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92 これでも愛してる

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そうしているうちにだんだんとアレンに打たれた薬が効果を表し始める。
アレンの声がふわりと脳の中を直接掻き回すように反響した。

「うぅ…」

僕のその様子に気づいたアレンはそのまま覆いかぶさり僕の首を絞めてくる。

「ジェレミー…気持ちいい…?」

「けほっ…けほっ…!!あれ…んっ…」

苦しいはずなのに僕の頬は紅潮し目が蕩けてしまう。
アレン交わりたくて僕の中が疼き、求めるように腰が動いてしまう。

「はぁ…ジェレミー可愛い…ずっと俺のだからね…」
ニヤニヤと僕の顔を見ながらアレンは僕の首からパッと手を離す。

「はぁ…はぁ…あれん…僕…」

「なあにジェレミー」

「あれんの…欲しい…入れて…」

一瞬アレンは驚く。
僕がこんな事を言ったのは初めてだから…

どうして言えたのか分からない。
でも今は気持ちよくてフワフワして、なんでも言えてしまうような気がした。

「僕…あれんのこと好き…いっぱいいじめて!なんでも言うこと聞くから…僕の中にいっぱい出して…僕あれんのオナホなのっ…」

「ジェレミー…お薬にも弱いなんて可愛すぎ…!動画撮られちゃってる事も忘れるくらい欲しかった?」

「違うの…あれんの事が好きなの…」

「はぁ…そんなに可愛く誘ってどうなっても知らないからね!!」

ガバッと僕を力強く押さえつけ強引にキスをするアレン。
僕だってこれは怖くない訳では無い…
怖いけど…アレンと一緒に交ざるような感覚は好きだった。

んっ…くちゅっ…
くちゅっ…ちゅっ…
んっ…んぅ…っ…!!

アレンと重なっている身体、少しでもアレンが動く度に僕はビクビクとしてしまう。
アレンは僕の口内をぬるぬると犯していき僕が舌を絡めるとようやく解放してくれた。

うっとりした顔でアレンは何も言わず暫く僕を見下ろす。

「あれん…僕もうだめ…ちゅーしただけで気持ちいい…」

「これ以上俺の理性を効かなくしていいの…?」

「僕はあれんに滅茶苦茶にされたいの…僕を壊して…沢山酷いことして痛めつけて…」

「ジェレミー…俺もジェレミーが苦痛に耐えてる可愛い顔を見たいよ…」
アレンの表情は今までに無いくらい悪い笑顔をしている。
更にアレンの呼吸に熱を帯びてゆくのを感じた。

「あれん…好きっ…ずっと一緒…」

「ふふ、泣きわめいたってもう離さないよ…」

「うん…あれん大好き…」

「はぁ…ジェレミー」
アレンは僕を思い切りぎゅっと抱きしめる。
痛めつけるというより心底愛おしそうだった。

「ジェレミー入れるよ…このまま孕ませたい…」

「うん…僕あれんの赤ちゃんつくれなくてごめんね…」

「ふふ、ジェレミーが居てくれたらそれだけでも幸せだよ…愛してる」

そのまま僕の中にアレンは入って来た。
何度も無理矢理犯されきたのですっかりアレンを受け入れるように入口は教え込まれている。

「んんっ…あれんの…気持ちいいよぉ…」

「っはぁ…俺もだよジェレミー…」

アレンの腰がゆっくり動きその度に僕の唇から甘い声が漏れる。

ここの瞬間だけを見れば普通の幸せなカップルと大差ないのだろう。

でも今の僕は痣だらけ、所々に血が滲む箇所もあり両手を縛られたままこれを動画で撮られている。
僕はこのまま僕でいられるのかな…

それでも全身がフワフワとして心地がいい。
蕩けたような表情になっているとアレンは僕の腰を思い切り叩いた。

「んひゃっ…!!!」

「休む暇は与えないよジェレミー…」

「ふわぁ…!!あれんっ…!!!」

僕の肩を爪が食い込む程がっしりと掴みピストン運動を早め僕の中をにゅるにゅると犯してゆく。

んぁっ…!!あぁっ!!
あれんっ…!ひぁぁっ…!!
気持ちいいのっ…んひゃぁっ…!!!

叫びにも近いような喘ぎ声をあげる僕。
アレンの息遣いもそれに応えるように荒くなってゆくのを感じた。

「ジェレミー…もうイキそう…」

「僕も…あれんといっしょがいいのっ…!!」

「はぁっ…出すよジェレミー…俺ので孕んで…!!」

さらにピストンを早めていく。
乱暴に腰を打ち付けられて僕の脳は蕩けそうだった。
そのまま僕の腰を思い切り何度も叩かれる。

「んぁぁっ…!僕もうだめぇ…!イッちゃう…!あぁぁっ…!!!」

「俺の可愛い性奴隷…叩かれながらイッて!!」

アレンがびゅるびゅると僕の中に出したと同時に僕も果ててしまう。
思い切りアレンに白濁液をかけてしまった。

「イクの止まらない…あれんにかけちゃった…ごめんなさい…ごめんなさい…」

「いいよ、ジェレミーの全部が好きだから…」

ドロドロと溢れ出る僕の白濁液。
僕はまだピクピクと痙攣を続けていた。
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