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86 この噛み跡と痣は愛

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結局バニーガールとスク水を購入した僕達。
よく考えたら僕は男なんだけど…

抗議しようとした所で僕はアレンと付き合ってる…
前みたいに無理やり一緒にいるんじゃなくて自分の意思でアレンとくっついているのだから何も言えなかった。

そもそもここに一緒に来る前に自分からアレンが喜ぶかと思ってメイド服を買ってるし…

「ジェレミー、ぼんやりして大丈夫?嫌だったら言って良いんだよ…?」

「いつもは嫌って言っても無理やりさせるのに!雨降っちゃうどうしよう…」

「余計な一言を…」
そう言って僕を思い切りくすぐってきた。

そうして終始キャッキャと笑いながらアレンの家に帰ってきた僕達。

「やっぱり僕はあれんのお家が好き…」

「首輪で繋いでずーっと飼ってあげようか?」

「どうせ僕が逃げたらそうするんでしょ…」

「違いないね、こっちおいでジェレミー」

アレンがソファで手招きしているので僕はそのまま隣に座る。

「ふふふ、罠に引っかかったねジェレミー」
そう言って僕の身体をぎゅっと押さえつけて方や首筋を思い切り噛んでくるアレン。

「ひゃぁっ!!痛い離してっ…!!!」

「だーめ、デート中からずっと可愛くて可愛くてもう我慢できないよ…」

「痛い事しないって言ったのにっ…酷い!あれんのばかぁ!」

「今日は優しくするつもりだったけど…ジェレミーが可愛いのが悪いよ…」

そのまま僕の服を捲りあげて体中に噛み跡をつけられる。

「痛い痛い…やめてっ!!ひぎゃぁっ!!」

「アザだらけのジェレミー最高に可愛い…その身体で普段は俺に懐くようになったのがもう俺にとって可愛くて仕方ない…」

「変な事言わないでっ…あれんの事は好きだけど痛いのはやっぱり嫌だよ…」

「んー、嫌がってるのが可愛いの!」

「ひぇっ…」

相変わらず無茶苦茶な事を言うアレン。
でも僕がアレンに懐いてからは酷い脅し方をしなくなった気がする。

「ねえ服脱いじゃおっかジェレミー」

「やだ…また痛い事する…」

「脱がせてあげるよ」

「やめてっ嫌っ!!やだやだやだ!!」

「そんなに暴れないで…もっと痛い事しちゃうよ?」

「やっ…だめ…」

「ちゃんと大人しく出来るね」

「できる…」

「ふふっ、ジェレミー愛してる」
アレンは僕にキスをしてそのままゆっくり僕の服を脱がしてゆく。

あっという間に下着だけにされてしまう。
何度も僕の服を剥いできたアレンにこの作業は造作もないのだろう。

「縛っちゃうね、その手首」

「あれんどうして…」

僕は両手も赤い紐で縛られてしまった。

「その可愛いの腕も脚も全部俺のものだよね…」
そう言ってアレンは再び僕に思い切り歯を立てる。

腕が引きちぎられる程強く噛まれたので僕は思わず叫び声をあげてしまった。

「いやぁぁぁぁっっ!!痛い痛い痛いよぉぉやめてぇぇあれんやだぁぁ!!!」

「苦しいよねえ…でもジェレミーのも勃ってきてるよ…」

「やだぁぁ言わないでっ!痛いっ痛い…!!!」

「やっぱりこういうので興奮しちゃうマゾなんだね…もっと虐めてほしいでしょ」

「そんな事っ…んひゃぁぁっっ!!!」

アレンは僕に話しかけながら腕や脚に容赦なく噛み跡をつけていった。

あっと言う間に僕の身体は痣だらけになりズキズキと痛む。

「抵抗しないでちゃんと大人しくしてたからこの辺にしてあげる、ジェレミー舌出して?」

弱り切った僕は力なくアレンに視線も向けて言う通りにする。

アレンは僕に激しいキスをしてきた。

んっ…んぁっ…!
痛っ…!ぁ…んん…!
くちゅっ…ちゅっ…

時々舌や唇を噛まれたり強く吸われたりするので痛くて目をぎゅっと閉じて耐えていた。

しかし優しい手つきで恋人繋ぎをしてくるアレンに僕の脳内はだんだんと溶かされてゆくのだった。
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