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18 シーツの海で溺れて
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ゆっくりと僕のベッドに行く。
僕の手首を優しく掴んでアレンはベッドに沈む。
手首を掴まれていたので僕も一緒に沈んでいった。
ちょうどアレンが下で僕が覆い被さる様な形。
「大丈夫、これならいいでしょ?」
アレン…僕に笑いかけてくれるのに目が笑ってない気がする…気のせいだろうか?
でもこの状況あまり気に留めてる余裕はないかも。
恐る恐る僕はアレンの唇に近づく。
………
「…っ!やっぱり僕からなんて無理っ…!!」
「どうして?俺が下でも怖い?俺からする?」
頷けば最後までされるのが目に見えているので首を慌てて横に振る。
覚悟を決める事にした。
「アレン…その、恥ずかしいから目を閉じてて欲しい……」
「ジェレミー…!!」
ぱっと明るくなるアレンの表情。
そしてアレンはそっと目を閉じ優しく僕の腰に手を回す。
こうしていつも黙ってたらイケメンなのに…
ちゅっ…
そっとキスをする。
僕からするのなんて初めてだからこの後どうすればいいのか内心とても困っているし恥ずかしい…
「えっと……」
「ジェレミー、上手」
うっとりした顔ですこし笑うアレン。
「でももっとこうじゃなきゃ!!」
僕をいきなりぎゅっと抱き寄せてアレンからキスをする。
さっきの優しさはどこ行ったの…?!
乱暴に舌を突っ込み逃げる僕の舌を追い回しては味わってゆく。
んふぁっ…!?
やっ…んぅっ…ちゅっ…
僕の嬌声とシーツの擦れる音、そして淫らな水音が反響する。
そうして僕を下から抱きかかえたまま片方の手で僕のベルトをカチカチと外し始める。
ふぁっ…あれんっ…?んぅっ…!!
動揺する僕の口内をアレンは容赦なく犯し続ける。
逃げようとするにもアレンの片手は器用に僕の頭を離れないよう押さえつけている。
時々その手で頭を撫でるような動作をすると僕の身体がたちまちゾクゾクとしてしまう。
ぴちゃぴちゃと舌で僕の口の中を掻き乱されて脳が痺れるような溶けるような感覚に陥ってしまう…
苦しくて意識を失いそうになりようやくキスから開放される…
「ふわぁ…あれん…っ…!優しくするっていったのにっ…うぅっ…」
「不用心に人を家に上げるとこうなるよ。でも今日のたった今この一瞬だけは恋人同士ってさっき言ったでしょ?明日にはまた戻っちゃうんだし…痛いことしないから仲良くしようよ」
意識を失いかけてトロリとした僕の瞳を覗き込むアレン。
そのまま僕の頬を優しく撫でる。
「僕が…どうせ拒絶しても逃がしてくれないでしょ…」
こうなる事くらいちょっと考えていたら分かった筈なのに…
自分がどうしようもなく惨めに思えて思わず下を向いて涙が出る。
「逃がさないしどこに行っても追い回すね、閉じ込めるかもしれないね。だけど俺はジェレミーのちょっとだけ僕に気を許したような表情が見たかったの」
ニコニコと話すアレン…でもどこか少し悲しげな目にも見えた。
はぁ…と憂いを秘めた溜息をつき続けてアレンは話し始める。
「でもそんな表情も見られなくなっちゃったね、俺はどんなジェレミーも大好き。僕に好きって言わされて戸惑ってるジェレミーも、無理やり犯されて泣いてるジェレミーも、酷い事されて恐怖に震えるジェレミーも全部大好き。どこにも行かせないから」
そう言ってアレンはぎゅっと僕を抱きしめる。
「ひぇっ…!!アレン…?!」
酷い事されると思ったので身を守るように目をぎゅっと閉じて下を向く。
しかしアレンは暫く僕の事を抱きしめ続けたまま何もしなかった。
僕の手首を優しく掴んでアレンはベッドに沈む。
手首を掴まれていたので僕も一緒に沈んでいった。
ちょうどアレンが下で僕が覆い被さる様な形。
「大丈夫、これならいいでしょ?」
アレン…僕に笑いかけてくれるのに目が笑ってない気がする…気のせいだろうか?
でもこの状況あまり気に留めてる余裕はないかも。
恐る恐る僕はアレンの唇に近づく。
………
「…っ!やっぱり僕からなんて無理っ…!!」
「どうして?俺が下でも怖い?俺からする?」
頷けば最後までされるのが目に見えているので首を慌てて横に振る。
覚悟を決める事にした。
「アレン…その、恥ずかしいから目を閉じてて欲しい……」
「ジェレミー…!!」
ぱっと明るくなるアレンの表情。
そしてアレンはそっと目を閉じ優しく僕の腰に手を回す。
こうしていつも黙ってたらイケメンなのに…
ちゅっ…
そっとキスをする。
僕からするのなんて初めてだからこの後どうすればいいのか内心とても困っているし恥ずかしい…
「えっと……」
「ジェレミー、上手」
うっとりした顔ですこし笑うアレン。
「でももっとこうじゃなきゃ!!」
僕をいきなりぎゅっと抱き寄せてアレンからキスをする。
さっきの優しさはどこ行ったの…?!
乱暴に舌を突っ込み逃げる僕の舌を追い回しては味わってゆく。
んふぁっ…!?
やっ…んぅっ…ちゅっ…
僕の嬌声とシーツの擦れる音、そして淫らな水音が反響する。
そうして僕を下から抱きかかえたまま片方の手で僕のベルトをカチカチと外し始める。
ふぁっ…あれんっ…?んぅっ…!!
動揺する僕の口内をアレンは容赦なく犯し続ける。
逃げようとするにもアレンの片手は器用に僕の頭を離れないよう押さえつけている。
時々その手で頭を撫でるような動作をすると僕の身体がたちまちゾクゾクとしてしまう。
ぴちゃぴちゃと舌で僕の口の中を掻き乱されて脳が痺れるような溶けるような感覚に陥ってしまう…
苦しくて意識を失いそうになりようやくキスから開放される…
「ふわぁ…あれん…っ…!優しくするっていったのにっ…うぅっ…」
「不用心に人を家に上げるとこうなるよ。でも今日のたった今この一瞬だけは恋人同士ってさっき言ったでしょ?明日にはまた戻っちゃうんだし…痛いことしないから仲良くしようよ」
意識を失いかけてトロリとした僕の瞳を覗き込むアレン。
そのまま僕の頬を優しく撫でる。
「僕が…どうせ拒絶しても逃がしてくれないでしょ…」
こうなる事くらいちょっと考えていたら分かった筈なのに…
自分がどうしようもなく惨めに思えて思わず下を向いて涙が出る。
「逃がさないしどこに行っても追い回すね、閉じ込めるかもしれないね。だけど俺はジェレミーのちょっとだけ僕に気を許したような表情が見たかったの」
ニコニコと話すアレン…でもどこか少し悲しげな目にも見えた。
はぁ…と憂いを秘めた溜息をつき続けてアレンは話し始める。
「でもそんな表情も見られなくなっちゃったね、俺はどんなジェレミーも大好き。僕に好きって言わされて戸惑ってるジェレミーも、無理やり犯されて泣いてるジェレミーも、酷い事されて恐怖に震えるジェレミーも全部大好き。どこにも行かせないから」
そう言ってアレンはぎゅっと僕を抱きしめる。
「ひぇっ…!!アレン…?!」
酷い事されると思ったので身を守るように目をぎゅっと閉じて下を向く。
しかしアレンは暫く僕の事を抱きしめ続けたまま何もしなかった。
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