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44 拘束を外して欲しくて

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「ジェレミー…俺は今すごく幸せだよ」

そう言って僕の下着に手をかける。
下着越しのアレンの指の感覚に身体が反応してしまう…

「ひゃぁ…あれん…」

「気持ちいい?」

「ふぁっ…そんな…こと…んんっ」

「もう、そうやって逃げる…素直になるまで縛ってあげるから」

アレンが荷物から赤い紐を取り出し僕を起こす。
そして逃げようとする僕をぎゅっと抱きかかえながら素早く後ろで両腕を縛った。

「こんなのっ…あれん…やだ助けて…」

「痛いことはしないから、恋人ごっこの続きしよっか」

そのまま僕の下着は脱がされて肌が露になる。
拒絶する僕の心とは裏腹に僕のそれは涎を垂らしてアレンを欲して待っている…

「ジェレミー、やっぱり俺としたいでしょ」

「やだやだ…そんなこと…!アレンが触るからこんなになってるだけで…ひゃぅっ?!」

突然ぬるりとした感触が僕の秘部の先端を駆ける。
先走ったジェレミーの汁を指で絡めてアレンが扱いていた。

「やっ…やだぁっ…っひぁっ…!!」

「俺を拒絶してたら縛った縄はずっと外してあげないよ…?」

「そんなっ…んぁっ…!はずしてよっ…あぁっ…!」

「じゃあ死ぬ気で必死に俺を求めて、恋人同士みたいにイチャイチャしながらセックスしようね」

甘く蕩けるような優しい声で囁くアレン。
でもその瞳はギラギラと獲物を狩る寸前の獣のように鋭く僕の体を硬直させるには十分だった。

「ひぅっ…わかった…あれん…」

「よしよしいい子、それじゃ大人しく俺に食べられよっか…」

そう言ってアレンは鞄からまた何かを取りだし僕の首にかけた。
ジャラジャラと冷たいチェーンが僕の肌に当たる。

「やっ…これ首輪…?!」

「そう、似合ってるよ。可愛いよジェレミー!」
猫なで声で僕に声をかけてくるが、思い切り乱暴にグイッとリードを引っ張り僕を引き寄せる。

バランスを崩しアレンにもたれかかった所で今度はリードではなく首輪自体を持ち上げられそのまま口内に舌を捩じ込まれた。

ひっ…あれん痛っ…!!んっ…んぅ…
んぁっ…ちゅっ…くちゅっ…

こうなるとアレンは歯止めが聞かなくなるのを知っているので途端に恐怖心が呼び覚まされる。

だんだん恐怖で身体が震えてくるけれど、ここで拒絶したら全部外してもらえなくなってしまう…

身体を震わせ涙目になりながらもアレンの舌を必死で求めるように迎え入れた。

んっ…くちゅっ…んぅ…
ちゅっ…ちゅっ……

唾液のピチャピチャとした音とお互いの吐息が部屋に反響する。


「縛られてる上に首輪で繋がれるジェレミー、可愛いよ…でも震えながら泣いて、俺とするのがそんなに嫌?」

「うぅっ…そんなこと…うぐっ…僕…あれんと一緒でしあわせ…ひっぐ…」
泣きながら無理やり笑顔を作る僕。
自分でも本心が分からなくなってくる。

「俺もジェレミーと一緒で幸せ…死ぬまでずっと俺の奴隷にしてあげるからね」

「うん……っ!!ひぐっ…僕うれしい…うぅっ…」

すすり泣く僕の頭を撫でながら舌で涙を拭うアレン。
逃げたいのを必死に我慢して僕は震えながらぎゅっと目を瞑り耐えていた。
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