、テキーラ勝負」
「ふん、負けないけど」
そう言って交互に飲み続ける俺とロイド。
しばらく飲み続け2時間くらいは経っただろうか。
「なかなか倒れないね…あのかわい子ちゃんを必死で守りたい訳?」
「はぁ…ロイド…あまり妙な真似したら殺す…から…」
結局俺はダウンし意識が落ちた。
ーロイド視点からー
レンレンは結局酒で落ちた。
ジェレくんの本音が聞いてみたかったからちょっと眠ってくれていた方が都合がいい。
「ジェレくんも飲めば~?おいで?」
「う、うん…!」
警戒しているのだろうか?普段レンレンがこの子にどんな事してるのか凄く気になる。
「レンレンはね…好きな子が居るみたいなんだけどめちゃくちゃに犯して抱き潰したから嫌われてるって嘆いてた」
「へえ…そ、そんなことが…」
「すげえ悩んでた、襲った割には本気で好きなんだってその子の事!大好きとか言わせてるけど本気で好きになってくれる事は無いってめちゃめちゃ悲しんでたっけ…ぐふっ…」
笑いを堪えるつもりだったけれど耐えられなかった。
どう考えてもこの様子じゃ両想い。
レンレンもこの子が時々甘えるような仕草や様子に気づかないのは阿呆の極みだと思った。
「なぁ~かわい子ちゃん、本当は分かってるんだろ??どこまでしたのか聞いちゃったよ??」
「っ…!!!なんの事…?!」
慌てるジェレくん。
見ていて面白い。
「まあまあ落ち着いて、誰にも言わないから大丈夫だし俺はジェレくんの敵じゃあないから」
「えと…その…」
そんなに知られたくなかったのか…
頬を赤らめて必死に会話を絞り出そうとしている。
可哀想になってきたのでこちらから話をふった。
「ジェレくんさ…レンレンの事ホントは嫌じゃないよね、見てりゃ分かるよ」
「そんな…こと…」
恥ずかしくて下を向くジェレくん。
チラッとレンレンの方を時々見ているのが可愛い。
「そう言えばジェレくんの王子様このままだとそこで朝まで寝ちゃうからベッドまで運ぶの手伝って?」
「僕の王子様…?!そんな」
「そうじゃん、ほらそっち持って!運ぶよ!」
そのままベッドにアレンを運び終えリビングに戻る。
このままだと永遠にこの2人は両想いにも関わらずすれ違う気がするのでジェレくんにちょっかいかけてジェレくんが叫べばレンレンが助けるコースにでも仕向けるか。
全ては親友レンレンの為!
俺は本当に良い奴だ…
それに普段レンレンがどんなことをしているのかちょっぴり気になる。
ちょうど2人きりだしちょっかいをかけて反応を見ようか…
「あ、そういえばレンレンと俺が普段どんな風に過ごしてるか知りたい?」
「知りたい…!!」
早速食いついてきた。
この子…多分すぐ罠にかかっちゃうタイプだ。
「そっか…じゃあ…」
酒を口に含みジェレくんを強引に抱き寄せて口移しで流し込む。
けほっ…けほっ…!!
ジェレくんは咳き込み少しこぼしてしまったようだ。
そのままジェレくんに再びキスをして歯列をなぞるように舌で掻き回す。
んっ…やぁっ…!!
んっ…ぅぅ…
しばらくそうした後に解放してやるとジェレくんは怯えた表情でこちらを見ていた。
やっぱりレンレンがこの子を可愛いと思うのも理解出来る。
さて、からかってみようか…
「ねえジェレくんさあ、もし俺とレンレンがこういう友達だったらどう?」
「ふえ?!それって…」
ジェレくんはあからさまにショックな表情を浮かべた。
全部嘘なのに気づかないのも面白い。
ジェレくんの表情が分かりやすすぎて笑いを堪えるのが大変だ。
「さあて、ジェレくんの王子様が助けてくれるまでどこまで行けるかなあ?ちょっと遊ぼうよ」
再びジェレくんにキスをする。
ジェレくんはショックと恐怖で涙目になっていた。
んっ…やぁっ…
ちゅっ…くちゅっ…
んっ…んんっ…
やめて…よぉ…
必死に逃げようと抵抗しているジェレくん。
さほど乱暴なプレイに興味が無い俺ですら加虐心を煽るような存在だった。
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