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78 前も後ろも

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「あれん…いじわるしないで…」
ぐったりとうなだれたまま呟く。

一瞬それに気づいてアレンの手の動きが止まるがどういう表情をしているか確認する元気も今の僕にはもう残っていなかった。

「大丈夫、ちゃんと愛してるよ」
アレンはそう言うと僕の身体をぎゅっと抱き締める。

「僕も…」
力なくそう呟いて僕はアレンに再び身を委ねた。

「ふふ…そう言えば言わせようと思ったセリフも言えず終いだったね?このままお仕置きもたっぷりしてあげるからね…」

「あれん…僕もう帰りたい…ひぐっ…」

「泣かないで…ジェレミーこっち向いて舌出して」

僕は半泣きでアレンの方を向く。
結局僕はアレンの事が好きなので従ってしまうのだ。

アレンは僕の頭を後ろから抱えるようにして激しく僕の口内に舌を入れて掻き回してきた。

んやぁっ…
んっ…んぅ…あれ…ん…
んちゅっ…ちゅ…

今のアレンの目は獣みたいにギラギラと光ってる。
愛し合うなんて生易しいものじゃなく…なんというか今の僕は捕食されている気分。

「っはぁ…ジェレミー…好き…」

「あれん…僕怖い…」

「怖がらないで、これからずーっと一緒なんだから…」

アレンは脅すように低い声で僕に言う。
僕は怖くなって身体が震え始めた。

「お仕置きの前に電動ブジー使ってみよ?」

「僕それ知らない…ぶじーって何…怖いよ…」

「これ、尿道に入れてね」
アレンがさっきのプラグよりも長い棒状のものを出してきた。
シリコンで覆われていてスイッチが付いている。

「ひぇ…こんな長いの入らない…」

「大丈夫、今度は乱暴にしないから」

「ほんと…?」

「本当、それじゃキスしよ?」

「うん…」
僕は再び素直にアレンの方を向く。
素直な僕の反応にアレンはちょっと嬉しそうだった。

優しくゆっくり僕にキスを落とすアレン。

先程の乱暴なキスとは違いゆっくりと味わうように優しく舌を這わせるようなキスだった。

んっ…んちゅっ…

ぎゅっと抱きしめながら頭を撫でられそんなキスをされるので僕の脳はまた蕩けそうになってしまう…

「あんまり抵抗しなかったね、嬉しいよ…落ち着いた?」

「うん…僕優しいのは好き…」

「そっか、それじゃ入れるからね…」

「まって…僕ぜったい逃げないし大人しくアレンの言う事ちゃんと聞くから拘束外して欲しいの…」

「どうして?凄く似合ってて可愛いのに」

「絶対逃げないから…お願い…」

「可愛いね…でもダメだよ、ジェレミーが泣いちゃうかもしれないような俺のしたいプレイがまだ沢山残ってる。外せばきっと泣きながら逃げちゃうから」

そう言いながら僕の髪を愛おしそうに撫でるアレン。
そのまま僕のそれにブジーをゆっくり挿入してきた。

「うっ…うぅぅ…気持ち悪い…よ…」

「ここからは慣らされてない所だからまだ痛いかも?」

「あっ…!!!痛い…!!!痛い痛い…!!!」

「大丈夫これで天国見せてあげるから」
そのままアレンはブジーのスイッチをオンにした。

「ふわぁぁっっ…?!?!まって…!!まってまって!!僕こんなの知らないっっ…!!やだ!!やだやだ抜いてっ…!!!」

「ほら暴れない…イク時はちゃんと言ってね」

「まって僕っ…!!あぁっ…!!もう…イッちゃ…!!!んぁぁぁぁっ…!!!」

「もうイッたの…?早い、まだ俺のをジェレミーに入れてないのに先にイクなんて…お仕置しなきゃね」

「んゃっ…!!ごめんなさっ…!!ごめんなさいっ…!!!謝るっから…!!!だから…!!止めてぇぇぇぇ!!!!」

「それじゃジェレミー、俺の入れるよ」

「ひやぁぁぁっ乱暴にしないって言ったのにぃぃぃ…!!!」

「だってジェレミーが可愛いのが悪い、存在自体が俺を誘惑してる」

そのままアレンは両手を繋がれた僕の中にアレンのモノを挿入してきた。

「前と後ろ両方はだめぇっ…!!!死んじゃうよぉおおお!!!」

「あぁっ…!ジェレミー気持ちいいよ…!愛してるっ!!」

「またイッちゃう…!!あれん…!!あれん…!!!」

「はぁ…ジェレミー…世界一可愛い…俺もずっと我慢してたから…一緒に絶頂迎えて気持ちよくなろっか」

「あぁぁっ…!!もうダメぇイっちゃうぁぁああああ…!!!!」

「うっ…俺も…ジェレミー愛してるよ…!俺の事好き?」

「あれん…すきっ…すき!!!大好きっ…!!ずっと一緒がいいのぉっ…!!あぁぁっ…!!!」

「一生離さないからね…はぁ…」

僕は激しくアレンにキスをされそのまま僕達は一緒に絶頂を迎えた。
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