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36 淫らで優しい時間

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「もぉやだっ…あれん…やめて……」

「今までもイヤイヤ言いながら結局ロイドにちょっかい出された時に俺の名前を呼んだでしょ!」

「そうだけど…痛いのは嫌だよ…うぅ…」
体育座りでうずくまり顔を伏せる僕。
痛くて暫く動けなかったので逃げる力はもう残っていなかった。

「僕ね…痛い事じゃなくてもっとあれんと仲良く…したいの…。もっと恋人同士みたいに優しいえっち…したい…」

「……!!!」

さすが規定量を軽く超えた媚薬、あれだけの事をされても僕の思考をいとも簡単に壊してしまう。
もうどうにでもなれ!!!

「だめかな、あれん…」
勇気を出して絞った言葉、自分でも恥ずかしくて下を向きながら赤面してしまう。

「ジェレミーこれ…俺は言わせてないからね…?もう戻れなくてもいいの?」

「うん、お薬ですごく辛いから…治してほしいの、あれんじゃなきゃ嫌…」
僕は擦り寄るようにアレンの首に両手を回す。

そうして求めるようにアレンにキスをする。
ゆっくりとアレンの口の中に舌を滑り込ませる。
もっとアレンが欲しい…

「んっ…あれん…すき……」

「ジェレミー…やっと俺のものになってくれたんだね…」

そう言ってまた求めるようにアレンの口内に舌を絡ませる。
ぬるぬるとした感触が心地よくて僕のそれはまたピクリと反応してしまう。

「ね…アレン…いれてほしい…の…」

「うんうん、いくらでもしてあげるよ。媚薬が切れてもこのままで居てくれたらいいのに…」

嬉しそうだけれど何処か寂しげなアレン。
ズボンのベルトを外してアレンも自分のそれを露わにする。

「ジェレミー…これが媚薬のせいで出来上がった偽物の感情でも俺は今すごく幸せ」

「えへ…そうなの?」

本当にこれは普通の媚薬だろうか?
媚薬以上に天にも登るような心地良さ、アレンと一緒に言葉を交わすだけで多幸感が押し寄せてくる。

「ジェレミー…俺の少しだけ咥えて?」
珍しくアレンが照れながら優しく笑う。
僕もニコッと笑いながらゆっくりと頷いた。

「あのね、同じ明日が来なかったとしても今日の僕は一生あれんの事大好きだよ…だからお薬が切れても僕に意地悪しないでね」

「大丈夫、俺も大好きだから…。咥える前に先っぽにキスしてよ?俺とジェレミーとの誓いのキスだよ」

にへらと笑う僕、正気の時に聞いたら寒気すらしたであろうセリフを今の僕は簡単に受け入れる。
そして言われた通りに僕はちゅっとキスをしてから咥え込んだ。

ちゅぷっ…んちゅ…
じゅぽ…じゅぽ…

「ああ…ジェレミー上手だよ…っはぁ…」

咥えたまま上目遣いでアレンを見ると、充たされたようなため息をしながら色っぽい表情をしている…

一度睨まれたら途端に動けなくなるような鋭い眼光を放つ目と、ふわりと紅く染まった頬のコントラストが美しいとさえ思えた。

「そろそろ…ジェレミーも欲しいよね?入れてあげるから四つん這いになれる?」

言う通りにする僕。
ドキドキしてアレンにも聞こえそうなのが少し不安だった。

「こ…こんな感じでいい…かな??」

「うん、いいよ完璧…」

そう言うと僕の太ももをガッチリ掴んでいきなり僕の秘部を舐めてきた。
蕾をえぐるように舌を這わせてくる。

ひゃぁっ…?!!
そこっ…!!だめぇ…!きたないよぉっ…!!
んぁっ…あぁっ…!!

ピチャピチャと淫らな音を立てて責め続けるアレン。
腕に力が入らずへたり込むが太ももをガッチリと掴まれている為お尻だけを突き出したような体制になる。

「ジェレミーのエッチな姿…かわいい!もっと喘いでっ!もっと俺の名前を呼んで!!」

「んやぁっ…あっ…あれんっ…!!ひぅっ…!!」

「もっと…!!」

「あれんぅっ…!!!」

「はぁ…可愛い俺の性奴隷ちゃん……女だったら孕むまでずっとずっと犯してたのに。2人で子供が出来たらずっと幸せに暮らせるのに」

だんだん僕の頭がボーッとしてくる…
たった今アレンが言っていた事も途切れ途切れにしか頭に入って来なかった。
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