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23 誘ってみたらついてきた
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ー数日後ー
あれから暫くジェレミーとは距離を置いていた。
というのもジェレミーの事が好き過ぎて少しでも距離を詰めると職場でも構わずジェレミーを襲ってしまいそうだったからだ。
仕事先のシフトを見ると明日はジェレミーと休みが被っている。
「ジェレミー、明日休みだよね。予定無ければドライブするけど?」
「アレン…!!僕も連れてって!!」
キラキラした笑顔を見せるジェレミー。
手出しさえしなければ俺に懐いているのだろうか?
それとも単純に脳のネジが足りないのか…
俺にホイホイ着いてくるジェレミーに当日はどうしてやろうかとワクワクしながらジェレミーと約束を交わした。
「それじゃあジェレミー、~時に待ち合わせね。どこに行きたい?」
「アレンは行きたいところある?」
「またお出かけする時は俺のリクエストで。今回はジェレミーが決めて良いよ」
「いいの?じゃあ水族館がいいな~!」
「ほう…連れてってあげようじゃないの」
恋人みたいな選択肢。
ジェレミーの頭の抜け具合におもわず幸せな笑みが零れる。
ジェレミーに懐かれているようなきがして悪い気はしなかった。
ー翌日ー
ジェレミーを助手席乗せて水族館へ出かける。
遠足気分なのだろうか、ジェレミーは家からグミを持ってきて助手席でニコニコしながら食べている。
可愛い…
そうしているうちに水族館に到着した。
「ジェレミー着いたよ、行こっか」
「うふふ、僕お魚大好きなんだ…連れてきてくれてありがとう!」
可愛い笑顔に可愛いセリフ、外じゃなかったらたぶん襲ってた。
展示されている魚を眺めてはジェレミーはそれについて楽しそうに語ってくれた。
意外にも魚の種類や生態に詳しいようだ。
しかし説明よりもジェレミーが俺と楽しそうに過ごしてくれている事実が嬉しくて説明は殆ど覚えていない。
お土産を売っている売店でジェレミーはサメのぬいぐるみを眺めていた。
「僕ね…お魚は全部好きだけどサメがすきなの。アレンはサメみたいでかっこいいよね、僕もなりたい!」
突拍子もないことを言うので思わず笑ってしまう。
「ジェレミー…そのサメのぬいぐるみ買ってあげようか」
「えぇっ!そんなの申し訳ないよ!」
「いいの、ジェレミー待ってて」
サメのぬいぐるみをレジに通しジェレミーに手渡す。
満面の笑みでありがとうと言われそのままジェレミーはぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて頬ずりしていた。
そのぬいぐるみになりたい…
一通り展示も見て気づけば夕方になっていた。
閉館時間も近いので水族館を後にしてジェレミーと車に乗り込む。
夕暮れの空に照らされるジェレミーはどこか相手を誘うようななまめかしさと幼さを秘めていた。
「そう言えば…どうして無理矢理ジェレミーに酷いことしたのに俺に着いてきた?」
「それは…言う事聞かないと僕の写真をバラ撒くつもりでしょ…?」
「本当にその理由…?」
ジェレミーは黙ってしまった。
そう話しているうちにアレンの家の前に着く。
「ジェレミー…俺の家に来て」
「それってその…前みたいな事するの…?」
ジェレミーが不安げな顔を見せる。
「大丈夫しない、怖くないから来て」
「ほんと…?」
「うん、ほらジェレミーおいで?」
車から降りるとジェレミーもついてきた。
家に上がりクッキーとココアを用意した。
ここまで俺と行動してくれたのなら媚薬で決まるのではないか…と邪な気持ちが芽ばえる。
俺はそっとジェレミーの分に媚薬を溶かした。
疑いもなく笑顔で飲むジェレミー。
「ジェレミー美味しい…?」
「うん!美味しいよ、ありがとうアレン」
「それじゃあ録画してたサメ映画でも見ようか…」
ジェレミーが警戒心を解いて緩んでいる瞬間は俺にとってすごくそそった。
あれから暫くジェレミーとは距離を置いていた。
というのもジェレミーの事が好き過ぎて少しでも距離を詰めると職場でも構わずジェレミーを襲ってしまいそうだったからだ。
仕事先のシフトを見ると明日はジェレミーと休みが被っている。
「ジェレミー、明日休みだよね。予定無ければドライブするけど?」
「アレン…!!僕も連れてって!!」
キラキラした笑顔を見せるジェレミー。
手出しさえしなければ俺に懐いているのだろうか?
それとも単純に脳のネジが足りないのか…
俺にホイホイ着いてくるジェレミーに当日はどうしてやろうかとワクワクしながらジェレミーと約束を交わした。
「それじゃあジェレミー、~時に待ち合わせね。どこに行きたい?」
「アレンは行きたいところある?」
「またお出かけする時は俺のリクエストで。今回はジェレミーが決めて良いよ」
「いいの?じゃあ水族館がいいな~!」
「ほう…連れてってあげようじゃないの」
恋人みたいな選択肢。
ジェレミーの頭の抜け具合におもわず幸せな笑みが零れる。
ジェレミーに懐かれているようなきがして悪い気はしなかった。
ー翌日ー
ジェレミーを助手席乗せて水族館へ出かける。
遠足気分なのだろうか、ジェレミーは家からグミを持ってきて助手席でニコニコしながら食べている。
可愛い…
そうしているうちに水族館に到着した。
「ジェレミー着いたよ、行こっか」
「うふふ、僕お魚大好きなんだ…連れてきてくれてありがとう!」
可愛い笑顔に可愛いセリフ、外じゃなかったらたぶん襲ってた。
展示されている魚を眺めてはジェレミーはそれについて楽しそうに語ってくれた。
意外にも魚の種類や生態に詳しいようだ。
しかし説明よりもジェレミーが俺と楽しそうに過ごしてくれている事実が嬉しくて説明は殆ど覚えていない。
お土産を売っている売店でジェレミーはサメのぬいぐるみを眺めていた。
「僕ね…お魚は全部好きだけどサメがすきなの。アレンはサメみたいでかっこいいよね、僕もなりたい!」
突拍子もないことを言うので思わず笑ってしまう。
「ジェレミー…そのサメのぬいぐるみ買ってあげようか」
「えぇっ!そんなの申し訳ないよ!」
「いいの、ジェレミー待ってて」
サメのぬいぐるみをレジに通しジェレミーに手渡す。
満面の笑みでありがとうと言われそのままジェレミーはぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて頬ずりしていた。
そのぬいぐるみになりたい…
一通り展示も見て気づけば夕方になっていた。
閉館時間も近いので水族館を後にしてジェレミーと車に乗り込む。
夕暮れの空に照らされるジェレミーはどこか相手を誘うようななまめかしさと幼さを秘めていた。
「そう言えば…どうして無理矢理ジェレミーに酷いことしたのに俺に着いてきた?」
「それは…言う事聞かないと僕の写真をバラ撒くつもりでしょ…?」
「本当にその理由…?」
ジェレミーは黙ってしまった。
そう話しているうちにアレンの家の前に着く。
「ジェレミー…俺の家に来て」
「それってその…前みたいな事するの…?」
ジェレミーが不安げな顔を見せる。
「大丈夫しない、怖くないから来て」
「ほんと…?」
「うん、ほらジェレミーおいで?」
車から降りるとジェレミーもついてきた。
家に上がりクッキーとココアを用意した。
ここまで俺と行動してくれたのなら媚薬で決まるのではないか…と邪な気持ちが芽ばえる。
俺はそっとジェレミーの分に媚薬を溶かした。
疑いもなく笑顔で飲むジェレミー。
「ジェレミー美味しい…?」
「うん!美味しいよ、ありがとうアレン」
「それじゃあ録画してたサメ映画でも見ようか…」
ジェレミーが警戒心を解いて緩んでいる瞬間は俺にとってすごくそそった。
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