89 / 104
88 ゆっくり過ごす
しおりを挟む
ぎこちない手つきでアレンのそれにぬるぬると指を滑らせる。
時々アレンの様子を伺いながら僕はひたすらそうしていた。
「あれん…気持ちいい…?」
「上目遣いでそんな事聞いて…ぐちゃぐちゃに犯されたってそれじゃ文句言えないよ?」
「わ…!そんなつもりはなかったのに…!」
僕は反射的にアレンから手を離した。
「嘘だよ大丈夫、続きはベッドでしようね」
僕はアレンにシャワーをゆっくりかけられぬるぬるした石鹸とローションを落とされた。
「ほらジェレミー、シャンプーしてあげるから目を瞑って」
「う…うん…」
アレンはシャコシャコと僕の家の髪を優しく洗う。
流れのままに目を瞑ってアレンにシャンプーされている僕。
「ジェレミー痛くない?」
「うん、気持ちいい…」
「お風呂上がったら乾かしてあげるからね…」
「えへ…たのしみ」
そのまま流して僕は湯船に浸かる。
綺麗な紫色したラベンダーの入浴剤が心地よい。
アレンがシャンプーしてる間に僕は眠ってしまいそうだった。
「ジェレミー寝ちゃだめ…入るよ」
「わ…気持ちよくて寝かけてた」
2人で湯船に浸かる。
狭いけど幸せ。
「ジェレミー俺が近づいてもあんまり逃げなくなったね」
「僕…?」
「うん、前のジェレミーなら多分浴槽の隅でいつ何されるかって怯えてたと思う」
「だって僕いつか殺されると思ってたもん」
「首絞めてる時は割と本気でこのまま絞め殺しちゃおうか考える時はある」
「聞くんじゃなかった…」
「ジェレミーがいつか俺の元から逃げて他の人と結ばれるならいっそこの手で…なんて」
「どこにもいかないよ」
ゆっくりしながらお風呂で話す2人の時間。
アレンは目を瞑りながら話している。
リラックスタイムとは程遠い内容だけど僕の感覚は麻痺し始めているのでこの時間は心底安心するものだった。
そういえばアレンの為に買ったメイド服の事、まだ言ってないや…
「あれん、そういえばね…僕あれんが喜んでくれるかなって思って…その…」
「なに?」
「メイド服…買ったの……別に僕の趣味じゃないよ!!」
目を瞑りながら話していたアレンの目が僕の方に向く。
「ジェレミー熱でもある?自分から喰われに来るなんて…」
「僕あれんのごはんじゃないよ…」
肩を震わせて笑うアレン。
お風呂から上がって僕達は着替えずそのままベッドの上に座った。
アレンがドライヤーを持ってきて僕の髪を優しく梳かしながら乾かす。
それが心地よくて僕は眠ってしまいそうだった。
「ジェレミー寝ちゃだめ…」
「うーん、気持ちよくて…」
「寝たら首絞めちゃうよ」
そう言ってアレンは後ろから腕を使ってぎゅっと絞めてくる。
力強く的確に絞めてきているのになんだか手つきは優しかった。
「けほっ…あれんやめて…僕死んじゃうよ…」
「やめてって声してないでしょ、もっとして欲しい…?」
「あれんのいじわる…」
「ふふ、否定はしないんだ」
アレンは少し嬉しそうだ。
鼻歌交じりに僕の髪を乾かしていた。
時々アレンの様子を伺いながら僕はひたすらそうしていた。
「あれん…気持ちいい…?」
「上目遣いでそんな事聞いて…ぐちゃぐちゃに犯されたってそれじゃ文句言えないよ?」
「わ…!そんなつもりはなかったのに…!」
僕は反射的にアレンから手を離した。
「嘘だよ大丈夫、続きはベッドでしようね」
僕はアレンにシャワーをゆっくりかけられぬるぬるした石鹸とローションを落とされた。
「ほらジェレミー、シャンプーしてあげるから目を瞑って」
「う…うん…」
アレンはシャコシャコと僕の家の髪を優しく洗う。
流れのままに目を瞑ってアレンにシャンプーされている僕。
「ジェレミー痛くない?」
「うん、気持ちいい…」
「お風呂上がったら乾かしてあげるからね…」
「えへ…たのしみ」
そのまま流して僕は湯船に浸かる。
綺麗な紫色したラベンダーの入浴剤が心地よい。
アレンがシャンプーしてる間に僕は眠ってしまいそうだった。
「ジェレミー寝ちゃだめ…入るよ」
「わ…気持ちよくて寝かけてた」
2人で湯船に浸かる。
狭いけど幸せ。
「ジェレミー俺が近づいてもあんまり逃げなくなったね」
「僕…?」
「うん、前のジェレミーなら多分浴槽の隅でいつ何されるかって怯えてたと思う」
「だって僕いつか殺されると思ってたもん」
「首絞めてる時は割と本気でこのまま絞め殺しちゃおうか考える時はある」
「聞くんじゃなかった…」
「ジェレミーがいつか俺の元から逃げて他の人と結ばれるならいっそこの手で…なんて」
「どこにもいかないよ」
ゆっくりしながらお風呂で話す2人の時間。
アレンは目を瞑りながら話している。
リラックスタイムとは程遠い内容だけど僕の感覚は麻痺し始めているのでこの時間は心底安心するものだった。
そういえばアレンの為に買ったメイド服の事、まだ言ってないや…
「あれん、そういえばね…僕あれんが喜んでくれるかなって思って…その…」
「なに?」
「メイド服…買ったの……別に僕の趣味じゃないよ!!」
目を瞑りながら話していたアレンの目が僕の方に向く。
「ジェレミー熱でもある?自分から喰われに来るなんて…」
「僕あれんのごはんじゃないよ…」
肩を震わせて笑うアレン。
お風呂から上がって僕達は着替えずそのままベッドの上に座った。
アレンがドライヤーを持ってきて僕の髪を優しく梳かしながら乾かす。
それが心地よくて僕は眠ってしまいそうだった。
「ジェレミー寝ちゃだめ…」
「うーん、気持ちよくて…」
「寝たら首絞めちゃうよ」
そう言ってアレンは後ろから腕を使ってぎゅっと絞めてくる。
力強く的確に絞めてきているのになんだか手つきは優しかった。
「けほっ…あれんやめて…僕死んじゃうよ…」
「やめてって声してないでしょ、もっとして欲しい…?」
「あれんのいじわる…」
「ふふ、否定はしないんだ」
アレンは少し嬉しそうだ。
鼻歌交じりに僕の髪を乾かしていた。
0
お気に入りに追加
588
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる