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51 初めて僕から
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「ジェレミーおきて」
アレンが僕をゆすって気絶から意識を戻す。
いきなり首を絞めて来たアレンが怖い…
「ひぁっ…!!やだっ…痛いのやだっ…!!」
「逃げないでジェレミー」
「やだぁっ…どうしてっ…」
また痛い事されて犯される。
アレンには力でも勝てない事も逃げ場がない事も分かってる。
それなのにあんな姿を見られてしまって何も言えない僕。
涙がぽろぽろと溢れてくる。
「ジェレミー、泣かないで?もうしないから」
「うっ…うぅっ…ひぐっ…」
「ジェレミーごめんね…」
「うぅっ…あれん…」
「ジェレミー…」
僕をぎゅっと抱きしめるアレンの体温は暖かくて心地が良かった。
「約束通り今日はもう何もしないから…俺のベッドで一緒に寝てくれないかな?」
「わかっ…た……ひっぐ…」
「素直ないい子は好き」
トントンとベッドを手で叩きおいでの合図をしながら布団を被るアレン。
僕もゆっくりそこに潜り込んだ。
「ジェレミー…ぎゅってしてもいい?」
「うん…」
そっとアレンが後ろから僕を抱きしめてくる。
一瞬ビクッとしてしまうが構わずアレンは僕にピッタリくっついてきた。
「ジェレミーおやすみ…好きだよ…」
「おやすみ…あれん…」
そのままアレンは僕に手を出す事も無く寝息を立て始めた。
「あれん…ねたの…?」
「すぅ…すぅ……」
「あれん…」
ふとアレンの寝顔に目をやりながら考える。
アレンのシャツを抱きかかえながらの僕のあんな姿を見たのに特別笑ったりはしなかった…
いつもアレンは僕に好きとか愛してるとか言うけれど、僕は何も答えた試しがない…
アレンに酷いことしてるの、僕かもしれない…
ぐるぐると考えを巡らせ自己嫌悪に陥る。
でも寝ているアレンになら何だって言える。
届かないのでは意味が無いかもしれないけれどそれでも…
「あれん…いつも答えられなくてごめんね。僕もあれんの事…好きだよ」
すやすやと幸せそうな表情で眠るアレン。
何だかとても愛おしく思えた。
思えば旅行も今日の料理もアレンが用意してくれたのに僕は何も返せてない…
こんなのお返しにもならないかもしれないけど…
僕は眠ったままのアレンにキスをした。
ぎこちなくゆっくりアレンの口内に舌を入れる。
ぬるりとした感触が僕の肌を泡立たせる…
うっ…んぅ…
アレンが微かに声を出す…
こういうアレンを見るのは初めてで少しドキドキしてしまう。
そのまま僕は舌を絡ませながらアレンの下着に手をやり硬くなったそれをさすった。
んっ…ぅ…
ぴちゃぴちゃとキスの音が響く…
アレンと違って僕は下手かもしれないと心配になった。
アレンの声が色っぽい…
僕自身更にドキドキして身体が変に熱くなるのを感じた。
「あれん…すき…ずっといっしょにいて…」
今の僕は頬が完全に紅潮しきって目がトロッとしている…
アレンには絶対見られたくない表情だけど、なんとなく今の僕を見て欲しいような気もした。
見られるか見られないかの瀬戸際でドキドキしている僕は完全に悪趣味だと思う。
でも…アレンの変なSM趣味よりはいいと自分に言い聞かせた。
アレンが僕をゆすって気絶から意識を戻す。
いきなり首を絞めて来たアレンが怖い…
「ひぁっ…!!やだっ…痛いのやだっ…!!」
「逃げないでジェレミー」
「やだぁっ…どうしてっ…」
また痛い事されて犯される。
アレンには力でも勝てない事も逃げ場がない事も分かってる。
それなのにあんな姿を見られてしまって何も言えない僕。
涙がぽろぽろと溢れてくる。
「ジェレミー、泣かないで?もうしないから」
「うっ…うぅっ…ひぐっ…」
「ジェレミーごめんね…」
「うぅっ…あれん…」
「ジェレミー…」
僕をぎゅっと抱きしめるアレンの体温は暖かくて心地が良かった。
「約束通り今日はもう何もしないから…俺のベッドで一緒に寝てくれないかな?」
「わかっ…た……ひっぐ…」
「素直ないい子は好き」
トントンとベッドを手で叩きおいでの合図をしながら布団を被るアレン。
僕もゆっくりそこに潜り込んだ。
「ジェレミー…ぎゅってしてもいい?」
「うん…」
そっとアレンが後ろから僕を抱きしめてくる。
一瞬ビクッとしてしまうが構わずアレンは僕にピッタリくっついてきた。
「ジェレミーおやすみ…好きだよ…」
「おやすみ…あれん…」
そのままアレンは僕に手を出す事も無く寝息を立て始めた。
「あれん…ねたの…?」
「すぅ…すぅ……」
「あれん…」
ふとアレンの寝顔に目をやりながら考える。
アレンのシャツを抱きかかえながらの僕のあんな姿を見たのに特別笑ったりはしなかった…
いつもアレンは僕に好きとか愛してるとか言うけれど、僕は何も答えた試しがない…
アレンに酷いことしてるの、僕かもしれない…
ぐるぐると考えを巡らせ自己嫌悪に陥る。
でも寝ているアレンになら何だって言える。
届かないのでは意味が無いかもしれないけれどそれでも…
「あれん…いつも答えられなくてごめんね。僕もあれんの事…好きだよ」
すやすやと幸せそうな表情で眠るアレン。
何だかとても愛おしく思えた。
思えば旅行も今日の料理もアレンが用意してくれたのに僕は何も返せてない…
こんなのお返しにもならないかもしれないけど…
僕は眠ったままのアレンにキスをした。
ぎこちなくゆっくりアレンの口内に舌を入れる。
ぬるりとした感触が僕の肌を泡立たせる…
うっ…んぅ…
アレンが微かに声を出す…
こういうアレンを見るのは初めてで少しドキドキしてしまう。
そのまま僕は舌を絡ませながらアレンの下着に手をやり硬くなったそれをさすった。
んっ…ぅ…
ぴちゃぴちゃとキスの音が響く…
アレンと違って僕は下手かもしれないと心配になった。
アレンの声が色っぽい…
僕自身更にドキドキして身体が変に熱くなるのを感じた。
「あれん…すき…ずっといっしょにいて…」
今の僕は頬が完全に紅潮しきって目がトロッとしている…
アレンには絶対見られたくない表情だけど、なんとなく今の僕を見て欲しいような気もした。
見られるか見られないかの瀬戸際でドキドキしている僕は完全に悪趣味だと思う。
でも…アレンの変なSM趣味よりはいいと自分に言い聞かせた。
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