35 / 104
34 ベッドの上に誘われて
しおりを挟む
不意に腕を掴まれて焦る僕。
アレン…怒ってるかな?
僕は思わずギュッと目を瞑って身構えてしまう。
「ジェレミー…」
「な、なあに?あはは…」
何を言われるのか怖いので咄嗟に笑って誤魔化す。
「ははっ」
アレンも笑いながら僕をふわっと抱きしめる。
でもいつもみたいに無理矢理押さえつけるような抱擁ではなかった。
怒ってないみたい…
「ジェレミー、ベッドにおいで…」
僕をぎゅっとしたまま優しくベッドに連れて行きゆっくりと押し倒す。
「あの…アレンまだ酔いがさめてないでしょ?このまま寝た方がいいんじゃない…?」
「うん…ジェレミーと寝るよ…」
うっとりしながら僕の髪に顔を埋めるアレン。
さながら飼い猫が甘える様子そのものだ…
「ジェレミー、助けてって言う時に俺の名前を呼んで俺を求めてくれたね」
「それは…だってアレンしかその場に…」
「ジェレミー…俺とならできる?」
「………」
何を言えばいいか分からずアレンの目を見ながら黙ってしまう。
でも…アレンと密着しているとだんだん脈拍が上がり身体が熱くなってくる…
呼吸が乱れ始める僕にすかさず気づくアレン。
「酒…じゃないでしょ。ロイドに媚薬でも飲まされた?」
「うん……どうしよう…」
「抵抗しない?しないなら媚薬飲まされたままじゃ辛いでしょ?楽にしてあげるよ…」
そう言って僕の髪をアレンはふわっと撫でた。
それだけで身体がビクッとしてしまい、僕のそれはアレンを求めるように硬さを増してゆく。
「あれん…本当にどうしよう……僕の身体がおかしい…」
「うんうん…大丈夫。治してあげるから俺の名前を呼んで…?」
「うぅ………あれん…」
「良い子、よくできました」
アレンは小さい子をあやすような声で僕にそう言うと頭を撫でながらゆっくりとキスをしてきた。
いつもと違う優しいキス、僕は脳まで蕩けそうになる。
「あれんっ…僕どうなっちゃうの…?」
滅茶苦茶に犯されるであろう恐怖心と少しの期待が入り交じり自分でもこの感情が分からない…
「不安がらないで、今日は縛ってないでしょ?逃げるなら今のうちだよ…」
「逃げたいけど…おくすり効いて辛いのっ…あれん…助けて…」
心拍数が上がりアレンに聞こえそうな程にドキドキしてしまう。
嫌なのに…薬のせいで身体がアレンを欲しがっている。
「はぁ…可愛い…舌入れていい?」
「えぇっ…そんな…!」
「いいよね…ジェレミー?」
「そんなっ…僕いまの薬が効いてる時にそんな事したら死んじゃうからヤダ…」
パシッ…!!
鋭い音が部屋に響き僕の頬が平手で打たれて痛む。
「返事は…はい、でしょ…?」
ドロドロに溶かすようにやさしかった先程のアレンの目つきが変わり鋭く僕を睨む。
「は…はいっ…!!」
「うん、いい子だね…今日はいつも以上に楽しい事いっぱいしようね…」
猫なで声で僕に向ける笑顔、目が笑っていないので背筋がゾワッとする。
僕の両手首を、アレンの爪が食い込む位力強く掴まれて押さえつけられる。
そして僕の口の中にゆっくり舌を入れて来た。
「っはぁ…ジェレミーの唾液…美味しいよ…」
「まって…僕やっぱり怖い……」
「逆らったらお仕置きだよ、俺に大人しくキスされるかもっと酷い事されるか選んで」
「怖いのやだぁ…!!」
「じゃあ可愛く自分からねだって」
「っ…!!?」
「ふふ、嫌ならいいけど?」
「ひぇっ!!あれんっ…ちゅーしよ…」
脅しに負けて僕は必死に両手を伸ばしてアレンにキスをせがむ。
くちゅっ…んっ…ちゅ…ふぁっ…
んぅっ…んんっ…
頬が、身体が、火照って脳が溶けそうになる。
キスだけで気持ちよくなってしまう…
ロイくんにあらかじめ大量に飲まされていた媚薬の効果が僕をだんだん狂わせていくのだった。
アレン…怒ってるかな?
僕は思わずギュッと目を瞑って身構えてしまう。
「ジェレミー…」
「な、なあに?あはは…」
何を言われるのか怖いので咄嗟に笑って誤魔化す。
「ははっ」
アレンも笑いながら僕をふわっと抱きしめる。
でもいつもみたいに無理矢理押さえつけるような抱擁ではなかった。
怒ってないみたい…
「ジェレミー、ベッドにおいで…」
僕をぎゅっとしたまま優しくベッドに連れて行きゆっくりと押し倒す。
「あの…アレンまだ酔いがさめてないでしょ?このまま寝た方がいいんじゃない…?」
「うん…ジェレミーと寝るよ…」
うっとりしながら僕の髪に顔を埋めるアレン。
さながら飼い猫が甘える様子そのものだ…
「ジェレミー、助けてって言う時に俺の名前を呼んで俺を求めてくれたね」
「それは…だってアレンしかその場に…」
「ジェレミー…俺とならできる?」
「………」
何を言えばいいか分からずアレンの目を見ながら黙ってしまう。
でも…アレンと密着しているとだんだん脈拍が上がり身体が熱くなってくる…
呼吸が乱れ始める僕にすかさず気づくアレン。
「酒…じゃないでしょ。ロイドに媚薬でも飲まされた?」
「うん……どうしよう…」
「抵抗しない?しないなら媚薬飲まされたままじゃ辛いでしょ?楽にしてあげるよ…」
そう言って僕の髪をアレンはふわっと撫でた。
それだけで身体がビクッとしてしまい、僕のそれはアレンを求めるように硬さを増してゆく。
「あれん…本当にどうしよう……僕の身体がおかしい…」
「うんうん…大丈夫。治してあげるから俺の名前を呼んで…?」
「うぅ………あれん…」
「良い子、よくできました」
アレンは小さい子をあやすような声で僕にそう言うと頭を撫でながらゆっくりとキスをしてきた。
いつもと違う優しいキス、僕は脳まで蕩けそうになる。
「あれんっ…僕どうなっちゃうの…?」
滅茶苦茶に犯されるであろう恐怖心と少しの期待が入り交じり自分でもこの感情が分からない…
「不安がらないで、今日は縛ってないでしょ?逃げるなら今のうちだよ…」
「逃げたいけど…おくすり効いて辛いのっ…あれん…助けて…」
心拍数が上がりアレンに聞こえそうな程にドキドキしてしまう。
嫌なのに…薬のせいで身体がアレンを欲しがっている。
「はぁ…可愛い…舌入れていい?」
「えぇっ…そんな…!」
「いいよね…ジェレミー?」
「そんなっ…僕いまの薬が効いてる時にそんな事したら死んじゃうからヤダ…」
パシッ…!!
鋭い音が部屋に響き僕の頬が平手で打たれて痛む。
「返事は…はい、でしょ…?」
ドロドロに溶かすようにやさしかった先程のアレンの目つきが変わり鋭く僕を睨む。
「は…はいっ…!!」
「うん、いい子だね…今日はいつも以上に楽しい事いっぱいしようね…」
猫なで声で僕に向ける笑顔、目が笑っていないので背筋がゾワッとする。
僕の両手首を、アレンの爪が食い込む位力強く掴まれて押さえつけられる。
そして僕の口の中にゆっくり舌を入れて来た。
「っはぁ…ジェレミーの唾液…美味しいよ…」
「まって…僕やっぱり怖い……」
「逆らったらお仕置きだよ、俺に大人しくキスされるかもっと酷い事されるか選んで」
「怖いのやだぁ…!!」
「じゃあ可愛く自分からねだって」
「っ…!!?」
「ふふ、嫌ならいいけど?」
「ひぇっ!!あれんっ…ちゅーしよ…」
脅しに負けて僕は必死に両手を伸ばしてアレンにキスをせがむ。
くちゅっ…んっ…ちゅ…ふぁっ…
んぅっ…んんっ…
頬が、身体が、火照って脳が溶けそうになる。
キスだけで気持ちよくなってしまう…
ロイくんにあらかじめ大量に飲まされていた媚薬の効果が僕をだんだん狂わせていくのだった。
0
お気に入りに追加
588
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる